続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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こばやし「牛たん煮込みカツサンド」【大宮】

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こばやし「牛たん煮込みカツサンド」【大宮】

…木曜日。
 十九日からの九連勤を終え、一〇日振りの休日も二日目にして最終日。
 まあ、そうそう休んでばかりも居られない。
 水曜日は静養と、家の事に充て、此の日は少し遠出をしてみる。
 九連勤の打ち上げと、今年は夏休みらしい夏休みも無く、何処にも出掛けていないので、
 現実逃避と命の洗濯も兼ね、奮発して仙台・松島方面へと日帰り旅行。
 大宮駅八時三十四分発の「やまびこ」一二七号で杜の都を目指す。
 少し早目に新幹線改札に入場し、旅の醍醐味の準備に取り掛かる。
 勿論、朝からルービー。
 此れを愉しみにしていると言っても過言ではない。
 生来、観光地をじっくり見物したり、巡ったりと言うのが好きではないので、
 僕にとっての旅行は、行く迄の道中と、食事以外に興味は丸で無い…。
 麦酒と一緒に、其の摘みと成り得る物を探す。
 米の辨當では少々重たいので、軽めの物が良い。
 おっ、何と、牛タンを挟んだ麺麭が有るわい。
 そそくさと購入し、十四番線へと向かう。
 夢の超特急・新幹線に乗り込み、生意気にも指定席を取り、ヨッコイ、ショーイチ。
 矢張り、大宮と言う街は便利で良いな。
 大宮の事を馬鹿にする人が居るが、此れだけ新幹線が停車し、交通網が発達した街はそう無い。
 何せ、東北新幹線が開通した時の始発駅は大宮駅だ。
 川崎やら、横浜やら、浦和よりも遥かに住み易く、氷川神社門前町なので気品が有る。
 さて、反論が済んだ所で、朝食に取り掛かろう。
 新幹線が発車し、徐々に加速を始め、
 普段は家じゃ呑めない本物の麦酒を開け、朝からグイッと呷る。
 ふぅ~、背徳だね。
 優越感と後ろめたさを味わった後は、「牛たん煮込みカツサンド」の箱を開ける。
 開けた途端、此れは電子レンジで加温すべきだったかなと怯むも、まあ良い。
 揚げたじゃが芋から頬張れば、もっと油がべちゃっとしているかと思いきや、冷めたじゃが芋も良いな。
 さあ、今迄、豚カツを挟んだ麺麭は頂いた事は有るが、牛タンは初めてだ。
 牛タンカツサンド童貞なのでね…。
 麺麭はこんがりと狐色に焼かれており、此れを手掴みで喰らい付く。
 牛タンは思いの外に軟らかく、衣はしんなりしていて、味付けも確りしている。
 煮込んだ牛タンなので、焼いた食感ではなく、ホロっと解れる様な食感。
 味付けは特製ソースとあるが、通常のソースの他に、何と無くカレーっぽい味もしなくはない。
 僕の舌が馬鹿なのだろうか…。
 勿論だが、牛タンの風味、味わいは、普通のカツサンドと一線を画しており、変わっていて良い。
 良い旅行の始まりだな…。