続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 松戸駅前店」【松戸】

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 ◎「ラーメン」六五〇円

 …遂に、到頭、二日間の週末が終焉を迎えてしまう。
  今週は今日、日曜日から仕事始めで、然も六連勤と言うから大変だ。
  シーコーの塩梅は、底辺の時と比べると徐々に快方に向かっているが、補装具無しでは辛い。
  昨晩は「鮨処 いっしん」でしこたま麦酒と寿司を堪能して帰宅後、
  風呂に入る直前に長椅子で力尽き、結局、風呂にも入らず、コンタクトレンズも外さず轟沈…。
  其の儘、朝を迎えれば、背中が痛いわ、熟睡した気がしないわ、寝起きも悪い。
  仕事は午後からなので、其れがせめてもの救いだ。
  風呂に入り、朝食を食べ、暫くボーっとした後、身支度を整えて出掛ける。
  集合は十四時半だが、昼御飯も先に済ませたいので、十一時前に出立。
  向かう先は、千葉県は松戸。
  さて、松戸でラーメンを頂くと成れば、彼是と調べなくても腹は決まっている。
  二〇〇七年迄、松戸に職場が有った為、其の点では多少は詳しい。
  松戸と言えば、「中華蕎麦 とみ田」か「ラーメン二郎 松戸駅前店」と相場が決まっている。
  此の二店を天秤に掛けると、「中華蕎麦 とみ田」がやや優勢。
  然し、今や、尋常では無い程の大行列店で、二時間、三時間待ちはざらだとか。
  当時は、仕事の合間の昼休みに出掛けても、一〇名程の待ちで、一時間有れば頂けたのに…。
  流石に、今と成ってはそんなに待てる程、気も長くないので、あっさりと諦める。
  と言う訳で、もう一方の此方に自然と決定。
  早々に、十二時二〇分には松戸駅に到着し、行列覚悟で店に向かう。
  然し、予想に反し、行列は一切無く、こんなに早く出て来たのに拍子抜け…。
  すんなり店内に入り、先ずは券売機で食券を購入すると、空席が一席有ると言う。
  こんなにも早く着席出来るとは、二重に吃驚。
  冷水を汲み、カウンター席の合間に挟まる。
  さてさて、其の昔、会社に出社時は何度と無く御邪魔した此方だが、当時とは様変わりしている。
  蝶野正洋似の店主と、宮本信子似の奥様と思しき女性は、新店の「ラーメン二郎 赤羽店」へ。
  其の後、暫くは休業状態だったが、四月に別の店主を迎え、営業再開と相成った模様。
  現在の店主は、「池袋東口店」で修行し、「新橋店」の開店時の店主と言う御仁らしい。
  店員は他に助手の男性が一名居り、二名で切り盛りしている様だ。
  厨房内の様子を観察して時間を潰していると、助手の男性から「大蒜入れますか?」と訊かれる。
  「大蒜、野菜、脂で」と返答し、出来上がった丼を店主から受け取る。
  野菜の盛りは先ず先ずで、卓上のタレをドレッシング感覚でぶっ掛け、五年振りの味を頂こう。
  先ずはプースーから啜ろうとすると、表面は油膜で覆われており、油の層が出来ている。
  脂多目で御願いすると、背脂と言うよりは油を投入される様だ。
  さて、肝心の味わいはと言うと、醤油ダレが立っている印象で、乳化度は低い印象。
  どちらかと言うと、すっきり、さっぱり系で、卓上のタレを加えなければ薄味かも知れない。
  そうは言っても、最近は亜流の「ラーメン 二郎」にすっかり慣れてしまったと言うか、
  毒されてしまっているので、本家本流の「二郎」と成れば、一応は格別な思いが有る。
  野菜はシャキシャキ感がやや強めで、もう少し茹で時間が長いと助かる。
  野菜を粗方遣っ付けた後は、丼の中から麺を引っ張り上げる。
  麺は「二郎」らしい平麺で、茹で加減はやや柔らか目だが、モッチリとした食感。
  「ジャンクガレッジ」の「浅草開花楼」製の極太ゴワゴワ麺に慣れてしまっているので、
  少々、食感の物足りなさは否めないが、此れぞ、直系「二郎」と言う感じの麺なので御の字だ。
  豚に関しては、事前の調査で余り良い評判を聞かなかったので、「ぶた入りラーメン」にはせず。
  実際に頂いてみると、端っこと思しき部位はホロトロ感が有り、噛み応えと柔らかさが有り、
  味も染みており、此の調子ならば、「ぶた入りラーメン」にすれば良かったと後悔し掛けたが、
  他の肉塊を齧ってみると、脂身の部位が固かったりと、出来不出来の差が大きい。
  確りと大蒜を充填し、英気を養い、六連勤前の栄養補給をし、仕事に向かう。