続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「ジャンクガレッジ」【東大宮】

イメージ 1
 
◆「ジャンクガレッジ」【東大宮
 
 ◎「ラーメン(大)」七三〇円+「豚増し」二〇〇円
 
 …熱帯夜続きで、仕事の悪夢に魘されるのと相俟って、睡眠不足だ。
  暑さの寝汗と、悪夢の寝汗と、朝起きればびっしょり。
  独りスプラッシュマウンテンの様だ…。
  偶の休みと言えども、明日出勤で、明後日休みと言う飛び石。
  気が休まらないと言うか、落ち着かないと言うか、休みの気がしない。
  其の間ずっと、サザエさん症候群を病みっ放しな訳なので…。
  今朝は暑さに耐え兼ね、何時に起きたっけ?
  八時だった気がしたが、もう、ストレスで脳も可笑しい。
  嗚呼、隠居したい…。
  仕事の日よりも早く起きたので、余計に怠く、気分は冴えない。
  とは言え、休みと言う点では、格段に気持ちが楽だ。
  広縁に出て、平日の街を見渡し、少し優越的な気分に浸ってみる。
  ブルジョワジー共、働け、働け!
  土日祝日に確りと休みやがって。
  世間の差別も甚だしく、花火、祭りは殆ど土日。
  平日休みの賤民は見に来るなと言っている様なもの。
  土日祝日に通勤快速が走らないと言うのは如何言う事!?
  土日祝日に仕事に行く人間は、其れは通勤に値しないと言う事か。
  全員が全員、遊びに行くんじゃないんですけど、JRさん!
  ホリデー切符なんて、土日限定の切符を出しやがって。
  平日休みはホリデーじゃない訳ね。
  流石は、親方日の丸の殿様商売。
  さて、愚痴も済んだ所で、昼御飯を食べに出よう。
  此の暑さの中、余りにストレスがドイヒーなので、大蒜摂取と決め込む。
  行く先は「ジャンプ」。
  いざ、自動車を走らせて現場へ向かう。
  途中、少し気に成って、まさか店休日ではなかろうなと、調べてみる。
  ガビ~ン!
  二十二日から三十一日迄、店内改装作業で休み…。
  矢張り、運の無い人間だった。
  まあ、店に着いてから休みを知るよりはましか。
  急遽、予定変更で、暫く足が遠退いている此方で妥協しよう。
  豚の改良の見込みが無いと見限り、訪店を止めている。
  突如、予定外の訪問で、四月三日以来、約四ヶ月振りに。
  相変わらず、駐車場は「前向き駐車」と大きく書かれているにも拘わらず、
  揃いも揃って、全て規則を遵守せず、後ろ向き駐車と言う馬鹿ばかり。
  何!?字が読めないの?馬鹿なの?
  此方を訪れるのを止した原因のもう一つは、此の規則を守らない、
  守れない馬鹿な客が多いのが、見るに耐えられなくなって…。
  旨いラーメンを頂くなら、規則は守れよ。
  客だから偉い、何をしても許されると言うのは大きな間違い。
  郷に入っては郷に従え。
  そう言う人間は、ずっとそうやって育てられ、生きて来て、
  此れからもずっとそうやって生きて行くんだろうな、可哀想に…。
  僕は確りと、規則通り、前向き駐車で停めて入店。
  半端では無い後ろ向きな人間が、こうして前向き駐車をしているんだぞ!
  さて、店に入り、新型の券売機と向き合い、食券を購入する。
  何時もの「ラーメン(中)」が無くなり、「大」に成っている。
  まあ良いとばかりに、「ラーメン(大)」と「豚増し」を購入。
  直ぐに着席出来る様なので、冷水を汲んで、カウンター席の間に挟まる。
  厨房内は中年男女の組み合わせだ。
  麺茹では次の回に成るので、少し時間が掛かる旨、告知される。
  無料トッピングは、何時も通りに「全増しで」と告げる。
  其れから待つ事一〇分強。
  久方振りの対面と成る、こんもりとした山の丼を受け取る。
  豚は端っこの部位が入っており、豚には些かの期待が持てそうだ。
  箸と蓮華を取り、いざ、大きな期待はせずに プースーから啜る。
  おっ!濃いぞ。
  只、醤油ダレを濃くしただけと言う感じではなく、濃密で、奥行きが有る。
  最近は薄いと言うか、浅いと言うか、表面的な味わいしか無かったが、
  久し振りにパンチの効いた、中々にコクの有る味わい。
  少し、信頼回復の兆し。
  野菜の山には、卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でぶっ掛けて頂く。
  茹で加減に関してだけは変わらず、シャキシャキとクタクタの中間で良い。
  兎の様に、黙々と野菜だけを遣っ付ける。
  粗方、野菜が片付いたら、麺を引っ張り上げる。
  「ニッセーデリカ」製の麺は、表面がツルツルしていて手繰り難い。
  又、市販の生ラーメンの様な安っぽさも感じられてしまうが、
  其処は、強靭な腰が存在感を際立たせて呉れ、旨さが伝わって来る。
  「浅草開化楼」の物には及ばないが…。
  さて、懸案は豚だ。
  二枚に加え、端肉の様な端っこの部位が二個入る。
  蕩ける様な軟らかさ無し、豚臭さは幾分抑えられている。
  以前程、白茶けて、豚臭くて、と言うのは余り感じない。
  端っこの部位は、肉の繊維が全て歯に挟まり、不快な気分に…。
  然し、総じて、偶々かも知れないが、以前よりは改善されていよう。
  不道徳な客の多さを除いて…。
  大蒜は確りと充填出来、束の間の休日としては有意義か。