続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「牛たん炭焼 利久 松島店」【松島海岸】

◆「牛たん炭焼 利久 松島店」【松島海岸】

 …木曜日。
  九連勤明けの打ち上げと、一寸した夏休みの思い出作りに仙台、松島方面へ出掛ける。
  大宮駅八時三十四分発の「やまびこ」一二七号に乗車し、仙台駅には一〇時十六分に到着。
  仙台駅からの仙石線の乗り継ぎが悪いので、暫し、仙台駅構内で時間を潰す。
  十一時〇七分発の快速電車で、松島海岸駅を目指す。
  駅を降り、潮の香りを頼りに歩き出す。
  すると、不意に、牛タンと言えば此方、「利久」を発見する。
  今回は牛タンは無理かなと考えていただけに、少し早いが昼御飯にと飛び込む。
  運良く空席も有り、すんなりと着席出来る。

 ◎「生ビール」五二五円
 …先ずは、何を置いても麦酒しか無いわね。
  平日の昼間っから麦酒だなんて、贅沢の極みだ。
  朝、新幹線の中で開けた缶麦酒なんぞ、疾うに抜けてしまっている。
  海風が有る分、埼玉よりは涼しいが、其れでも僕からしたら激暑だ。
  暑気払いと旅気分で、グイっと一杯。
  嗚呼、何とも言えない背徳感と爽快感だ…。

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 ◎「特選牛たん定食 極」一九八〇円
 …さてさて、牛タン定食も発注しよう。
  普通ならば、「牛たん定食」が無難且つ、上等で旨いのだが、目を惹くメニューが有る。
  此処「松島店」限定の定食が有ると言う。
  「牛たん【極】焼き」二枚で四切れ、「牛たんタタキ風」、「牛たんステーキ風」、
  「麦ご飯」、「テールスープ」、「とろろ」が付いて、昼は一九八〇円と言う素敵な物が。
  存分に牛タン焼きを味わいたい気持ちと、様々な牛タン料理を味わいたいと言う気持ち、
  其の狭間で悩んだ結果、折角の旅だ、清水の舞台からバンジージャンプしよう。
  と言う訳で、数量限定と言う「特選牛たん定食 極」を発注。
  麦酒を呷り、ゆったりとした平日の昼間の時間の流れを感じ、十五分程で配膳が開始される。
  先に麦御飯とテールスープが遣って来る。
  う~ん、此れじゃ酒の摘みに成らないな…。
  少し間を置いて、「牛たんタタキ風」、「牛たんステーキ風」が登場。
  さあ、摘みが来た所で、先ずは「牛たんタタキ風」から。
  叩きと言いつつも、殆ど、薄く切られたタン刺しの様な感じ。
  口に入れると温度で蕩ける様で、確りと牛タンの風味も感じられる。
  お次は「牛たんステーキ風」をば。
  ステーキと言うか、角煮の様な感じで、煮込まれている。
  タンシチューの様な感じで、ホロホロ、トロントロンの口当たりが何とも言えず旨い。
  脂身も確りと有り、身悶えする様な蕩け具合で、酒が進むわぃ。
  間を置いて、主役の「牛たん【極】焼き」の登場。
  出て来る迄に時間が掛かってしまい、最初に出たテールスープを、熱々の新しい物に替えて呉れる。
  こちとら猫舌なので、全く気に成らないが、こう言う気配りは流石だ。
  さて、「利久」で初めて頂く「極」。
  左側から箸を付け、分厚い牛タンを半分に噛み切る。
  中々に噛み応えが有るが、噛み千切ってしまえば、口の中ではさっくりとした食感と、
  表面のカリッとした香ばしさ、絶妙な塩加減が最高だ。
  厚味、塩加減、熟成度が店の拘りが出ると言う。
  嗚呼、矢張り、牛とのデープキッスは良いな。
  そして、右側に移行するに連れ、牛タンは軟らかさが際立って来る。
  右端の牛タンなんぞ、歯を軽く宛がっただけで噛み切れる程。
  此の軟らかさは卑怯だ…。
  とろろをぶっ掛けた麦御飯との相性も頗る良く、こんな旨い定食は狡い。
  腹拵えが済めば、僕は興味は無くなり、観光も其処其処に済まそう…。

~御負け~
松島や 嗚呼松島や 松島や
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遊覧船と同じ速度で飛び、餌を求める浅ましい鷗の皆さん。
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焼き牡蠣と麦酒。
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