続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「角打ち 酒屋の隣」【大宮】

◆「角打ち 酒屋の隣」【大宮】

 …昨晩。
  火曜日に、仕事で疎外感をたっぷりと味わわされ、精神的にも参ってしまう。
  日がな一日、作業指示を与えない、口も利かないと言うのは、如何考えたって可笑しいわ…。
  ぐったりと疲弊した儘、休日を迎える。
  昨日の朝、不意に体重計に乗ったら、三キログラム痩せてたわ…。
  食欲だけは何とか保って、倒れない様に努めてはいるが、目に見えない部分が有るのだな。
  そうこうして、漸く休日に漕ぎ着け、昼間はストレス解消に「ジャンクガレッジ」へ。
  出来は最高だったにも拘わらず、携帯電話のキャメラポンコツで撮影出来ず…。
  駄目な時は何をやっても駄目だ。
  夜はと言えば、御近所さんと大宮の祭に行く事に成っており、十八時に大宮駅へ。
  大宮の祭と言っても、こっちの「」ではないので悪しからず…。
  時間が早過ぎたのか、所々で神輿が出ているが、本番は翌木曜日なのか、盛り上がりに欠け、
  暑さから逃げる様に、店に飛び込む事にする。
  御目当ては、先週土曜日の「アド街ック天国」でも紹介された此方。
  「1日十六号線」、もとい、「旧十六号線」沿いに立地し、「石丸商店」と言う酒屋が直営で、
  日本酒を豊富に取り揃えた立ち呑み形式の居酒屋で、以前から気には成っていたので初訪問。
  矢張り、テレヴィヂョンの効果は大きい様だが、何とかカウンター席に潜り込む事が出来る。

イメージ 1
 ◎「白穂乃香」六〇〇円
 …大宮駅に着くなり、缶麦酒を早々に開けたが、先ずはルービーから行きたい。
  其処で見付けたのが、如何にも上品そうな此のルービー。
  代金は引き換え制なので、其の場で支払い、麦酒に有り付く。
  無濾過のプレミアム樽生ビールを謳っている。
  酵母の力が最大限に引き出された無濾過の樽生麦酒には、乳白色の濁りが有り、
  独特の深味と円やかさが有ると言うが、其の通り、実に滑らかで、上品、高級な味わい。
  上面発酵酵母に依る華やかな香りも特徴で、フルーテーな味わいが印象的。
  又、泡の肌理が細かく、小麦麦芽を絶妙に配合し、小麦の蛋白質に依って醸し出されると言う。
  活きた酵母が入っている為、開栓後は二日間を厳守と言う、取り扱いに繊細なルービー。
  チビチビと大事に呑んでいても、あっと言う間に無くなるね…。

イメージ 2
 ◎「刺身三種盛り合わせ」六〇〇円
 …店内は仄暗いバーの様な感じで、二階席は一日一組しか取らないと言う予約制。
  こんな上品な店じゃ、「いづみや第二支店」に入り浸っていた僕からしたら、上流階級の様だ…。
  さてさて、酒の肴を発注しよう。
  最初は刺身が良い。
  御品書きには、黒ムツ、尾長鯛、イナダの文字が有り、其れ等が入ったと思しき三種盛りを発注。
  夫々、二切れずつが盛り合わされており、何処かの高級料亭にでも来たかの様。
  尾長鯛はプリプリとして、シコッとした食感と、上品な旨味が感じられる。
  イナダは食べ慣れているが、脂の乗りも程好く旨い。
  黒ムツには有り付けず。

イメージ 3
 ◎「鶏せせりのさんしょう焼き」六〇〇円
 …焼き物で気に成ったのが此れ。
  鶏肉のせせり、即ち、首周りの肉と言うのが好きだ。
  せせりを秘伝のテレレで炒め合わせた物の様で、此りゃ、酒が進むぞ。
  あの独特のブリブリとした歯触りが何とも言えず絶妙で、此れにテレレが絡み合う。
  少しとろみが有り、山椒の風味が味覚を刺激して来る。
  此のテレレの味が宜しく、此れが家で作れたら素敵だわぃ。

イメージ 4
 ◎「丸干しイカ炙り」三〇〇円
 …御近所さんが発注したのが此れ。
  小さ目の烏賊の丸干しを、ちょいと炙った物。
  此れを温めの燗でやったら、「舟唄」の世界だな…。
  薄っぺらいが、腸の濃厚な味わいと、噛めば噛む程に出て来る烏賊の旨味が良い。
  おっと、摘みが無くなる前に、日本酒でも偶には頂いてみようかな。

イメージ 5
 ◎「玉川 純米吟醸生原酒アイスブレーカー」三五〇円
 …元来、日本酒は滅多に頂かないので、味や銘柄が分からない。
  壁には多くの燗酒、冷酒、焼酎の銘柄が列記されているが、何が何だか分からない。
  偶さか、二階席の団体客に出された、青い綺麗な一升瓶が目に入る。
  あれは何だろうと、店内を隈無く取材すると、「アイスブレーカー」と言う物だと判明。
  レッテルには、日本酒には似つかわしくない人鳥の絵が描かれている。
  涼しげで良かろうと、其れを御願いする。
  味に関しては詳しく分からないが、思った程、辛口と言う感じは無く、やや甘目か。
  呑んで、胸が焼ける感じは無く、レッテルの通り、スーッとした清涼感が感じられる。

イメージ 6
 ◎「ヨーグルト柚子」三〇〇円
 …日本酒を一杯頂いたので、今度は別の物を。
  目に留まったのが、焼酎の「ヨーグルト柚子」なる物。
  甘い食べ物は苦手だが、甘い飲み物は好きだ。
  一升瓶を良く撹拌して注いで呉れ、とろみの有る液体が出て来る。
  頂くと、柚子の爽やかな風味と酸味、ヨーグルトの甘味と酸味が濃厚。
  氷が溶けるに連れ、呑み易い塩梅に成って行く。

 店内の人口密度が上がって来て、不意にザーピーが頂きたくなったので河岸を替える。