続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「ラーメン二郎 赤羽店.」【赤羽】

イメージ 1
 
◆「ラーメン二郎 赤羽店.」【赤羽】
 
 ◎「小ラーメン」六五〇円
 
 …昨日の木曜日から日曜日に掛け、四日間に亘って三日の休日消化中。
  当初、今日の金曜日と明日の土曜日を連休にしていたのだが、
  勤務予定を決定した後に、今日の金曜日の午前中に会議の予定が捻じ込まれ、
  今回の様な不規則な形で休日を消化しないといけない羽目に成る…。
  今朝は七時起きで会社に行き、午前中は十一時迄、会議に時間を費やす。
  其の後、パーソナルコンピューター仕事を少しし、十三時前にはドロン。
  残りの半日は、日曜日に確りと働くさ。
  こんな陽の高い内に解放されると、わくわくしてしまう。
  此の儘、ふらっと池袋演芸場にしけ込むも良し、昼酒を堪能するも良し。
  数多の選択肢は有るが、今日こそ決行しようとしていた事が有る。
  「ラーメン二郎 赤羽店.」への初潜入。
  其の昔、松戸に事業所が在った頃、近所に「ラーメン二郎 松戸店」が在り、
  腕白ブラザーズを組んでいた同僚の方と足繁く通っていた。
  其処の店主が、二〇一二年に赤羽に移転して開店したのが此方。
  松戸時分、蝶野正洋似の店主と、其の御夫人と思しき、宮本信子似の女性、
  此の御二人を見るのも内輪の愉しみの一つでも有った。
  松戸に通っていた頃から、早一〇年の歳月が流れる。
  さて、RED WINGこと赤羽駅で途中下車し、商店街の中へ。
  一路、黄色い看板を目指し、直ぐに到着。
  店外に待ちは無く、店内に入れば二名の待ち。
  券売機で食券を購入するも、生憎、目当ての「小豚」は売り切れ…。
  「何て日だ!」と、激しく心の中で咆哮する。
  万止むを得ず、「小ラーメン」の食券を購入し、行列の最後尾に接続。
  緊張感の漂う、何処か張り詰めた空気の店内を観察する。
  当時、蝶野正洋似だった店主も、一〇年の歳月で、ラッシャー木村に変化。
  宮本信子似の女性、通称「松子」さんの姿は無く、女性の助手との二人体制。
  ヒロシ&キーボーと同じ編成…。
  一〇分程で席が空き、冷水を汲んで着席する。
  おおっ、近くで見ると、益々、ラッシャー木村似だ。
  程無くして、助手の女史から「大蒜入れますか?」と不愛想に訊かれる。
  不愛想、ぶっきら棒極まりないのが直系「二郎」なので、怯んではいけない。
  「全増しで」と、毅然としつつも、御機嫌を窺う様に告げる。
  店内は一切の音楽やレディオの無い無音状態の為、ラーメンを啜る音と、
  厨房内のラーメンを調理する音以外は無く、緊迫感を増幅させる。
  着席から十五分、其の様な緊張状態に身を置き、ラーメンが配膳される。
  じぇじぇ!中々の野菜の盛りだわさ。
  中山美穂以上にWAKU WAKUさせて呉れるじゃないのさ。
  さぁ、いざ、蓮華を手に取り、割り箸を割り、業務に取り掛かろう。
  先ずは蓮華をプースーの湖面に沈め、掬い、啜る。
  すっきりとした非乳化の味わいと、トロンとした乳化した味わいの中間、
  そんな感じの、何方の良い面も味わえる様な感じの口当たり。
  背脂が結構な量、スープに溶け出しており、調理工程を見ていると、
  宛ら、背脂チャッチャ系の様な感じで、丼にスープを注いでいたからな。
  此の背脂の旨味がぎっしり凝縮された、滋味深いプースーだ。
  こんもりと聳え立つ、野菜の山の捜索に出よう。
  茹で加減は絶妙で、シャキシャキとクタクタの中間。
  個人的な見解だが、野菜の茹で加減の良し悪しで、味の好き嫌いが分かれる。
  シャキシャキ過ぎる、生に近い食感は好きではないので、再訪率も低いかな。
  で、全増しにしたので、醤油ダレが確りと野菜の山にぶっ掛けられており、
  萌やしとキャベツに味付けが施され、至って美味しく頂ける。
  宗教上の理由で野菜が食べられない僕には持って来いだ。
  勿論、背脂もプルプルの物が振り掛けられており、一緒に頂けば尚旨い。
  暫く、野菜の山と格闘し、何とか遣っ付け、漸く麺の御尊顔を拝する。
  厨房内に置かれた製麺機で打たれた自家製麺
  ややピロピロ気味の平打ち麺は、茹で時間長目で軟らか目。
  少々、デロンとした、夏場の親爺の玉金袋の様な感じだが、此れが妙に良い。
  プースーを適度に吸い、確りと味が染み込んでいる。
  そして、表面の少しザラッとした、鮫肌の様な舌触りが心地好いのだ。
  「麺固目」で発注する客も居るが、極力、直系では其の儘で味わいたい。
  其れにしても、二日連続の大蒜補充は身体が助かるな。
  こんな泡沫的で退廃的な毎日だが、生きる力が漲って来そうだ。
  嘘です…。
  さて、豚増しに出来なかった豚に取り掛かろう。
  分厚い物が二切れ入っており、「小豚ラーメン」だと五枚入ると言う。
  赤身の部位は、適度な硬さを保っているが、解れる感じが有る。
  繊維に沿って、角煮の様に蕩けると言う感じこそ無いが、先ず先ずだ。
  然し、脂身の部位は格別だわぃ。
  「♪何でこんなに旨いのかよ~、豚と言う名の宝物~」と歌ってしまいそう。
  直系の豚の当たり外れは大きいが、旨い部位は必ず入っている物だ。
  旨さに唸っている感、小父さんは背広姿で汗だくだよ、全く。
  とっとと冬に成りやがれってんだよ!
  僕の右隣では、恐らく、「ラーメン二郎 大宮店」の店員氏と思しき方が。
  何処かで見た顔なんだよナァ~。