◆「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」【日進】
◎「濃厚煮干しそば(並)」七〇〇円+「半肉増し」一五〇円
…「三丁目 にしや食堂」で一頻り麦酒と唐揚げを堪能。
昨晩のつけ麺が未だ残っているのか、胃腸がすっきりしなくてね…。
気分良く、ヘベのレケで外へ出て、今日こそは家の方向へ歩き出す。
すると、うっ!サザエさん症候群の発作だ。
此れは拙い。
此の儘では行き倒れて死んでしまう。
う~ん、弱った。
取り敢えず、何処かに避難しないと、病状が悪化してしまう。
良し、あそこに逃げ込もう。
と言う訳で、避難したのが此方。
寸劇に御付き合い頂き、誠に有難う御座いました…。
十四時と言う時間も有って、店内は空席が有る。
先ずは券売機で食券を購入しないといけない。
おっ、夏限定の「冷やし和風つけ麺」なんてのも有るぞ。
然し、今日は珍しく、つけ麺は止し、ラーメンにしてみようと思っていた。
発作の最中にね…。
昨日、「つけ麺 らーめん研究所/にぼ兄弟」で強烈な煮干し出汁の効いた、
燕三条系ラーメンを頂いて触発されたと言うのが大きな理由だ。
此方では二〇〇九年九月二十七日以来、四年十一ヶ月振りに、
「濃厚煮干しそば」を頂いてみる事にする。
流石に今日は「並」で自重するも、「半肉増し」にしてしまう駄目中年…。
偶さか、御近所さんも来店しており、少しばかり会話をし、完成を待つ。
そして、一〇分程で対面を果たす。
「濃厚」とは謳っているが、プースーはサラッとしている。
昨日のは「超濃厚」だったので、ドロッドロだったが…。
さて、いざ、プースーを蓮華で啜ろう。
おおっ、久し振りだが、中々に煮干しの感じが出ているわぃ。
ガツンと来る強烈なパンチは無いが、煮干しの蘞味や雑味は抑えられ、
随分と上品な仕上がりだが、個人的にはもっと荒荒しくても良い。
塩気は適度に有り、人に依ってはやや尖った印象を受けるかも知れないが、
此れも又、出汁が十分に出ているので、尖りも最小限に抑えられている。
プースーの表面には細かい背脂が浮き、外気に触れて温度が下がると、
膜が張って行くのが分かり、視覚的にも濃厚さが感じ取れる。
又、刻み玉葱のショリショリとした食感と甘味が心地好い。
続いては麺を引っ張り上げよう。
極太のつけ麺とは対照的な細麺で、撓やかさが有って美しい。
表面の多少のざらつきが粉の風味を感じさせて呉れ、麺自体に旨さが有る。
多加水のツルツルした麺も偶には良いが、プースーとの絡み、
持ち上げを考えると、低加水の麺の方が、食感も含めて好きだ。
噛むとパツッと千切れる歯応えが。
叉焼は相変わらずの味が良く染みた物が入る。
今日のは少々、硬めの物が多く、歯の隙間に繊維が挟まりそうな感じ。
赤身の部位は多少残念な所は有るが、脂身のプルプルは最高だ。
麺麻は枕木の様な極太麺麻で、言わずもがな旨い。
久し振りに青菜が入ったラーメンを頂いたが、目新しく新鮮だ。
家系ラーメンの菠薐草位しか見掛けなくなったからなぁ…。
飲酒後のラーメンだが、確りと美味しく頂き、満腹で家路を辿る。
途中、缶酎ハイを買い込んで…。