続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん ふくのや 加納店」【桶川】

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 ◎「ちゃーしゅー麺(塩)」八五〇円+「玉子ごはん」二〇〇円

 …昨晩は外に出るのが億劫で、贅沢にも宅配のザーピーの店屋物で済ます。
  其れにしても、ザーピーは何時食べても旨いな。
  雑酒五〇〇ミリリットル二缶を空け、炬燵で横に成ったが最後。
  其の儘、寝入ってしまって気付けば午前一時。
  其れからコンタクトレンズを外し、寝床に移動して寝直すも、
  妙に目が冴えてしまって、明け方四時頃迄、眠れずにもやもやしてみる。
  漸く、辺りが白み始める頃に眠りに落ち、朝は九時に何とか起きる。
  何だか、生活が狂ってしまうな…。
  起き出して風呂に入り、広縁から外を眺め、目高を観察する何時もの休日。
  何でもない様な事が、幸せだったと思う、平凡が一番だったりする。
  正午に成り、腹の虫も喚き出して来たので、取り敢えず、外へ出る。
  昼御飯候補は「元祖 田舎っぺ」で武蔵野饂飩を啜るか、偶には趣きを変え、
  「もんじゃ・お好み焼 わいず」で御好み焼き、もんじゃ焼きを突くか。
  決まらない儘、国道十七号線を北上する。
  う~ん、矢張り、ラーメンは捨て難い。
  今週は諸般の事情で暴力的なラーメンが頂けないので、普通のラーメンでも良い。
  其処で不意に浮かんだのが、数年前に一度だけ御邪魔した事の有る、
  桶川に在る、旭川ラーメンを出す此方で、今は支店が有ると言う。
  本店より、支店の方が駐車場が広そうなので、支店を初訪問。
  県道十二号線を久喜方面に右折し、県道三一一号線を左折し、北本方面へ。
  殆ど、桶川市の外れで、自動車でないと先ず無理な場所だ。
  民家の庭の端っこに店を構えた様な造りで、駐車場も辛うじて空いている。
  店内に入ると、好感接客の店員氏に迎えられ、テーブル席へと通される。
  窓側の陽射しの降り注ぐ、暖かい席だ。
  さて、メニューを眺め、熟考しよう。
  旭川ラーメンの「らーめん 山頭火」や「風来居」を思わせる味で、塩味が良い。
  「限定とろとろちゃーしゅー麺」を塩味で発注するも、売り切れと言う。
  何てこったい、駄目な人間は何をしても駄目だな…。
  万止むを得ず、「ちゃーしゅー麺」に格下げし、「玉子ごはん」も頂いてみる。
  以前も頂いて、非常に美味しかった覚えが有るのでね。
  出来上がる迄、日向ぼっこをし乍ら、携帯電話を弄び、冷水を呷って待つ。
  店内は略満席の為、十五分程で配膳される。
  本店の店主は、「風来居 渋谷店」の店主だったと言う情報も有り、合点が行く。
  白濁したプースー、塗された白胡麻が何とも芳しい。
  卓上の蓮華を左手、箸を右手で取り、いざ、プースーから頂いてみよう。
  動物系の臭味が一切無いプースーは、塩ダレと絶妙に混ざり合い、
  芳醇で円やか、クリーミーな味わいを醸し出しつつ、大蒜のパンチが効いている。
  サラッとして、粘度の低いプースーだが、コクが有るので深味が感じられる。
  あっさりしているのだが、さっぱりし過ぎない、淡白過ぎない味わいだ。
  甘味が口内に拡がり、思わず、何口も立て続けに啜ってしまう。
  麺は北海道の「小林製麺」の物を使用している様で、中細の縮れの有る麺。
  低加水なので、ツルツルし過ぎておらず、啜り心地も好みだ。
  余りツルツルしているのも、安っぽく感じられてしまって好きではない。
  此の縮れ具合が、プースーの持ち上げを良くしている。
  具の叉焼は、バラ肉の物が五枚入る。
  確りとした味付けで、赤身の部位は適度な噛み応えの有る物で、
  何時迄も味わっていたいと思える代物で、脂身の部位もトロトロで蕩ける旨さ。
  只でさえ旨いのだから、「限定とろとろちゃーしゅー麺」は然ぞかし旨かろう…。
  麺麻は薄味で、シャキシャキとした食感の物で、箸休めの様な感じにも成る。
  木耳はコリコリとして、博多ラーメンにも此の形状で入っていて欲しい。
  今の博多ラーメンでは、木耳は細く刻まれてしまうのが残念でならない…。
  さて、御飯物も行っておきたい。
  「玉子ごはん」は真ん中に生玉子が落とされ、脇には刻まれた叉焼
  削り節、味付け用のテレレが添えられ、此れ等をざっくりと撹拌して掻っ込む。
  もう、此の手の御飯は旨いに決まっている。
  全てが絡み合い、混ざり合い、兎にも角にも、男が好きな飯だ。
  御飯を掻っ込み、プースーを啜って流し込む。
  プースーの味が宜しいので、確りと飲み干してしまう…。