◆「居酒屋 やず」【宮原】
…昨晩。
昼間、「ジャンクガレッジ」で暴力的なラーメンを堪能した後、何だか家に帰りたくなくて、
午前中に著しく気分を害した所為も有り、少し自動車を走らせる。
さいたま栗橋線を久喜市内で右に折れ、ハッピーハンド、幸手方面へ。
権現堂堤に曼珠沙華が咲いていると言う話なので現場に急行するも、
既に先週で祭りも終了し、辺りは何も咲いておらず、強風に吹かれ、寂しい思いをしてみる。
駄目な時は何をしても駄目だな…。
此の儘、無駄に来た道を帰るのは癪なので、「ケータイ国盗り合戦」の未獲得の「空」を盗るべく、
宮代町、杉戸町を通り、岩槻区回りで大宮に戻り、眠気を催し、停車して午睡に興じる。
目覚めれば外は日もとっぷり暮れ、真っ暗に成っている。
帰宅して自動車を置き、其の儘、夜の街へと繰り出そう。
呑まにゃ遣ってられんって…。
向かった先は御馴染みの此方。
昼間、「ジャンクガレッジ」で暴力的なラーメンを堪能した後、何だか家に帰りたくなくて、
午前中に著しく気分を害した所為も有り、少し自動車を走らせる。
さいたま栗橋線を久喜市内で右に折れ、ハッピーハンド、幸手方面へ。
権現堂堤に曼珠沙華が咲いていると言う話なので現場に急行するも、
既に先週で祭りも終了し、辺りは何も咲いておらず、強風に吹かれ、寂しい思いをしてみる。
駄目な時は何をしても駄目だな…。
此の儘、無駄に来た道を帰るのは癪なので、「ケータイ国盗り合戦」の未獲得の「空」を盗るべく、
宮代町、杉戸町を通り、岩槻区回りで大宮に戻り、眠気を催し、停車して午睡に興じる。
目覚めれば外は日もとっぷり暮れ、真っ暗に成っている。
帰宅して自動車を置き、其の儘、夜の街へと繰り出そう。
呑まにゃ遣ってられんって…。
向かった先は御馴染みの此方。
◎「アサヒスーパードライ生ビール（中）」四五〇円
…店に入り、マスターが何時もの様に挨拶して呉れ、何時ものカウンター席に。
直ぐ様、ルービー発注。
店に入ってから三〇秒程で、冷たい麦酒に有り付く。
う～ん、何とも綺麗な流れだ。
昼間の「ジャンクガレッジ」のラーメンが胃袋に居座っているが、酒は別だ。
御通しは、マスターが頻りに汁を飲んで呉れと言う、大根と手羽の煮物。
プースー感覚で飲める煮汁が優しく、大根も軟らかく、手羽も蕩ける旨さだ。
◎「マグロ山かけ」四八〇円
…喉も潤った所で、摘みを発注しようかね。
何時も通り、白板に記されたメニューを凝視し、吟味する。
前回、九月十八日に御邪魔した際、「マグロ上ブツ」を頂いたので、今回は山掛けが良いな。
とろろには目が無いもので。
鮪ブツは赤々として、色鮮やかで良い。
鮪の赤、山葵と紫蘇の緑、とろろの白、何れも色彩豊かだ。
此れに醤油をぶっ掛け、余り混ぜ過ぎない様にし乍ら頂く。
ねっとりとした赤身の旨味に、山葵のツンとした辛味が加わる。
其れをとろろが包み込むかの様で、ヅルヅルと音を立てて啜る。
◎「あさり酒蒸し」四〇〇円
…あっと言う間に麦酒も三杯目に差し掛かり、次の「電氣ブラン」の準備に取り掛かる。
腹は減っていないが、強い酒にも合いそうな摘みを選択する。
前回も気に成った、浅蜊の酒蒸しが良いな。
個人的には浅蜊バターの方が良いが、さっぱり目でも宜しかろう。
微かにバターの風味も感じられるが、日本酒で一気に蒸し上げられているので、和の趣きか。
味付けは薄目だが、浅蜊の味わいが直に伝わって来る。
プリッとした浅蜊は軟らかく、磯の香りが強い。
◎「電氣ブラン」
…麦酒三杯の後は、瓶を保管している「電氣ブラン」に替える。
酔い痴れたい時は、此の四〇度の酒と言うのは有り難い。
僕の様に、身体の発動機の掛かりが遅い人間には、一気にガツンと来る酒は良い。
おいっ！一体誰が、「型は古いが時化にも弱い」だと！
「兄弟船」からの抜粋、改詞も済んだ所で酒に有り付こう。
食道が焼ける様な酒は、甘ったるい、何とも甘美な薫りを漂わせ、体内に入って来る。
◎「小鯵の南蛮漬け」無料
…マスターが、「うちの南蛮漬け、食べた事有りますか？」と不意に訊いて来たので、
前回、御通しで頂いた旨を告げると、今回の出来も良いのでと振る舞って呉れる。
普段、酸っぱい物は好んで頂かないが、南蛮漬けは何と無く好きだ。
小鯵を見ると、真夏に死んだ目高が思い起こされるが、供養だと思って頂く。
酸味が実に心地好く、噎せそうな事は無く、甘味との均整が取れている。
女中さん曰く、小鯵の頭と尻尾を丁寧に残す客も居るとか。
喰う所無いじゃん！
◎「ポテトフライ」三〇〇円
…もう一品、〆に、強い酒に合う摘みを頂こう。
最近、妙に「マクドナルド」の揚げたじゃが芋を頂きたくなる事が有るので、此れが良いな。
冷凍物とは百も承知だが、秋は何と無くじゃが芋に惹かれるな。
塩気は薄いが、卓上の塩を振り掛ければ問題無い。
ケチャップを貰おうかとも思ったが、血圧も高いしね…。
食べ始めると止まらなくなり、あっと言う間に終わってしまう。
◎「電氣ブラン」二三〇〇円
…四本目の「電氣ブラン」が空いてしまったので、五本目を入れておく。
確か、五本目を開けると、六本目はロハの筈…。
ダーターを目指して、合間を見付けて呑みに来よう。
…四本目の「電氣ブラン」が空いてしまったので、五本目を入れておく。
確か、五本目を開けると、六本目はロハの筈…。
ダーターを目指して、合間を見付けて呑みに来よう。
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※2011年5月21日時点の情報です。
ID:0000303858
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