…気付けば今週も始まって二日目。
週末はずっと酒浸りの様な暮らしだっただけに、此の暑さも相俟って怠い。
熱帯夜続きで窓を開け放って眠るも、牛蛙が五月蠅くて眠れやしない。
市で駆除して呉れないと、安眠妨害で益々寝起きが酷い物に成る。
暑い所為で、水分を多く摂るので、夜中に雪隠に起きる回数も増える。
今は夜中に二度は起きているかしら…。
目覚ましが鳴ってもぐったりとして、暫くは動けない毎朝だ。
満員電車に詰め込まれれば、冷房が壊れているのか、将又、嫌がらせで暖房を点けているのか、
窓を開けないと死んでしまいそうな暑さで、汗が止まらないったら有りゃしない。
JRさんよ、信号機や線路の点検も良いが、冷房装置も確りと点検して呉れ…。
へとへとで池袋に辿り着き、仕事に雪崩れ込み、パーソナルコンピューターと睨めっこ。
さて、十三時に成り、座りっ放しで縮こまった筋肉を伸ばしがてら、昼休憩を取ろう。
月末なので、牛丼で済まそうと思うも、生来の堪え性の無さが顔を出す。
取り立てて当ては無いが、ラーメンを頂こうと決める。
先週からずっとラーメン、つけ麺の類を頂いているので、正直、血圧は酷い事に成っているだろう。
然し、分かっちゃ居るけど止められない…。
当て所無く、数多の有名ラーメン店の前を通り過ぎ、漂着したのが此方。
此方の前は何度と無く通っており、店頭に掲げられた看板が密かに気に成っていた。
其の名も、「肉盛り豚骨醤油」と言う逞しいメニュー。
店に入り、券売機と向き合うと、如何やら、此の味のつけ麺も有る様だ。
如何せん、此の暑さなのでつけ麺の方が助かる。
食券を購入し、女店員に手渡すと、麺の中盛りか半ライスが無料と言うので、麺の中盛りで御願いする。
カウンター席に腰掛け、冷水をガヴガヴ呷り、身体の火照りを冷ます。
さてさて、程無くして期待のつけ麺と御対面。
つけ汁は鼠色に近い茶褐色をしており、とろみが感じられる。
麺は中太で、色は黄色っぽく、ピカピカと輝きを放っている。
麺の上の海苔と鳴門をつけ汁に移してから、麺を手繰っていざ啜ろう。
能書きには、素材の旨さを叩き出したスープは肉の旨味が効いた、麺に絡み付く奥深い味わい、と。
つけ汁は確かに濃厚で、豚骨を強火で炊き出し、髄迄たっぷりと出ている。
然し、動物系が強いつけ汁に有るまじき、酸味の効いた味わいに成ってしまっている。
予てより訴えているが、折角、強烈な動物系の出汁が良い味わいを醸し出しているのに、
其処に酸味や辛味を加えてしまっては、勿体無い気がするのは僕だけだろうか。
どうせなら、動物系の膨よかで、自然の甘味が心地好く、舌にまったりと絡み付く様な出汁のみで、
十分に勝負出来るし、寧ろ、其れを前面に押し出して貰いたい。
酸味も悪くは無いが、此れに酢が入っていない、純な動物系出汁のつけ汁を味わってみたい所。
麺は表面がツルツルで、加水率は高目だが、ムチッとした弾力で旨い。
自家製麺で、毎日一日の営業に必要な量だけを作る事に依り、防腐剤や保存料等の添加物を使わず、
身体に優しい製品を製造、販売出来るのが利点と言い、又、スープの味や質感に合わせ、
様々な麺を使い分け、小麦粉の種類や配合、加水の量や混合の仕方等で麺の仕上がりが異なると言う。
水切りは余り良くないが、つけ汁との絡みも良いので大目に見よう。
具の叉焼は、国内産生豚バラ肉を約四時間掛けて煮込んで軟らかくし、
開業以来継ぎ足して来た特製醤油ダレで静かに味を染み込ませ、冷ましてから冷蔵庫で一晩寝かせるとな。
軟らかくて、味付けは薄目だが、ホロっと解れる感じが中々。
他には麺麻が入り、此れは可も無く不可も無く。
〆は、卓上に置かれたスープ割り用のポットから注げば、鰹風味の出汁で、豚のエキスを飲み干す。
