続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「中華麺食房 三宝亭」【須賀川】

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 ◎「つけ麺 極」七六六円

 …先々週のむつ、先週の礪波に続き、三週連続の出張は須賀川
  昨日の正午前に須賀川駅に降り立つが、少し北上しただけでは暑さは変わらない…。
  「ケータイ国盗り合戦」をしている者にとっては、「夏の陣」の対象駅なので有り難い。
  新幹線の道中、小山、那須塩原新白河と盗る事が出来、其れだけで出張の意義が有る。
  昨晩は宿の在る郡山で、上司を始め、同僚の方々六名で呑み、日頃の憂さを晴らす。
  宿の部屋に戻ってからも、集合して呑み、過度の暑気払い並みにしこたま呑む。
  御蔭で、寝汗が汗臭い感じがし、些か、呑み過ぎた感は否めない…。
  郡山駅から東北本線に乗り、須賀川へと向かい、二日目にして最終日の仕事に雪崩れ込む。
  其れにしても、蒸し暑さが半端ではない。
  ぢわぢわと滲み出て来る汗が頗る不快で、ぢわりぢわりと元気が失われて行く。
  幸いにも、作業の進捗は良く、気分的にも随分と楽だ。
  無論、腰の方は相変わらず、ぎりぎりの状態で踏み止まっている感じだが…。
  十三時に成り、力を取り戻すべく、昼御飯を胃袋に充填しに出掛ける。
  須賀川には一昨年の九月上旬にも訪れたが、其の時と同じく、此方にしてみる。
  前回も暑い中、「こってり和風豚骨麺」と言う、「ラーメン 二郎」を意識しているであろう、
  偽物、紛い物、似非「二郎」を頂いたが、流石に今回は其れに靡く事は無い。
  何せ、味、出来は分かっているので…。
  此の暑さなので、今回は少しで食べ易そうな物をとメニューを眺める。
  冷やし坦々麺や冷やし中華も有るが、何れも決め手に欠ける。
  同じ頁につけ麺も有り、魚介系豚骨つけ麺の様なので、無難だろうと此れに決定。
  チェーン店なので、味に多くは求めていない。
  店内の混雑で、提供迄に時間が掛かり、二〇分近くは待ったろうか。
  つけ汁はこってりと茶濁し、魚粉が浮かび、見るからに粘度が高そうだ。
  麺も意外や意外、本格的な感じがし、茶色をした緩やかな縮れの効いた太麺だ。
  パートの店員が、つけ麺を食べ付けないトーシローに教授するかの様に、つけ汁を確り攪拌し、
  最後は、一緒に配膳された出汁の入ったポットで、スープ割りをする様にと。
  そんな事は百も承知と、とっとと食事に取り掛かる。
  麺を手繰り、つけ汁にどっぷりと浸して啜る。
  麺にたっぷり纏わり付いたつけ汁は、どろっどろの汚泥の様な粘性の高い物。
  味はと言うと、チェーン店なので期待はしていなかったが、ところがどっこい、結構、ちゃんとしている。
  恐れ入谷の鬼子母神
  此方の豚骨スープは、新鮮な素材を十二時間以上掛けて丁寧に仕込み、強力な火力で炊き出し、
  丸一昼夜掛けて作り、余分な臭いは出さず、豚骨本来の旨味のみを凝縮したと謳っており、
  とろみの有る、こってりと濃厚な味わいで、魚粉の風味もガツンと来る。
  然し、此れに水を差したのが麺。
  見た目は旨そうだが、茹で加減が柔らか目の所為なのか、腰や弾力が無く、ふにゃふにゃ。
  此れでは台無しだ…。
  市販の生麺の様な感じで、安っぽさが出てしまっている。
  具の叉焼と麺麻も中々に良いだけに、尚更、残念だ。
  〆は一応、スープ割り用の出汁が有るので割ってみる。
  まあ、こんな物かなと思いつつ、灼熱の屋外に出る…。