◆「蒙古タンメン中本 大宮店」【大宮】
…昨晩。
十九時半過ぎに仕事を切り上げ、大宮駅へと急ぐ。
十二月一〇日、此の日は大宮市民にとっては特別な日だ。
氷川神社の「大湯祭」が行われ、此の年末、年の瀬の雰囲気が味わえるのが好きだ。
子供の頃は、十二月一〇日は半日授業だった程で、わくわく感が否が応でも高まる。
御近所さんと合流し、すずらん通りを抜け、一の宮通りに入れば露店が犇めき合い、
行き交う人でごった返し、普段は人混みは大嫌いだが、地元の祭りならば苦でもない。
麦酒を片手に歩き、氷川参道に突入すれば、混雑は一層増す。
神社の敷地内に入れば、熊手を売る店が立ち並び、縁起物で小さい二〇〇〇円の物を購入。
来た道を戻り、腰を落ち着けて呑もうと、すずらん通りの「磯丸水産」へ。
麦酒一杯、ホッピー三杯でへべのレケに成り、〆たくなってしまう。
「天下一品」は生憎、居酒屋感覚に成ってしまっており、満席で断念。
南銀座なので、「蒙古タンメン」を喰らう事に。
呑んだ〆に頂く様なラーメンじゃないのに、酔って、脳が如何かしちゃってるんだろうな…。
十九時半過ぎに仕事を切り上げ、大宮駅へと急ぐ。
十二月一〇日、此の日は大宮市民にとっては特別な日だ。
氷川神社の「大湯祭」が行われ、此の年末、年の瀬の雰囲気が味わえるのが好きだ。
子供の頃は、十二月一〇日は半日授業だった程で、わくわく感が否が応でも高まる。
御近所さんと合流し、すずらん通りを抜け、一の宮通りに入れば露店が犇めき合い、
行き交う人でごった返し、普段は人混みは大嫌いだが、地元の祭りならば苦でもない。
麦酒を片手に歩き、氷川参道に突入すれば、混雑は一層増す。
神社の敷地内に入れば、熊手を売る店が立ち並び、縁起物で小さい二〇〇〇円の物を購入。
来た道を戻り、腰を落ち着けて呑もうと、すずらん通りの「磯丸水産」へ。
麦酒一杯、ホッピー三杯でへべのレケに成り、〆たくなってしまう。
「天下一品」は生憎、居酒屋感覚に成ってしまっており、満席で断念。
南銀座なので、「蒙古タンメン」を喰らう事に。
呑んだ〆に頂く様なラーメンじゃないのに、酔って、脳が如何かしちゃってるんだろうな…。
◎「ビール(中瓶)」五〇〇円
…桃色繁華街で大陸系の遊女に声を掛けられつつ、現地に到着し、階段を上がる。
店頭の券売機で立て続けに食券を購入する。
「蒙古タンメン」、「定食」の他に、麦酒も呑み直さないとね。
カウンター席に通され、食券を手渡し、程無くして瓶麦酒が運ばれる。
瓶麦酒を呑むのは久し振りで、偶には手酌も宜しいな。
ホッピーで焼酎に浸かった胃袋を、麦酒の炭酸でシャキッとさせる。
御通しは萌やしに大量の黒胡椒を掛け、テレレで和えた物だが、御通しも辛いとは…。
◎「蒙古タンメン」七七〇円+「定食」一七〇円
…麦酒も呑み切らない内に、「定食」が先に遣って来る。
豆腐は少な目で、テレレが多目だ。
此れを摘みに麦酒を呑めば、辛さと冷たさの対比が心地好い。
生来、辛い物は駄目な方なのだがね。
続いて、真っ赤なメンラーも配膳される。
相変わらず、「ラーメン 二郎」とは違った意味で暴力的だ。
「*」を痛め付ける為に送り込まれた刺客の様だな…。
麦酒で冷えた口の儘、先ずは蓮華でプースーを啜ろう。
「味噌タンメン」の部分は、肉と野菜の旨味がぎっしり詰まった味わいで絶妙だ。
辛子麻婆豆腐が溶け出していない内は、至って美味しく、安心して頂ける。
麺を引っ張り上げれば、中太の真っ直ぐな麺はモッチリとして弾力が有る。
低加水の感じで、表面はザラッとした、粉の風味が感じられ、個人的には好きだ。
さて、徐々に辛子麻婆豆腐のフルフルとしたテレレが、溶岩の様に侵食して来る。
熱さと辛さが相俟って、汗が止め処無く噴き出し、口内が麻痺して来る。
酔っ払っているのと、辛さで麻痺しているのとで、可笑しく成って来そうだ…。
汗だくで平らげ、確りと〆られた所で、帰って其の儘、寝床で轟沈する駄目中年。