続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「中華そば めんじゃらけ」【菖蒲】

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◆「中華そば めんじゃらけ」【菖蒲】

 ◎「塩チャーシュー」九五〇円

 …昨晩は食後、長椅子でぼんやりしていたら、結局、寝入ってしまう。
  気付けば午前零時半で、此れじゃ、仕事の日と余り変わらないな。
  其れじゃ、駄目じゃん!
  其れから風呂にも入らず、寝床へと移動するも、雷鳴が五月蠅いし、暑いしで寝苦しい。
  冷房を点けてはいるが、二十五度の設定じゃ暑くて駄目。
  第一、二十五度は夏日、僕の中では真夏日の気温と一緒だ。
  明け方に寒さを感じるが、寒い位が丁度良い。
  朝は八時に目を覚まし、起き上がるのが面倒なので、携帯電話で「あまさん」を観る。
  最近、八時に起床するなんて、身体が良いじゃなくて厳しくて…。
  其処から起き上がり、風呂に入り、広縁で目高の稚魚を観察したりする。
  朝に成っても未だゴロピカしてやがる。
  十一時を廻り、身支度を整え、半には家を出る。
  昼御飯でも食べに行こうと、菖蒲方面へ自動車を走らせる。
  昨日、「ジャンクガレッジ」でガッツリとした、パンチの効いたラーメンを頂いたので、
  今日はあっさりと、繊細な感じのメンラーが宜しかろうと。
  不意に、「榮ラーメン」で佐野ラーメンでも頂こうと思い立つ。
  上尾に事業所が在った時は、何度か通い、本場の佐野で頂くよりも、此方の方が旨いと感じた。
  彼是、もう一〇年弱は御無沙汰しているだろうか。
  朧気な記憶を頼りに出掛ければ、定休日でもないにも拘わらず、閉店ガラガラ。
  駄目な時は何を遣っても駄目で、駄目な運気が全部寄って来る様だ…。
  選りに選って、如何して今日なのさ。
  こう言う、有り得ない事に僕は善く巻き込まれる…。
  気を取り直し、第二候補の此方へと方向転換。
  距離も近いので、どちらでも良かったと言えば良かったのだが。
  店に着けば、生憎、駐車場は満車だ。
  何てこったい、駄目の連鎖だな…。
  五分足らずで駐車場も空き、店内へと入れば待ちが出来ている。
  初めに名前を帳面に書き、食券を購入する。
  最近、叉焼に執着しているので、此方の叉焼は持って来いなので、前回同様「塩チャーシュー」で。
  更に一〇分以上待ち、食券を手渡し、漸く、カウンター席に通される。
  冷水を呷り、其処から更に十五分。
  待っている間に、先に食券を回収しておけば、もっと回転は良いと思うのだが…。
  其れは兎も角、豪快な見て呉れの「塩チャーシュー」が登場。
  前回は丼から叉焼が食み出していたが、今回は確りと中に収まっている。
  さて、先ずはプースーから啜ろうかね。
  やや濁りの有る黄金色のプースーは、鶏ガラに魚介を合わせているのだろうか。
  塩ダレの刳味、苦味の様な物を仄かに感じるが、角張った塩気ではないので、
  円やかさが有り、膨よかで芳醇な優しい旨味が、じんわりと浮かび上がって来る。
  麺はと言うと、極めて緩い縮れの有る細麺で、ツルツルし過ぎると言う感じはなく、
  印象が強く残る麺ではないが、啜り心地、口当たりの良い麺だ。
  麺麻は薄味で、色も白目、シャキシャキとして、此のすっきりとしたプースーには似合う。
  そして、褒めたいのは叉焼
  赤葡萄酒を使用したタレで漬け込んだと言い、確りとした味付けが施されている。
  甘味が有り、此れがプースーに溶け出し、味が変わり、色も徐々に醤油ラーメンの様な色合いに。
  叉焼の表面は炙った様な感じも有り、香ばしさが感じられる。
  箸で持ち上げると、断片的に千切れてしまう程に軟らかい。
  噛むと、歯も必要な無い位にホロトロに蕩け、此れは絶品としか言い様が無い。
  勿論、「ジャンクガレッジ」とは全く異なる毛色だが、此れは此れで旨い。
  是非とも、「豚ダブル」とか設定して呉れないかナァ…。
  叉焼の味が染み出したプースーは旨味を増し、残らず飲み干してしまう。