続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「牛焼ジョニー」【池袋】

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◆「牛焼ジョニー」【池袋】

 ◎「ハラミステーキ(120グラム)」七〇〇円

 …昨日。
  毎日毎日、辛く厳しい日々が続いており、僕の中で転換期を迎えているのだろうな。
  寝起きの悪い中を起き、身支度を整え、満員電車に詰め込まれ、仕事と言う名の戦場に行けば、
  今週は一度足りとて、定刻通りに到着した例が無く、其れもストレスの種と成る。
  混雑の影響で、毎日遅延する電車って何だろう…。
  どうせ、時間通りに着かないのだから、初めから時刻表を変えれば良いのでは。
  池袋駅に普通であれば三十二分で到着するのに、毎日四十五分は掛かるって一体…。
  やっとこさっとこ着き、其の儘、仕事に雪崩れ込む。
  一〇時からは上司との評価面談で、こてんぱんに打ちのめされ、死にたくなる…。
  矢張り、向いていないのだろうか。
  ガックリと項垂れ、溜息を吐き、気付けば十二時半。
  午後から新宿に行かねば成らず、気分が塞ぎ勝ちだから食事を抜いては身体が持たないので、
  気は進まないが、雪が降り続く中、傘も差さずに池袋の街を彷徨う。
  何を食べようかと言う暢気な考えには及ばないわね…。
  正直、何でも宜しい。
  当て所無く、虚ろな状態で、抜け殻の様に歩く。
  いっその事、簡単に牛丼で済まそうとも考えたが、何と無く、気が乗らない。
  此の辺り、こんな状況にも拘らず、根っからの腕白なので、心が許さないのだろう。
  ふと、以前に通り掛かり、何度か訪れた事の有る「バラ焼きジョニー」の店頭に、
  「ハラミステーキ」と言う幟が出ていたのを思い出し、二〇一〇年八月十七日以来の訪店。
  地味に屋号が「牛焼ジョニー」に変更されているが、抑、ジョニーって誰だ?
  大倉か?黒木か?伝言を残すのか?
  其れは兎も角、店内に入り、券売機で「ハラミステーキ」の食券を購入する。
  気分も冴えないので、「120グラム」の小さい方にする。
  独りぼっちなので、カウンター席に座る様に促され、奥の方に陣取る。
  食券を手渡すと、御飯大盛り、野菜大盛り、大蒜増しが無料で出来ると言う。
  同じ建物の隣りに在る「麺処 花田」然り、「ラーメン 二郎」化が彼方此方で進んでいる…。
  野菜大盛りだけを御願いし、薄ぼんやりと出来上がりを待つ。
  目の前が厨房で、目と鼻の先で火柱が上がり、眉毛が焼けそうに成る。
  濛濛と立ち込める煙の中、ヂウヂウと音を響かせ、熱熱の鉄板が運ばれて来る。
  鉄板の周囲には、油が飛び跳ねるのを防ぐ為、紙の枠が宛がわれている。
  肉の隣りに配置された小さな器にテレレが入っており、此れを腹身を目掛けてぶっ掛ける。
  ヂウヂウと音はせず、些か、熱が冷めているのかしら。
  野菜には、卓上に置かれた醤油を基本とした葡萄酒ソースが合うと言われていたので、其れを掛ける。
  先ず、野菜を片付ける事にすると、シャキシャキとした歯触りの強い物。
  テレレはやや酸味が有るが、醤油の味わいが効いた物で、中々に良い。
  此れならば野菜も苦も無く頂ける。
  次は、主役の腹身に取り掛かるが、焼き肉屋で頂く様な上質な物は期待しない。
  肉は小さ目に切られており、物足り無さは否めない。
  一二〇グラムならば致し方無い事。
  肉はと言うと、多少のパサパサ感は有るが、先ず先ずだ。
  御飯には卓上の胡麻塩を振り掛けたので、腹身をおかずに御飯を掻っ込むのは良い。
  塩気が何とも言えず、ハンバーグ然り、御飯に塩を掛けて頂くのは堪らない。
  二月三日の健康診断を前に、塩分も摂取出来るし…。
  午後からは落ち込んだ気持ちの儘、新宿に向かい、仕事に邁進する。