続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「カレーは高橋」【仙台】

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◆「カレーは高橋」【仙台】

 ◎「スタミナカレーライス(大盛)」六三〇円+「チーズ」一〇〇円

 …木曜日。
  仙台滞在三日目で、時折、雨が降る天気だが、僕の様なデヴにとっては暑さは変わらない。
  蒸し暑さが増し、何時もより大き目のタオルを持って仕事に出る。
  殆ど、バスタオルとしても使用出来そうな大きさだ…。
  仕事の進捗は、決して捗捗しいとは言えないが、昼休憩だけは休息に専念したい。
  前日は「牛たん炭焼 利久」で、仙台名物の牛たんを存分に堪能したが、
  連日、晩は呑みに出掛け、すっかり出費が嵩んでいるので、此の日は抑え目で。
  前日に看板を見付け、気に成っていたカレー店に潜入してみる。
  「カレーの高橋」ではなく、「カレーは高橋」らしい。
  助詞を間違えると意味が違ってしまうから、日本語は難しい。
  「裸の銃を持つ男」と「裸で銃を持つ男」とでは、犯罪の数が一つ増えてしまうからな…。
  閑話休題
  事前に調べてみると、カレー屋なのだが、米ではなく、ゲッティーで出したり、
  将又、米とゲッティーの相盛りのカレーが有ったり、量も多かったりと、
  パクワンな中年には何とも蠱惑的な店に違いないと確信し、いざ、店内へ。
  先ずは、券売機で食券を購入する様だ。
  其の米とゲッティーの相盛りの「ダブル盛」も気に成るのだが、何か具が無いのが寂しい。
  すると、当店の名物として、「スタミナカレー」と言うのが有るらしく、
  カレーに焼肉が盛り付けられ、生玉子が落とされているのが有ると言う。
  欲張って、此の「スタミナカレー」の「ダブル盛」は無いかと探したが、無いので諦める。
  尤も、「ダブル盛」にトッピングで「焼肉」を加えれば良いだけの事だが…。
  「スタミナカレー」の食券と、カレーにはチーズが無いと駄目なので、「チーズ」の釦もポチっとな。
  カウンター席に着席し、食券を手渡す際、「ライスで良いですか?」と訊かれ、
  ゲッティーも気に成ったが、此処は無難に米で御願いする。
  「CoCo壱番屋」とは違い、安価にカレーを提供している様で、
  「カレー(小盛)」は何と、一四〇円と言うからクリビツテンギョウだ。
  程無くして、大き目の皿に盛り付けられた「スタミナカレー」が遣って来る。
  「大盛」だが、米の量は三〇〇グラムも無いだろうか。
  先ずは、卓上の赤い福神漬けを大量に取り、さあ、頂こう。
  生玉子を割り、全体に塗す様にして、絡ませ乍ら、匙で掬って頬張る。
  辛さは控え目だが、香辛料が結構効いており、中々に刺激的だ。
  此の刺激を和らげているのが、生玉子だ。
  甘味が増し、円やかな味わいへと変化させて呉れる。
  更にはチーズも加えたので、コクが増し、一層、カレーを旨くしている。
  カレーはチーズが無いと、矢張り駄目だ。
  ルウはサラッとしていて、粘度は低く、米粒に浸透して行きそうだ。
  福神漬けはポリポリと歯触りが良く、「CoCo壱番屋」の茶色いのも良いが、
  此の赤々とした、毒毒しい感じのも、身体に悪そうで好きだ。
  「焼肉」はと言うと、大蒜の効いたタレで炒め合わされており、牛肉ではなく豚肉。
  良いのだ、豚だって。
  ルウ、生玉子、チーズ、白米と一緒に頂けば、最高の腕白飯だ。
  口の周りを汚し乍ら、確りと完食し、栄養を充填し、午後からの激務に備える。