続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らあめん 満来」【新宿西口】

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◆「らあめん 満来」【新宿西口】
 
 ◎「チャーシューざる」一三五〇円
 
 …月曜日。
  毎日毎日、僕等は鉄板の上で焼かれる様な暑さで参ってしまう。
  暑さ耐性が著しく低いので、六月から一〇月は大嫌い。
  汗を一滴でも掻くのが嫌なので、正直、動きたくない…。
  熱帯夜の寝苦しさに加え、仕事の夢で魘され、起き抜けは何時もきつい。
  睡眠不足の重苦しさと、ストレスから来る吐き気に毎朝遣られている。
  其の内、寝乍ら、悪夢に魘され、一口ゲヴォして、気管が詰まって死にそう…。
  そんな寝ゲヴォ事情は兎も角、話は遡って月曜日。
  多分、月曜日だと思う。
  月曜日だったんじゃないかな。
  ま、一寸、覚悟はしておけ。
  「関白宣言」からの引用も終わった所で本題に…。
  此の日は十四時半出社と言う訳の分からない時間が宛がわれる。
  まあ、帰りは終電車なのは変わらないが…。
  時間の余裕も有るので、普段は一日一食しか食べられないので、
  偶には昼御飯を食べて、一日二食は摂ろうかなと。
  流石に大蒜たっぷりの暴力的なラーメンは無理なので、其れに代わる物を。
  と成ると、大蒜の入らない、暴力的な此方の「チャーシューざる」が良い。
  十二時半に到着すれば、店外に待ちは無し、店内の待ちは十三人。
  前々回、七月三日に御邪魔した時の十五人に比べたら、大差無い。
  券売機で食券を購入し、行列最後尾に接続。
  食券の改札を受け、十五分程で着席出来る。
  つけ麺が主力商品で、且つ、量が多いにも拘わらず、此方は回転が早い。
  尤も、喋り乍ら、食べるんだか食べないんだか分からない様な馬鹿な客が、
  殆ど居らず、男性比率が極めて高いのも其の要因と言えよう。
  冷水を呷り、火照った身体を冷ませば、五分弱で配膳される。
  此れだけの待ちで、入店から二〇分で有り付けるのは助かる。
  其れにしても、七月九日以来、三週間振りの対面だが、相変わらず良いね。
  此の肉塊に、中山美穂宜しく、WAKU WAKUしてしまう。
  割り箸を手にし、麺を手繰り、犇めく叉焼の隙間に捻じ込む様に浸し、
  後は、勢い良く、脇目も振らず、一心不乱に啜るのみ。
  嗚呼、何と滋味深いつけ汁の味わいなのだろうか。
  酢の酸味と、七味唐辛子の辛味が特徴的ではあるが、決して其れが強過ぎず、
  動物系と魚介系の均整の取れた出汁が、昔懐かしさを漂わせる。
  そして、鶏油だろうか、何とも言えない旨味がじんわりと浮かび上がる。
  さっぱりとしつつも、奥行き、深味の有るつけ汁に、小父さん悶絶…。
  保守的であり乍ら、革新的なつけ麺だ。
  麺は御馴染み、ピロピロ気味の平麺で、加水率は高く、ツルツルしているが、
  緩やかな縮れが効いているので、つけ汁の持ち上げは良い。
  冷水での〆、水切りも仕事が確りしているので心丈夫だ。
  さてさて、矢張り、叉焼が気に成る。
  先ずは、小さ目の物を一口。
  おおっ、思わずほくそ笑んでしまう。
  噛まずに蕩けてしまいそうな軟らかい物で、思い描いた通りの叉焼だ。
  大き目の物は、適度な噛み応えが有るが、其れでも軟らかい。
  様々な食感の部位が入っているので、飽きが来ない。
  ホロっと解れる感覚は、何度味わっても良いわぃ。
  具の麺麻も、シャキッとして、叉焼の影に隠れて控え目だが、此れが良い。
  つけ汁も全て飲み干し、御満悦で完食。
  余談だが、他の客の注文が聞こえたが、七味唐辛子抜きとか、葱抜きとか。
  最初から入っている物を抜いたら、最早、此方のつけ麺じゃないじゃん。
  別物に成ってしまう気がして、其れなら、余所で食べれば?と思ってしまう。