続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺 蕾 野菜分家」【宮原】

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◆「つけ麺 蕾 野菜分家」【宮原】

 ◎「野菜つけめん(大)」八〇〇円

 …昨晩。
  昨日の午前中に著しく気分を害した所為で、晩は家で酒を呑む気に成れず、
  馴染みの「居酒屋 やず」で酔い痴れ、すっかりヘベのレケ。
  別段、腹が減っていると言う訳ではないのだが、昔の悪い癖が出て、〆にラーメンを啜ろうと企む。
  其りゃ、ラーメンよりも、キャバレークラブやスナックの方が良いが、自主規制…。
  ラーメンを啜ろうと思うからには、目星が有っての事だ。
  大宮に在った「つけめん 蕾」が、「つけめん蕾 煮干分家」に続いて出した支店が此方。
  八月二日に新規開店したものの、機会を逸しており、今回が初訪問。
  煮干しに特化した店の次は、野菜つけ麺に特化している様だが、煮干しも提供している様だ。
  酩酊して千鳥足っぽいが、気持ちとしては確りとした足取りだ。
  閉店時間が分からなかったが、意を決して行くと、二十三時が閉店時間とな。
  時刻は二十二時四〇分、ぎりぎり大丈夫かなと、偶さか外に出て来た女店員に確認して中へ。
  店内中程の券売機に向かうと、先客二名が間誤付いており、何でも、煮干しつけ麺が終了し、
  野菜つけ麺しか残っていないらしく、其れならばと帰ろうとしている様子。
  こちとら、煮干しも好きだが、野菜つけ麺が目当てなので問題無い。
  麺の量が「並盛」も「大盛」も変わらないと言うので、貧乏性の僕は迷わず「大」で。
  腹が減ってない癖に、こうも浅ましいとは…。
  さて、客席は作りが変わっており、何かの会議でもする様に、真ん中の空間を囲む様に、
  コの字に近い形で、客の顔が見渡せる格好に成っており、一寸、食べ辛いかな…。
  尤も、客は他に五人しか居ないが。
  酔いを醒ます様に、冷水を呷り、出来上がりを待つ。
  厨房内からは、野菜を炒めていると思しき音が聞こえて来る。
  一〇分強で、つけ麺が配膳される。
  見た目からして一発で、「ラーメン ひかり」に触発されたのだろうなと言うのが分かる。
  いざ、御手並み拝見と行こう。
  麺を手繰り、つけ汁に浸そうと思うも、野菜の量が多くて容易じゃない。
  然し、其れは「ラーメン ひかり」で心得ている。
  僅かな隙間を狙って、力技で捻じ込む様にして投入する。
  啜ってみれば、正に「ラーメン ひかり」と言った感じ。
  醤油豚骨が基本で、黒胡椒のピリッとした辛味、炒め野菜の旨味で喰わすと言った趣き。
  つけ汁は粘度は無く、サラッとしているが、塩気は其れなりに強い。
  炒め野菜は熱熱で、思わず唇を火傷しそうになる。
  麺は「三河製麺」の物の様で、中太の緩やかな縮れが見て取れる麺。
  ツルツルとした口当たりで、確りと水で〆、水切りされているのは好感が持てる。
  モッチリとした弾力が有り、此れは此れで旨い。
  が、「ラーメン ひかり」の平麺の印象が有るので、何と無くの違和感は覚える。
  炒め野菜は萌やしとキャベツで、具は他に、刻み叉焼、麺麻が入る。
  野菜は強火で一気に炒められたと見え、シャキシャキとした食感が心地好いが、如何せん、熱い。
  叉焼は今一、存在感は無いが、噛み締め甲斐の有るホロっとした物だった様に記憶している。
  麺麻は「つけめん 蕾」同様、可も無く不可も無く。
  最後、スープ割り用のポットを宛がわれるも、熱くて暑くて汗だくなので止す。
  夜中、喉が渇きそうなので、つけ汁は其の儘に退店。
  今度は素面の時に、煮干しメニューも頂いてみたい所。
  近所に有名店の支店が出来たと言う事は非常に喜ばしい事だ。