◆「割烹 とんかつ松村」【町田】
◎「チキンかつ定食」七八〇円
…つい此の前、マッカーサーが来たと思ったら、もう四月だ。
光陰矢の如し、月日が経つのは実に早いもので、道理で歳を取る訳だ…。
週末の休日もあっという間に過ぎ去り、身体が休まったか如何かは分からない。
痛み止めの御蔭で痛みは抑えられているものの、一緒に処方された筋肉を緩める薬の所為か、
何と無く怠いと言うか、ヴォーっとすると言うか、今一、シャキッとしない。
昨晩は「鮨処 いっしん」で飲酒と食事を愉しんだ後、御近所さんの御宅へ雪崩れ込み、
其処でも酒を呷り、午前零時に迫ろうと言う刻限に帰宅し、寝床でバタンキュウ…。
飲酒後は睡眠と言うより、気絶に近い形の為、熟睡は出来ないと分かって居るが、
呑まにゃ遣ってられないし、身体が欲しているのだから致し方あるまいな。
乾涸びた様な状態で朝を迎え、より一層ぐったりとして、断末魔の様な苦しみの朝。
月曜日からこんな調子じゃ、先が思い遣られる…。
身支度を整え、仕事と言う名の戦場へ行く。
今日は通常の業務を離れ、ダーマチこと町田へと出掛ける。
二〇〇九年六月末以来、三年九ヶ月振りに降り立つ。
同僚の方と合流し、乗り合いバスに乗車し、仕事場へと向かう。
仕事をしている場合ではない程の良い天気で、花見をしたくなってしまうわぃ。
然し、天気が良かろうと、腰が痛かろうと、仕事だけは確りと熟す。
十三時半に成り、空腹にも耐え兼ね、昼御飯を摂りに出る。
大通りから一本入った路地に、昔乍らの豚カツ屋を見付け、定食類も有りそうなので飛び込んでみる。
他に客は無く、三人してテーブル席に陣取り、ヨッコイ、ショーイチ。
給料日直後でも、今月も出費が多そうなので、一〇〇〇円超えの豚カツは高嶺のフラワーだ。
豚肉が駄目なら鶏肉で我慢しよう。
「チキンかつ定食」なんてのが手頃で良さそうだな。
「大きくなりました」ってな事も書かれている。
発注すると、腿肉と胸肉が選択出来ると言うので、鶏肉は矢張り腿肉に限る。
如何せん、脚フェチなものでね。
美味しそうな太腿には目が無いの、僕…。
店は年配の御夫婦で切り盛りしている様で、厨房からは揚げている音だけが聞こえて来る。
先に御香香と、付き出しの大根の煮物が配膳され、暫くして、主役の御出座し。
皿に盛られたチキンカツを見て、思わず、「カイデー！」と声を漏らしてしまう。
草鞋の様な大きさで、此れならば腕白中年の僕も御満悦。
檸檬を搾り、卓上のソースをたっぷりと掛け、腹拵えと行きますかね。
箸で持ち上げると重量感が有り、結構な厚味だ。
噛り付けば、衣はシャオっと軽い音を立て、カリッとして香ばしい。
中身の鶏肉は非常に柔らかく、プリッとして弾力も感じられる。
程好く引き締まった太腿は健康的で、細過ぎず太過ぎず、適度な肉付きと言った感じか。
人間であれば、挟んだら気持ち良さげ…。
下品な喩えは兎も角、御飯が足りなくなってしまいそうな旨さだ。
練り辛子を塗して頂けば、鼻にツンと来て、花粉症に効きそうだ。
いやぁ、其れにしても、此の大きさは圧巻だ。
此れは食べ出が有り、すっかり虜だ。
只、残念なのが、付け合わせの千切りキャベツの水気が多く、カツの衣を濡らしてしまい、
ふにゃふにゃに成り勝ちなので、水切りは確りと行って頂きたい。
