続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「牛たん炭焼 利久 名掛丁店」【仙台】

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 ◎「牛たん定食」一二〇〇円+「とろろ」一〇〇円

 …水曜日。
  仙台滞在二日目は、前日の酒が少し残っている中、朝から大汗かいて肉体労働。
  関東地方から比べたら、多少は涼しいかと思ったのが大間違い。
  何ら、関東地方と変わらず、異常な迄に汗が噴き出し、流れ落ち、
  タオルは直ぐ様、豚骨臭のする湿った布切れと化す…。
  黒いシャツを着ていたなら、塩が精製されてしまいそうで、
  此れが専売公社時代なら、危うく逮捕されてしまうわぃ…。
  そんな事は如何でも良いのだ。
  過酷な労働の束の間の休息に、折角、仙台へと来たのだから、御決まりの物を頂かない手は無い。
  そう、牛とデープキッス。
  ぞろぞろと、名掛丁の屋根付き商店街を五人して歩いて店着。
  流石、牛たんと言えば、最早、仙台観光の大きな目的の一つと成っており、
  然も、数多の牛タン専門店の中で、最も人気の有る此方だけあって混雑している。
  何とか、客の入れ替わりで入る事が出来、ヨッコイ、ショーイチと着席。
  さてさて、メニューを眺めますかね。
  昼時は、夜の部よりも安価に設定されているので、薄給の身には助かるが、
  思い切って、三九五円も安くなる「牛たん極定食」を頂きたいが、如何せん、其れでも一六〇〇円だ…。
  泣く泣く諦め、三七五円安くなる通常の「牛たん定食」に「とろろ」を付けて発注。
  矢張り、牛タンにはとろろ、牛丼には生玉子、カレーにはチーズが無いと絶対駄目だ。
  其れにしても、此方の盛況振り、繁盛振りは凄い。
  何せ、店内に従業員が十五人は居り、今日日、中々、此れ程に人件費は割けまい…。
  そうこうしている内に、待望のシーウーのローベーが登場。
  おおっ、相変わらず、視覚的にも旨そうだ。
  最初は付け合わせの漬物から箸を付け、麦飯を頬張り、さて、主役の牛タンだ。
  表面はカリッと、炭火の香ばしさが感じられ、噛むとサックリとした歯触りで、
  噛み切れないなんて事は有り得ない位に柔らかく、中は半生加減だ。
  余熱で中迄火を通す様に焼き上げられているのだろうな。
  嗚呼、旨い、旨過ぎる。
  此れは矢張り、仙台に来ないと頂けない、仙台ならではの味だ。
  「伊達の牛たん」、「喜助」等、有名店は他にも有るが、「利久」は格別だな。
  さて、別注したとろろを掻き混ぜ、麦飯にトバっとぶっ掛ける。
  此の牛タンととろろと言う組み合わせを考案した人は偉いな。
  「ケンタッキーフライドチキン」のカーネル・サンダース並みに偉い。
  とろろの様な粘粘した物は好物で、無駄に精が付いた感じがするので良い。
  とろろ飯だったら、一体、何膳頂けるだろうか…。
  テールスープも、牛の汁を飲んでいると言う感じで、出汁も出て旨い。
  決して安い食べ物ではないが、何度頂いても旨い。
  通常の「牛たん定食」でこんなに美味しいのだから、「牛たん極定食」はどれだけ美味しいのだろう。
  恐らく、座り小便して馬鹿に成っちゃう位に旨いのだろうな、きっと…。