続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「八幡家」【長瀞】

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◆「八幡家」【長瀞

 ◎「宇治金時」六五〇円

 …昨日。
  月曜日からの九連勤を前に宛がわれた、約二ヶ月振りの日曜日休み。
  御近所さんをお誘いし、秩父長瀞方面へと出掛ける。
  羊山公園の後、「手打そば こいけ」でサラッと蕎麦を手繰り、浦山ダムへ。
  此の激暑なので、何時もより水位は少なく、山肌が白く見えてしまっている。
  夏らしい風景を満喫した後は、目当ての「阿左美冷蔵」へ向かう。
  国道一四〇号線を北上し、長瀞を目指す。
  相変わらず、「金崎本店」は渋滞が発生する程の大混雑で、通りに人が溢れ出ている。
  此方は駐車場の備えも少ないので、「寶登山道店」が狙いだ。
  宝登山神社の大鳥居を潜り抜け、宝登山へと向かう坂道を上ると、何時もの人混みが無い。
  混んでいるのは、「阿左美冷蔵」の氷を使用している他の店だ。
  駐車場に入ってみると、何と、休業中と言う。
  何てこったい!
  得てして、僕はこう言う事に善く巻き込まれる…。
  今から、「金崎本店」に戻る勇気も元気も無く、一先ず、現実逃避とばかりに岩畳散策へ。
  流石、日曜日だけ有って、此の暑さの中でも大混雑だ。
  灼熱の殺人光線が降り注ぐ中、川を渡る涼しい風を感じつつ、参道を戻る。
  其処彼処に「氷」の幟が出ており、「阿左美冷蔵」の名前が入っているのが見える。
  「阿左美冷蔵」の氷を使用し、掻き氷を出している店が随分と増えている。
  其の中で、メニューの数が豊富で、一際混んでいるのが此方だ。
  三〇人は並んでおり、こんなに混んでいるのなら美味しいのだろうと、覚悟で最後尾に接続。
  暑さの中、ヂッと、店内が空くのを祈りつつ、眺めつつ待つ。
  そんな辛さの中、矢張り、神様は僕を見捨ててはいなかった様だ。
  一人の女店員に目が釘付けに成る。
  Tシャツの上から前掛けをし、暑くて忙しい所為なのか、虚脱感で仕事を熟している。
  片付けをしたり、テーブルを拭いたりする際、前屈みに成った時だ。
  緩い首元から、中がバッチリと見える。
  おおっ!宝登山が二つ、たわわに、たゆんたゆんに揺れている。
  白い雪山の様な、重量感が有りつつも、餅肌が見て取れる上品さが窺える。
  見た目はaiko
  因みに、「アイコ」と言っても、「宜保」ではないので悪しからず…。
  気怠そうに接客するaikoの胸元は、正に、パイオツカイデー。
  此れか!混雑の原因は。
  僕と同じく釘付けになって、嫁に怒られている中年男性客の姿も…。
  男って、馬鹿だな…。
  一時間待つも、其の間、愉しみが有るので期待に股間が膨らみ、待つのが苦ではない。
  やっと、件のaikoに店内に通され、着席し、注文訊きに遣って来る。
  座った僕の目線と、aikoの胸が同じ高さになので、穴が開く程に凝視してしまう。
  気も漫ろに「宇治金時」を発注し、出来上がりを待つ。
  其の間も目が離せないわね…。
  そして、更に待つ事、二〇分。
  こんもりと盛られた掻き氷が遣って来る。
  融けない内に頬張れば、ふわふわの肌理細かい氷の粒子が、口内の熱であっという間に融けて行く。
  抹茶の苦味が、練乳と小豆の甘さを緩和して呉れ、調和が取れている。
  氷の山の中にも小豆が隠されており、中々に具沢山だ。
  店員同様に…。
  然し、本家の「阿左美冷蔵」には勝てず、氷がジャリっと言う事も有り、
  氷の掻き方に関しても、矢張り、本家本元は違うのだなと実感する。
  然し、目の保養が出来たので元は取れたかな…。