さて、明日も町田なので、今度は「とりの生姜焼き」か、「とりの唐揚げ」かな…。
光陰矢の如し、月日が経つのは実に早いもので、道理で歳を取る訳だ…。
週末の休日もあっという間に過ぎ去り、身体が休まったか如何かは分からない。
痛み止めの御蔭で痛みは抑えられているものの、一緒に処方された筋肉を緩める薬の所為か、
何と無く怠いと言うか、ヴォーっとすると言うか、今一、シャキッとしない。
昨晩は「鮨処 いっしん」で飲酒と食事を愉しんだ後、御近所さんの御宅へ雪崩れ込み、
其処でも酒を呷り、午前零時に迫ろうと言う刻限に帰宅し、寝床でバタンキュウ…。
飲酒後は睡眠と言うより、気絶に近い形の為、熟睡は出来ないと分かって居るが、
呑まにゃ遣ってられないし、身体が欲しているのだから致し方あるまいな。
乾涸びた様な状態で朝を迎え、より一層ぐったりとして、断末魔の様な苦しみの朝。
月曜日からこんな調子じゃ、先が思い遣られる…。
身支度を整え、仕事と言う名の戦場へ行く。
今日は通常の業務を離れ、ダーマチこと町田へと出掛ける。
二〇〇九年六月末以来、三年九ヶ月振りに降り立つ。
同僚の方と合流し、乗り合いバスに乗車し、仕事場へと向かう。
仕事をしている場合ではない程の良い天気で、花見をしたくなってしまうわぃ。
然し、天気が良かろうと、腰が痛かろうと、仕事だけは確りと熟す。
十三時半に成り、空腹にも耐え兼ね、昼御飯を摂りに出る。
大通りから一本入った路地に、昔乍らの豚カツ屋を見付け、定食類も有りそうなので飛び込んでみる。
他に客は無く、三人してテーブル席に陣取り、ヨッコイ、ショーイチ。
給料日直後でも、今月も出費が多そうなので、一〇〇〇円超えの豚カツは高嶺のフラワーだ。
豚肉が駄目なら鶏肉で我慢しよう。
「チキンかつ定食」なんてのが手頃で良さそうだな。
「大きくなりました」ってな事も書かれている。
発注すると、腿肉と胸肉が選択出来ると言うので、鶏肉は矢張り腿肉に限る。
如何せん、脚フェチなものでね。
美味しそうな太腿には目が無いの、僕…。
店は年配の御夫婦で切り盛りしている様で、厨房からは揚げている音だけが聞こえて来る。
先に御香香と、付き出しの大根の煮物が配膳され、暫くして、主役の御出座し。
皿に盛られたチキンカツを見て、思わず、「カイデー！」と声を漏らしてしまう。
草鞋の様な大きさで、此れならば腕白中年の僕も御満悦。
檸檬を搾り、卓上のソースをたっぷりと掛け、腹拵えと行きますかね。
箸で持ち上げると重量感が有り、結構な厚味だ。
噛り付けば、衣はシャオっと軽い音を立て、カリッとして香ばしい。
中身の鶏肉は非常に柔らかく、プリッとして弾力も感じられる。
程好く引き締まった太腿は健康的で、細過ぎず太過ぎず、適度な肉付きと言った感じか。
人間であれば、挟んだら気持ち良さげ…。
下品な喩えは兎も角、御飯が足りなくなってしまいそうな旨さだ。
練り辛子を塗して頂けば、鼻にツンと来て、花粉症に効きそうだ。
いやぁ、其れにしても、此の大きさは圧巻だ。
此れは食べ出が有り、すっかり虜だ。
只、残念なのが、付け合わせの千切りキャベツの水気が多く、カツの衣を濡らしてしまい、
ふにゃふにゃに成り勝ちなので、水切りは確りと行って頂きたい。
さて、明日も町田なので、今度は「とりの生姜焼き」か、「とりの唐揚げ」かな…。
