続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「池麺 KINGKONG」【池袋】

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◆「池麺 KINGKONG」【池袋】

 ◎「トロフルアラビアータ」八五〇円+「中盛」無料

 …水曜日。
  「平日の朝っぱらから駄ブログなんて更新しやがって、良い身分だな!」と思われるかも知れないが、
  誤解の無い様に言い訳しておくが、仕事をサボタージュした訳でも、行きたくない訳でも、
  無職になった訳でもなく、昨日から新部署に異動と成り、平日休みに成っただけなので悪しからず…。
  さて、言い訳も済んだ所で、話は遡って一昨日。
  長らく勤めた部署の最終日は、寂しさを抱えつつ池袋へ。
  僕の心境を表すかの様に、梅雨空からは雨が落ちている。
  まあ、部署名や法人名は変われど、同じ業務を十一年も熟して来たのだから、
  愛着も有れば、新部署に異動すると言う不安も大きい…。
  諸般の事情で引き継ぎの予定も儘成らず、最終日迄、引き継ぎがずれ込む。
  引き継ぎも兼ね、最後の通常業務も熟し、一先ず、十二時半に昼休憩に。
  池袋で最後の食事に成るので、此れぞと言う物を頂きたいとは思うものの、中々思い浮かばない。
  「らーめん つけめん 鶏の穴」の月替わりの限定メニューももう頂けなくなり、
  彼是と考えている内に益々感傷的に成って来てしまいそうだ…。
  妙案が浮かばないので、一度だけ御邪魔した事の有る此方に賭けてみようと考える。
  「東池袋大勝軒」の新形態の店で、二〇一〇年八月二十八日に新規開店した此方。
  二〇一一年一月十七日以来、二年五ヶ月振り二度目の訪店。
  最近では、其の隣の「馳走麺 狸穴」の人気に押され気味で、分は悪い…。
  此の日も、雨の中、一〇人近い行列が出来ている「馳走麺 狸穴」を尻目に、
  木戸を開け、店内に入れば空席が目立つが、裏を返せば、心置き無く、安心して入れるから良い。
  先ずは券売機で食券を購入するが、此方の押しは、前回頂いた「トロフルつけめん」。
  然し、独特の甘味が気に掛かったので、無難に「中華そば」にしようかなと思った矢先、
  新メニューが有ると、何と無く聞いていた、其の名も「トロフルアラビアータ」なる物を発見。
  良し、此れだとばかりに食券を購入し、着席し、食券を手渡す。
  麺の量を訊かれ、中盛り迄は無料と言うので、御言葉に甘えて御願いする。
  更に辛さを訊かれ、こちとら辛いのが苦手で、食べたら尻からプイッと何かが出てしまいそうなので、
  一番辛くないので御願いすると、其れが中辛との事。
  其の前に、第一、「アラビアータ」が何なのかが分からずに発注する暴挙…。
  今調べてみたら、唐辛子、大蒜等の入った辛い赤茄子のテレレらしいな。
  そして、出て来たつけ汁は、何と言う事だろう、真っ赤に染まっている。
  まあ、赤茄子が入っていれば、辛くなくても大概はこんな色をしていよう。
  上には粉チーズと合法ハーブが振り掛けられている。
  麺の上に配された炙り叉焼と水菜をつけ汁に投入し、いざ頂こう。
  麺を手繰り、赤い血の池地獄の様なつけ汁に浸し、一気に啜り上げる。
  つけ汁は赤茄子の爽やかな酸味も有るが、タバスコの様な辛味が結構な勢いで来る。
  一気に顔中の毛穴がバッと開いたかの様に、汗が徐々に滲み出て来る。
  然し、粉チーズが絶妙で、赤茄子とチーズの組み合わせの鉄板具合と来たら無いな。
  其れにしても、此のつけ汁は粘度が相当な物で、確りと麺を浸していては、後半迄持たない。
  辛さも有るので、日本蕎麦の要領で、麺の半分程を浸して啜る様に心掛ける。
  つけ汁はゲッティーのテレレ宜しく、玉葱も大量に入っており、宛ら、伊太利亜料理の様だ。
  麺はツルツルとした太麺で、やや腰の弱さは感じられるが、喉越し、弾力は先ず先ずだ。
  中盤以降、麺に檸檬を搾って頂けば、辛さが緩和され、爽やかさが増す。
  具の炙り叉焼に関しては、焼肉を髣髴とさせる様な感じで好きだ。
  元来、叉焼を炙る事に関しては否定的だが、此れは中々に悪くない。
  最後はつけ汁も随分と減ったので、残りの麺を全て投入し、学校給食のソフト麺のミートソースの様に、
  混ぜ合わせ乍ら、つけ汁を余す事無く絡め取る様にして〆る。
  其れにしても、汗は止まらないし、水は旨く感じられるし、非常に美味しいのは良いのだが、
  矢張り、汗っかきは辛いのは駄目だな。