続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「中華そば 永楽」【大井町】

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 ◎「ワンタンメン」七五〇円

 …木曜日。
  随分と、遥か遠い昔の事の様に感じられるが、三日前の話。
  先週はバタバタと慌ただしく、駄ブログを更新する様な気分でもなく、
  人気が無いので別段、心配される事も無いが、何とか再開してみよう…。
  火曜日、水曜日は高崎で気が滅入る様な業務を熟し、此の日、木曜日から金曜日迄は大井町へ。
  結構、大掛かりな作業に成りそうで、腰が持つか如何か…。
  相変わらず、痛み止めの薬は確りと服用し、補装具を巻き付けて出掛ける。
  十三時を大きく廻り、昼休憩の指示が出、待ちに待った昼御飯の時間のタイムだ。
  独りではないので、「ザ・ラーメン スモールアックス」と言う訳には行かない。
  当て所無く、何と無く、仄暗い「東小路」の飲食店街へ。
  「ザ・ラーメンスモールアックス」も在る。
  然し、万人受けしそうな此方で手を打つ。
  店に入り、六人と告げると二階席へ案内される。
  ミシミシと軋む急勾配の階段を上り、えっちらおっちら二階へ。
  テーブル席に大勢で陣取り、久し振りに老舗の空気感を肌で感じる。
  他の同僚の方々は、「もやしそば」が御目当てで、其れを発注しているが、僕は無理。
  夏を思わせる様な陽気で、熱熱の餡掛けを頂くだなんて…。
  大の暑がりで、御負けに猫舌の僕には罰ゲームとしか思えない。
  と言う訳で、此方では最近は決まって「ワンタンメン」。
  熱熱の物は、大型冷蔵倉庫の中で半裸で頂きたいものだ…。
  さて、一〇分程で、「もやしそば」よりも先に出来上がる。
  醤油味のプースーに大量の揚げ葱が浮かんでいるので、相変わらずロイクーだ。
  昭和三十一年創業と言う老舗の味を堪能しよう。
  先ずはプースーから啜れば、醤油ダレが立った塩気と、揚げ葱の香ばしさが一気に押し寄せる。
  其れで居て、何処か優しい味わいが、胃袋を包み込んで呉れる。
  嗚呼、染みるわぃ…。
  萌やしはシャキシャキで茹で時間は短めで、さっぱりとしている。
  萌やしを先に遣っ付けると、其の下から雲呑が出て来る。
  トゥルンとした皮はプースーを善く吸い、中の餡は多過ぎず、少な過ぎず、適量で良い。
  麺はと言うと、平麺でツルツルとした口当たり。
  茹で加減は柔らか目で、てろんてろんと言った表現が正しかろう。
  普段、麺の腰やら弾力を求めているが、此方に関しては此れで宜しい。
  プースーを吸っているので、此の麺を摘みに麦酒を呑みたい。
  炭水化物を摘みに飲るのが好きなもので…。
  味付け玉子は固茹でで、松崎しげる色をしている。
  そして、此方で秀逸なのが叉焼だ。
  何せ、「チャーシューメン」は一三〇〇円もする高級品だからな…。
  味も染みており、赤身の部位はほろっと解れ、脂身も適度に付着し、トロンと蕩けて実に良い。
  〆は、プースーをヅヅヅイと綺麗に飲み干してしまう。
  其れ位に優しい味わいなのだ。