続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけめん蕾 煮干 分家」【大宮】

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◆「つけめん蕾 煮干 分家」【大宮】
 
 ◎「本日の煮干しつけ麺(大)」七八〇円
 
 …三連休も最終日で、何だか、あっと言う間で、虚無感一杯。
  何でこんなに息苦しく、生き苦しいのか…。
  いっその事、昨日の成人病検診で、何か重大な疾患でも見付かれば良いのに。
  無論、血圧が高いのは相変わらずで、下が一〇〇を超えているのは当たり前。
  六十五歳で解離性動脈瘤で死ぬのが夢だが、果たして、其れ迄持つか如何か。
  厄年すら怪しい気がする…。
  昨晩は炬燵で酔い潰れ、何とか寝床に移動し、改めて気絶。
  寝ると言うより、意識を失い、回復したのは朝八時過ぎ。
  何とか、九時過ぎに起き出し、風呂に入り、午前中は極めて自堕落に過ごす。
  十一時過ぎに行動を開始し、先ずは、明日は仕事の為、不在者投票に。
  国民としての義務を果たし、大宮の街へと出掛ける。
  物欲は極めて少ないのだが、幾つか欲しい物が有るが、好みの物が無い。
  世間の流行が、僕の感覚に追い付いて来ていないのかしら…。
  其れはさて置き、先ずは腹拵え。
  大宮駅西口でラーメン店を探すとなると、まあ、何時も相場は決まっている。
  彼是と悩んで、昼時からずれ込むのも何なので、無難に此方で。
  暴力的なラーメンも良いが、偶には、つけ麺を啜りたくなる。
  煮干しを存分に摂取し、足の親指にも喜んで貰わないとな。
  店に着けば行列も無く、木戸を開けて中に入れば、空席も有る。
  昨今、並んで迄、ラーメンを食べる元気が無くなった…。
  さて、券売機で食券を購入しよう。
  つけ麺は「本日の煮干しつけ麺」と「濃厚魚介つけ麺」の二種類。
  ガツンと煮干しの効いた物が良く、此方では何時も「本日の煮干しつけ麺」。
  空席に着席し、食券を提示し、冷水を呷って出来上がりを待つ。
  厨房内は男性三名体制で、東京ボーイズと同じ編成。
  店内は程好く煮干しの匂いが充満し、足の親指が宜しく言っている。
  十五分弱で、待望のつけ麺の御出座し。
  見た感じ、派手さは無く、視覚的にそそられる目新しさも無いが、良かろう。
  おっ、何だか以前よりも、麺が艶艶として煌びやかで眩しさすら感じる。
  早速、煮干しの香りが漂う、茶褐色のヘドロの様なつけ汁に浸して啜ろう。
  今日の煮干しは、九十九里産の片口鰮と言う事だが、
  毎回、此の産地の物を頂いているが、他の煮干しも有るのだろうか…。
  粘度は中程度で、ドロッドロとサラサラの中間。
  甘味が結構強めだが、ガツンと煮干しの風味が効いている。
  脂乗りが程好く、上質な出汁で、味は濃いが、蘞味は少ないと言う。
  確かに、苦味と言うか、舌に残る様な嫌味は無い。
  久し振りに此の手の魚介系濃厚つけ麺を頂いたが、旨いね、矢張り。
  麺は「三河製麺」の物で、国産小麦一〇〇パーセントと言う売り。
  ピカピカに輝く麺は、以前よりも真っ直ぐに成った感じがする。
  太麺の平打ちで、うん、此れは明らかに麺が変わったな。
  ツルツルとした口当たりで、冷水での〆、水切りもきちんとされている。
  ヒヤっとする程に冷たいが、つけ汁をべっとりと纏い、此れを啜る。
  もっちりとして腰が効いて、弾力も張りも有る。
  つけ汁には具が沈み、刻み叉焼、麺麻が入る。
  然し、些か、具に心許無さ、寂しさは否めないな。
  叉焼は丸の儘の入っていて、麺麻も材木の様な極太のが好みだ。
  あっと言う間に麺を啜り終え、最後はつけ汁をグイッと飲み干す。
  スープ割りなんて通を気取った、軟弱な事はしない。
  男は黙って、原液飲み干し。
  流石、足の親指が疼くね…。