続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「支那そば 天風」【東鷲宮】

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◆「支那そば 天風」【東鷲宮

 ◎「徳つけ(中)」七五〇円

 …待ちに待った週末の休日だが、如何せん、相変わらずの腰の痛みで駄目だ。
  昨日は、紹介された越谷の接骨院に行こうと思うも、用事が片付かずに行けず仕舞い。
  暫く横に成って、安静にしていれば良いのだが、動こうとすると地獄だ。
  発狂しそうな激痛が走り、いっその事、此れならば死んでしまった方が余程楽…。
  夜は何とか寝ているが、朝はもっとゆっくりすれば良いのだが、色々と考える事が多く、
  目が冴えてしまい、七時半に目が覚め、八時には寝床から這い出る。
  外は悲しい位に良い天気で、朝だと言うのに、夏を思い起こさせる様な暑さ。
  思わず、眩暈がしてしまいそうだ…。
  ぼんやりとし、朝食を摂り、再びぼんやりとし、日曜日の朝らしく、のんびりと過ごす。
  一〇時半を過ぎ、身支度を整え、買い物も有るので外へ出る。
  陽気も良く、心にもやもやが有る様な時は信心でもしてみようかね。
  大宮の守り神とも言うべき、氷川神社へと参拝に行くと、日が悪かった。
  恐らくは、普段は汚い、鼻を垂らした糞餓鬼が、ちんどん屋の様な格好をして、
  親馬鹿な馬鹿親は、我が子の写真を撮るのに手一杯で、周りが見えておらず、そんな有象無象だらけ。
  七五三と言う行事か、参ったな…。
  混雑を煙たく思い、眉間に皺を寄せつつも、二礼二拍手一礼してそそくさと参拝を済ます。
  矢張り、氷川神社は大宮市民にとっては神聖で、何か有ると訪れたくなる聖地の様な場所だ…。
  さて、神頼みも終わった所で、買い物に行こうと、さいたま栗橋線方面に走り出す。
  ゆっくりと買い物をする前に、先に昼御飯を済まそうと、文明の利器・携帯電話でラーメン店探し。
  すると、すっかり失念していたが、久喜の先、東鷲宮の或る店が目に留まる。
  其の昔、大宮の大和田に店を構えていたが、数年前に東鷲宮へと移転した此方。
  大和田に在った当時は行列店で、カウンター席のみの狭い店内に客が犇めき合っており、
  大宮を代表する人気店の一つだったが、移転してからは流石に足が遠退いてしまっていた。
  店に着くと、店脇の駐車場に一台だけ空きが有り、信心の甲斐が有ったのか、幸運に恵まれる。
  自動車を停め、店頭に立つと、先客三名の待ちで、先に食券を購入してから待つ方式の様だ。
  昔は券売機なんて導入されていなかったが、此方にも遂に、ハイテク化の波が押し寄せたのだろう。
  大和田時代同様、此方では「徳つけ」しか頂いた事が無く、麺の量が「中」迄は七五〇円なので、
  減量中なのは百も承知だが、「徳つけ(中)」の食券を購入して、行列に並ぶ。
  然し、外はと言えば、真夏日と言って良い程の高温で、長袖を着ている事を激しく後悔する。
  色の濃い部分が熱を吸収し、靴なんぞ、暑くて履いて居られない程だ。
  程無くして食券が回収され、眩しく、暑い中をヂッと耐えて待ち、二〇分後に入店。
  腰が痛いにも拘らず、椅子席ではなく、座敷席に通されてしまい、苦痛に顔を歪める。
  氷水を呷り、二、三分も経たない内に、つけ麺が配膳される。
  予め、食券を改札しているとは言え、茹で時間に一〇分以上掛かると謳う極太麺だけに驚きだ。
  二〇〇七年四月に、此の地に移転して開店したと言うから、少なくとも五年振りの再会。
  見た目は変わらず、何だか懐かしさが込み上げて来る。
  麺の上に盛り付けられた半熟味付け玉子半個と海苔をつけ汁に移し、早速、食事に掛かる。
  極太麺を箸で手繰り、茶褐色のつけ汁にどっぷりと浸し、一気に啜る。
  つけ汁は見た目よりは粘度は低く、さらっとしている。
  魚介の風味がガツンと来て、味付けは甘味が強めだが、酸味が無いので好感が持てる。
  只、甘酸っぱいだけのつけ麺は御免蒙る…。
  魚粉のジャリっとした感じが有るが、動物系の出汁も確りと出ており、均整が取れている。
  温いつけ汁の店は残念な気持ちにさせられるが、熱さが保たれており、心丈夫だ。
  麺は確かに極太麺で、縮れが効いて、モチモチ感が有り、豪快に啜って頂けば、食べ出が有って良い。
  ゴワゴワとした感じも有り、余計にそう感じられる。
  立て続けにヅババババと啜れてしまうので、あっという間に三〇〇グラムの麺を平らげてしまう。
  具は叉焼二枚、刻み叉焼、麺麻、半熟味付け玉子半個、海苔。
  此方は相変わらず叉焼が秀逸で、味付けが確りと施されており、つけ汁に浸していると柔らかくなり、
  口に入れた途端に蕩ける様な感じだが、其れで居て、ギュッと噛み締めたくなる食感も有る。
  此れが、減量中、質素倹約中で無ければ増しているだろう。
  〆は、濃厚なつけ汁を原液の儘、グイっと飲み干し、体重を気にしてみる…。