続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「横浜家系ラーメン 大原家」【大船】

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 ◎「ラーメン」六五〇円

 …もう、精神的、肉体的に限界。
  腰痛から起因する坐骨神経痛が余りにも酷く、今週は丸で地獄…。
  腰部の右側から痛みが始まり、右臀部は、今迄味わった事の無い様な激痛が走り、
  更には右太腿、右脹脛、右足首へと飛び火し、其れはもう、気絶しそう。
  右臀部の痛みが酷く、一分と椅子に座って居られない状況で、痛みで脂汗が滲み出て来る。
  いっその事、死んでしまった方が余程ましだと本気で思う。
  此の痛みを味わった事の無い人は、何を大袈裟なと鼻で嗤うだろうが、こちとら命懸けだ。
  激痛一つで、寿命が削られている様で、自分で言うのも何だが、其れはもう「壮絶」だ。
  其の為、今週はずっと「ロキソニン」を服用し続け、薬漬けの薬物中毒状態…。
  最悪なのは雪隠だ。
  便意を催して便座に座るも、臀部の痛みで座って居られないのだ。
  況してや、力むなんて無理。
  排便したいが、激痛の為に排泄出来ないと言う、正に生き地獄。
  余りの痛みに、排便を諦めると言う、人間の尊厳なんて無い様な暮らし振り。
  そんなこんなで、昨日の春分の日は一日を寝床で過ごし、寝たきり老人同様だ…。
  寝ている時も痛みが酷く、寝返りを打つにも一苦労で、其処に花粉症の鼻詰まりが加わる。
  碌に熟睡も出来ず、今朝も寝起きの悪さは相変わらずで、断末魔の苦しみ。
  何とか起き出し、補装具をきつく巻き、「ロキソニン」を服用し、仕事へと出掛ける。
  重たい鞄を背負い、満員電車に押し込められ、大船へと向かう。
  薬が効き始めれば、何とか普通らしい動きが出来るが、痛みが怖くて庇い乍ら動く。
  何時、薬が切れるかと冷や冷やしつつ、十三時に昼御飯を摂りに出る。
  今週はずっと、此の腰の痛みも相俟って、食欲も余り無く、と言うより、
  月初の大人の夜の桃色社会科見学の所為で懐が寂しいので、質素な食事をしていたが、
  此の腰痛のストレスが半端では無く、其れを解消する為にも、ラーメンを久し振りに頂きたい。
  そんな欲望を抱え、大船で数在る家系ラーメン店の中で、最も評価の高い此方へ御邪魔する。
  個人的には、二〇〇九年四月十四日以来、約三年十一ヶ月振り、二度目の訪問。
  緑色の看板を目指し、店内に入り、食券を購入し、普通に「ラーメン」の釦をポチっとな。
  カウンター席に腰掛けると、威勢の良さそうな姐御風の女店員から、「好みは?」と訊かれる。
  「え~と、青山愛アナウンサーが好きです」と言いそうになるのを堪え、「普通で」と答える。
  危ない、危ない…。
  冷水を呷り、出来上がりをヂッと待つ。
  一〇分弱で出来上がり、先程の姐御から丼を受け取る。
  見た目は紛れも無い、典型的な家系ラーメンで、ホッとするやら、面白味に欠けるやら、複雑だ。
  蓮華を取り、先ずは早速、プースーから啜ろう。
  表面は油層が構築されている感じだが、構わず掬って啜れば、醤油の味わいが立っている印象。
  そして、コッテリとした脂の感じが有り伝わり、醤油ダレの酸味もやや感じられる。
  もっと、乳化して、円やかで滑らかな口当たりの物を期待したが、在り来たりな家系ラーメンだな。
  「横浜ラーメン町田家 町田本店」の出身と言い、更に其方は「たかさご家」出身と言う。
  「ULTRA PIG BORN NOODLE」と謳うが、豚骨を強く打ち出すのであれば、
  個人的には豚骨のコクや、奥深さが感じられるド乳化スープが宜しいかな…。
  麺は、家系ラーメン御用達の「酒井製麺」の物で、中太の平麺。
  やや柔らか目の茹で加減で、固目で御願いすれば良かったか。
  然し、其れ程に悪くなく、ツルツルして、喉の通りは良い。
  具の叉焼は赤味が多目で、パサパサと迄は行かないが、バツっと言う噛み応え。
  他には海苔三枚、菠薐草が入り、麺麻は無し。
  途中から醤油の塩辛さを和らげる為、卓上の酢を回し入れるが、プースーを飲み干すには至らず。
  矢張り、家系ラーメンは角の取れた味わいが好みに成って来ている様だ…。