続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 新橋店」【虎ノ門】

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 ◎「ラーメン」七〇〇円

 …相も変わらず、シーコー、ズイマー。
  動くのは勿論の事、ジッとしていて動き出す時が大変。
  腰が固まってしまっているので、苦痛に顔を歪め乍ら、徐々に身体を伸ばすのが一苦労。
  又、電車等でずっと立っていると、其れだけで腰部に痛みが走り、
  其の痛みは次第に、太腿、脛、足首へと飛び火し、思わず、其の場にしゃがみ込みたくなる。
  そんな激痛を伴っていれば、晩も熟睡は不可能で、浅い眠りに終始。
  朝は朝で、当然、寝起きも悪く、週の真ん中もっこり水曜日と言うのに、凄まじい辛さ…。
  起きれば、既に夏の陽気で、今日も一日、思い遣られる。
  仕事に出掛けようと駅に行けば、如何してこうも電車が遅延するのだろう。
  毎日、違う路線に乗車する事が専らだが、湘南新宿ラインに乗る日は湘南新宿ラインが遅延し、
  埼京線に乗車する日は埼京線が遅延し、今日は高崎線に乗車する日に高崎線が遅延する。
  僕は疫病神か…。
  少し早目に出たから助かったものの、毎日香じゃ、もとい、毎日こうじゃ困る。
  やっとこさっとこ新橋に辿り着き、すべき仕事を黙々と熟す。
  今日は此の後、新宿にも行かねば成らないので、昼休憩は挟まずにぶっ通しで労働。
  十四時を過ぎ、仕事も蹴りが付き、新宿へ移動する前に新橋で昼御飯を済ましてしまおう。
  前回は、「港屋」と言う大人気、大行列の蕎麦屋に初訪店し、旨いのは良いが、時間が掛かり過ぎた。
  其の「港屋」の帰り道に偶さか、昨年九月に新規開店した此方を発見したので、初潜入を試みる。
  昨日の大井町の「ザ・ラーメン スモールアックス」に続き、今回は正真正銘の本家「二郎」。
  本家本流は、先週の「ラーメン二郎 松戸駅前店」に続き、二週連続と相成る。
  時間は既に十四時半なので、店に着けば行列は愚か、店内には空席が目立つ。
  先ずは券売機で食券を購入するのだが、最初なので「ラーメン」のみにしておく。
  冷水を注ぎ、席に着き、結構な距離を歩いて来たので、只管に冷水を呷る。
  もう、すっかり灼熱地獄で困る…。
  一〇分強、ジッと息を凝らす様に待ち、トッピングを訊かれる段に成る。
  「野菜、大蒜で」と告げ、初対面と成る丼を受け取る。
  野菜の盛りは標準的で、先ずはプースーから御手並み拝見と行きましょうかね。
  いざ啜ると、醤油ダレの味わいは立っておらず、やや乳化、微乳化傾向とでも言おうか。
  個人的には、微乳より、爆乳の様な乳製品の方が好きだ…。
  大は小を兼ねる。
  そんな事は如何でも良いのだが、プースーはやや薄口とも取れる味わいで、コクは控え目の感じ。
  厨房の奥には黄色のポリタンクが置かれているが、同じ直系「二郎」と言えども、味は千差万別だ。
  さて、野菜に取り掛かるが、卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でぶっ掛けてから頂こう。
  茹で加減はシャキシャキとクタクタの中間だが、ややシャキシャキ寄り。
  クタクタ寄りの方が助かる。
  麺を片付けた後は、麺を引っ張り上げるが、店内には硝子張りの製麺室が設えられており、
  麺打ち機が客席からも見え、此れは、何処から如何見ても自家製麺だろう。
  製麺室には、「めん打ち用加工澱粉」の袋が山積みされている。
  いざ麺を啜れば、表面はややざらつきが有り、噛むとシコシコとした歯触りが強く、
  直系なので、もっと柔らか目のプニプニとした麺を想像していただけに、良い意味で裏切られる。
  ポキポキと音がしそうな腰の効いた麺は、小麦粉の風味もふんわりと薫る程。
  此の麺は、啜って、噛んで愉しい麺だ。
  ボソボソ感が有り、「ジャンクガレッジ」宜しく、ワッシワッシと喰らい付く食べ方が似合う。
  豚はと言うと、赤身の部位と、脂身が綺麗に分かれており、赤身はパサパサ気味が気に成る。
  決して不味くはないのだが、ホロッと解れる様な食感が好みだ。
  脂身はプルンプルンで、トロッと蕩ける感じで、此れは中々に良い。
  汗だくで食べ終え、風呂上がりの様な状態で店を出、ヘロヘロで新宿へと向かう…。