続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん 梵’s BONES」【南与野】

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 ◎「らーめん」六八〇円+「豚増し」二一〇円

 …到頭、四連休もあっという間に最終日。
  何と心細く、切ない心持ちだろうか…。
  重苦しいサザエさん症候群を病み、心身にドッと不安が押し寄せるかの様。
  此の雨も、其れに拍車を掛けているのだろうな。
  昨晩は旨い寿司と酒を堪能した後、結局、億劫で風呂にも入らず撃沈。
  熱帯夜からは解放されて寝苦しくは無いが、酒を呑んだ所為で身体が乾涸び、
  喉の渇きで魘され、夜間頻尿で何度も起きる始末。
  典型的な駄目人間だな…。
  朝は八時前に目覚ましを掛け、「ケータイ国盗り合戦」に興じる。
  「鷹狩り」の「バトルアリーナ」開催中なのでね…。
  其れは兎も角、起きて目高に餌を遣れば、稚魚が生まれているのを見付け、
  嗚呼、僕の生まれ変わりかなと、もうじき死んでしまうかもと案じてみる…。
  さて、最終日の今日も雨なので、電車に乗って昼酒と言う感じではない。
  自動車で移動と成ると、必然的に暴力的なラーメンを頂きたくなる。
  天気は雨、大蒜の禁断症状、中毒症状が現れ始める。
  「はじまりはいつも雨」…。
  巧く纏まった所で、正午過ぎに家を出る。
  目的地は五月二〇日に初めて御邪魔した此方。
  道路は混雑を極め、彼方此方で渋滞に巻き込まれる。
  一時間近く掛かって、漸く到着する。
  こんな大雨の日ならば、空いていて余裕で入れると思った僕が馬鹿だった。
  店頭には五人も待ちが居る。
  他にも馬鹿は大勢居たね…。
  「馬鹿に馬鹿足しゃ馬鹿ばかり、馬鹿から馬鹿引きゃ薄ら馬鹿」、
  「自慢じゃないが俺も馬鹿、遠慮するなよ君も馬鹿」。
  クレイジーキャッツの「馬鹿は死んでも直らない」の一節が頭を過る…。
  殆どが、最寄りの某国立大学の学生だ。
  親からの仕送りで、此の手のラーメンは食べる物ではない。
  自分で齷齪働き、其の御給金で食べるからこそ旨い物なのだよ。
  すっきりしない心持ちの儘、先ずは店内で食券を購入する。
  前回に続いて、「らーめん」と「豚増し」の釦を押し、再度、土砂降りの店外へ。
  五分強で中に入る事が出来、中の椅子で五分待ち、到着から一〇分で着席。
  まあ、許容範囲内だと堪えよう…。
  其処から更に一〇分で、無料トッピングを訊かれる。
  前回は野菜、大蒜、脂だったが、今回は「カラメ」も加え、全増しにしよう。
  特段、意味は無い。
  丼を受け取れば、前回程の迫力、感動こそ無いが、相変わらず暴力的ではある。
  さて、早速、蓮華を手に取り、プースーから啜るとしよう。
  「カラメ」にした所為か、前回よりも醤油ダレが立って、塩気が強い印象。
  乳化している感じは無く、比較的軽めのすっきり系統の味わい。
  そして、調味料の味は、他の亜流の「二郎系」で味わった事の有る雰囲気が有る。
  野菜の山を遣っ付けに掛かれば、事前に黒胡椒で味付けが施されているので、
  ピリッとした爽やかな辛味が心地好く、且つ、味が付いているので食べ易い。
  醤油ダレだけでは、液体なので染み込み難く、全てプースーに流れてしまう。
  大量に注がれた背脂も良く、野菜と絡んで、トロトロで旨い。
  コラーゲンは率先して摂取しないと駄目だな。
  麺は「クリタ食品」と言う所の物で、極太で、縄暖簾の様な感じと言うのは無く、
  嫋やかさを兼ね備えたと言った印象で、表面のざらつきも控え目。
  どちらかと言うとツルっとした口当たりの方が強いかしら。
  モチッとした弾力は感じ取れるが、際立った出色が無いので、特徴が弱い感有り。
  尤も、普通に美味しく頂けるので、何ら問題は無いが…。
  さあ、主役の豚だ。
  僕の好きな、バラ肉を巻いた物ではないが、肉肉しさは十分に伝わる。
  ややパサつきは感じられるが、硬さは無く、繊維に沿って解れるので、
  軟らかいと言う表現の方が適切かしら。
  とは言え、矢張り、「ラーメン二郎 大宮店」、「ジャンプ」には及ばないな。
  今の所、此の二店の豚は僕にとって「ネ申月豕」だからな。
  大蒜はたっぷりと摂取した御蔭で、明日からの社会復帰に支障が出そう…。