週末はずっと酒浸りの様な暮らしだっただけに、此の暑さも相俟って怠い。
熱帯夜続きで窓を開け放って眠るも、牛蛙が五月蠅くて眠れやしない。
市で駆除して呉れないと、安眠妨害で益々寝起きが酷い物に成る。
暑い所為で、水分を多く摂るので、夜中に雪隠に起きる回数も増える。
今は夜中に二度は起きているかしら…。
目覚ましが鳴ってもぐったりとして、暫くは動けない毎朝だ。
満員電車に詰め込まれれば、冷房が壊れているのか、将又、嫌がらせで暖房を点けているのか、
窓を開けないと死んでしまいそうな暑さで、汗が止まらないったら有りゃしない。
JRさんよ、信号機や線路の点検も良いが、冷房装置も確りと点検して呉れ…。
へとへとで池袋に辿り着き、仕事に雪崩れ込み、パーソナルコンピューターと睨めっこ。
さて、十三時に成り、座りっ放しで縮こまった筋肉を伸ばしがてら、昼休憩を取ろう。
月末なので、牛丼で済まそうと思うも、生来の堪え性の無さが顔を出す。
取り立てて当ては無いが、ラーメンを頂こうと決める。
先週からずっとラーメン、つけ麺の類を頂いているので、正直、血圧は酷い事に成っているだろう。
然し、分かっちゃ居るけど止められない…。
当て所無く、数多の有名ラーメン店の前を通り過ぎ、漂着したのが此方。
此方の前は何度と無く通っており、店頭に掲げられた看板が密かに気に成っていた。
其の名も、「肉盛り豚骨醤油」と言う逞しいメニュー。
店に入り、券売機と向き合うと、如何やら、此の味のつけ麺も有る様だ。
如何せん、此の暑さなのでつけ麺の方が助かる。
食券を購入し、女店員に手渡すと、麺の中盛りか半ライスが無料と言うので、麺の中盛りで御願いする。
カウンター席に腰掛け、冷水をガヴガヴ呷り、身体の火照りを冷ます。
さてさて、程無くして期待のつけ麺と御対面。
つけ汁は鼠色に近い茶褐色をしており、とろみが感じられる。
麺は中太で、色は黄色っぽく、ピカピカと輝きを放っている。
麺の上の海苔と鳴門をつけ汁に移してから、麺を手繰っていざ啜ろう。
能書きには、素材の旨さを叩き出したスープは肉の旨味が効いた、麺に絡み付く奥深い味わい、と。
つけ汁は確かに濃厚で、豚骨を強火で炊き出し、髄迄たっぷりと出ている。
然し、動物系が強いつけ汁に有るまじき、酸味の効いた味わいに成ってしまっている。
予てより訴えているが、折角、強烈な動物系の出汁が良い味わいを醸し出しているのに、
其処に酸味や辛味を加えてしまっては、勿体無い気がするのは僕だけだろうか。
どうせなら、動物系の膨よかで、自然の甘味が心地好く、舌にまったりと絡み付く様な出汁のみで、
十分に勝負出来るし、寧ろ、其れを前面に押し出して貰いたい。
酸味も悪くは無いが、此れに酢が入っていない、純な動物系出汁のつけ汁を味わってみたい所。
麺は表面がツルツルで、加水率は高目だが、ムチッとした弾力で旨い。
自家製麺で、毎日一日の営業に必要な量だけを作る事に依り、防腐剤や保存料等の添加物を使わず、
身体に優しい製品を製造、販売出来るのが利点と言い、又、スープの味や質感に合わせ、
様々な麺を使い分け、小麦粉の種類や配合、加水の量や混合の仕方等で麺の仕上がりが異なると言う。
水切りは余り良くないが、つけ汁との絡みも良いので大目に見よう。
具の叉焼は、国内産生豚バラ肉を約四時間掛けて煮込んで軟らかくし、
開業以来継ぎ足して来た特製醤油ダレで静かに味を染み込ませ、冷ましてから冷蔵庫で一晩寝かせるとな。
軟らかくて、味付けは薄目だが、ホロっと解れる感じが中々。
他には麺麻が入り、此れは可も無く不可も無く。
〆は、卓上に置かれたスープ割り用のポットから注げば、鰹風味の出汁で、豚のエキスを飲み干す。