続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「SALVATORE CUOMO」【大宮】


 …昨晩。
  大宮の祭に託けて、鬱憤晴らしとばかりに大宮の街へ出る。
  一軒目は「角打ち 酒屋の隣」で軽く飲り、河岸を替えるべく外へ出る。
  時刻は二〇時半に成り、祭も賑わい始め、神輿やソーランダンスの声が聞こえる。
  路地では、泰王国料理店が出店を出していたり、屋外で呑む環境が整っていると言うのは良い。
  夏は嫌いだが、外で呑む開放感と言うのは好きだ。
  さて、二軒目はザーピーとゲッティーと決めていたので、店を探す。
  ザーピーの宅配もしており、時折、チラシも入って来る此方に行ってみよう。
  店名と、ザーピーが旨いらしいと言う情報程度しか無いが…。

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 ◎「アルパカ・カルベネ・ソーヴィニヨン・メルロー」一九八〇円
 …一〇分程の待ちを喰らい、地下の席へと案内される。
  先ずは葡萄酒が良かろうと、発注は御近所さんに御任せ。
  丸投げではない、飽く迄も、御任せで…。
  御近所さん曰く、スーパーマーケットで七、八〇〇円で売っている物かも知れないと言うが、
  安物でも、高級品だろうが酔っ払えば一緒なので、特に拘りは無い。
  味に関しても、正直、違いが分からない。
  智利産の葡萄酒と言うが、何せ、馬鹿舌、貧乏舌と罵られた程だしな…。
  欲を言えば、常温だったので、冷えていると有難い。

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 ◎「ムール貝の白ワイン蒸し 黒コショウ風味」八〇〇円
 …「サイゼリヤ」ならばもっと安価だが、紫貽貝を頂きたい。
  貝フェチとしては外せないわね。
  生の貝も旨いが、火を通して旨味がギュッと凝縮したのも旨いな。
  磯の香りと言うか、貝の風味が増し、プリッとした食感も良い。
  黒胡椒もパンチが効いていて素敵だ。
  嗚呼、酒が旨い。
  然し、心は既にサザエさん症候群…。

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 ◎「マルゲリータ(M)」一八〇〇円
 …さてさて、ザーピー、ザーピー。
  此方では「D.O.C」と言うのが一押しの様だが、如何せん、「M」で二〇〇〇円超えだ。
  庶民は大人しく、勝手知ったる、食べ慣れた物にしておこう。
  と言う訳で、ザーピーと言えばマルゲリで。
  生地は薄過ぎず、耳がふっくら、モッチリとしていて良い。
  生地が薄いのは良いのだが、全体的に薄いと貧相に成ってしまうので、耳は厚目が良い。
  マルゲリは材料が簡素な分、旨さが直に感じられる。
  同じ材料でも、質の違いで旨さが全く違って来るしな。
  此方のは矢張り、有名なだけあって旨い。
  赤茄子のテレレの酸味も程好く、モッツァレラチーズのコクも良い。
  只、八等分の大きさが区々だったのが残念…。

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 ◎「ボローニャ風スパゲッティ」一〇〇〇円
 …ザーピーを頂いて、ゲッティーを頂かない理由が見当たらない。
  此れは必ず対でなければいけない。
  ジョンとポール、ガチャピンとムック、おすぎとピーコ、じゅんとねね、ザーピーとゲッティー…。
  ゲッティーはと言えば、どの辺りがボローニャ風なのかは不明だが、
  此れは世間で言う所の「ミートソース」と言う物かしら。
  其れにしちゃ、粉チーズが少ないな。
  と言うか、別で粉チーズだけが出て来ても良いのだが。
  真っ白になる位に振り掛けて頂くのが好きなのに…。
  然し、マリゲリもそうだが、ミートソースも勝手知ったる味。
  安心感と言うか、おっかな吃驚食べなくても良いので、落ち着いて味わえる。

 心成しか、未だ腹が膨れないと言う事で、三次会へと雪崩れ込む…。