「餃子の王将」【加茂宮】

◆「餃子の王将」【加茂宮】

　…先週水曜日に齎された青天の霹靂に激しく動揺している。
　　もう、不安しか無く、自信なんて物は此れっぱかりも無い。
　　土曜日は偶さか呑み会が有ったが、酒に頼りたくなってしまう。
　　三田で開催された呑み会は一〇人が集い、全員で二次会に行き、二十三時半近くに御開きに成り、
　　結局、京浜東北線の最終電車に乗り、大宮駅に辿り着くのがやっと。
　　贅沢にもシータクで何とか帰宅し、失神する様に眠る。
　　鯨飲している所為も有ろうが、何だか、睡眠時無呼吸症候群の様な気がする…。
　　朝は九時に何とか起き出し、風呂に入り、小ざっぱりとする。
　　十一時過ぎに家を出、昼は両親、妹家族と食事をし、十五時過ぎに別れ、ぐったりして帰宅。
　　姪、甥に絡まれて、休日なのに思いっ切り疲労してみる。
　　夕方は長椅子で微睡み、「笑点」、「サザエさん」を観、御決まりのサザエさん症候群を患う。
　　晩は、久し振りに此方を訪れ、ルービーとザーギョーにしよう。

　◎「生ビール」三八三円
　…すっかり「餃子の王将」人気も落ち着いた様で、比較的すんなりと着席出来る。
　　一時期は二十一時、二十二時でも待ちが発生していたしな…。
　　席に着き、取りも直さず、先ずはルービー発注。
　　十七時から閉店迄、最初の一杯目はルービーが一〇〇円引きと言う。
　　此れは願ったり叶ったりだ。
　　程無くして運ばれて来たのは小ジョッキだが、一応、ちゃんとした本物の麦酒の様だ。
　　矢張り、家で呑む雑酒よりは明らかに旨い。

　◎「餃子」二人前＊二三一円
　…「餃子の王将」へ来て、餃子を発注しない馬鹿は居ないだろう。
　　一人前六個では寂しいので、二人前を発注。
　　ごく個人的に、「ぎょうざの満州」の方が旨いと思っているが、其れは置いておこう。
　　大きさは「ぎょうざの満州」よりも少し小さ目。
　　卓上の餃子専用のタレに辣油、更に酢も投入して頂く。
　　四〇年来変わっていないと言う餃子を頬張れば、肉汁が大量に溢れ出て、麦酒と良く合う。
　　何の変哲も無いと言ったらあれだが、だからこそ良いのかも知れない。
　　表面はカリッと、噛めばモチッとして皮は中々だ。
　　餡もあっさり目なのが嬉しい。

　◎「ニラレバ炒め」四〇〇円
　…店頭に大々的に「ニラレバ炒めフェア」と掲げられており、気持ちが固まる。
　　酒の摘みに単品で発注する。
　　席に通されるのをレジ前で待たされている際、店員が韮が無くなりそうだからと、
　　何処かに補充の電話を掛けているのを見て、大人気なのだろうと察する。
　　レバー、韮、萌やし、木耳が炒め合わされ、味付けは醤油、恐らくは牡蠣油も入っていよう。
　　只、塩っぱいだけでなく、甘味も有り、油っぽさは有るが、実に旨い。
　　祭にするだけの事は有るな。

　◎「油淋鶏」五五〇円
　…もう一つ、鶏の唐揚げ的な物も頂いておきたい。
　　だから肥えるんだけどな…。
　　鶏の唐揚げに甘酢を掛けた物だが、此方のは可也、刻み大蒜が塗されており、パンチが効いている。
　　カリッと香ばしい歯触りと、甘酸っぱさは控え目だが、大蒜の刺激が印象的だ。
　　熱熱の状態を喰らい付くのは良いな。
　　嗚呼、其れにしても注意力散漫で文章が書けないので、此れにて御免…。