◆「らーめん つけめん 鶏の穴」【池袋】
◎「カレーとチーズのらーめん(カリーぱみゅぱみゅ2015ver.)」八二〇円
…年初の最大の愉しみ、希望の光の三連休も、呆気無く終了。
如何してこうも、いとも簡単に、愉しい時は過ぎ去ってしまうのか。
身包み剥がされ、全裸で銀座の街に放り出される様な心許無さが有る…。
重苦しく、陰鬱としたサザエさん症候群を引き摺りつつ、今朝も仕事へ。
余りに「サザエさん症候群」と言う単語を多用すると、
如何言う訳だか、サザエさんに特化したブログだと判断される様で癪だ…。
別段、サザエさんは嫌いな訳ではなく、寧ろ、大好きなのだが。
磯野家の先祖の名前だって知っている。
磯野藻屑守源素太皆…。
そんな豆知識は兎も角、今週も一週間が始まる。
十二時半を廻り、気分転換も兼ねて昼御飯を食べに外へ出る。
池袋勤務復活も二週間目で、以前に御邪魔していた店を再訪しよう。
其の昔、月替わりの限定メニューを頂く為に、毎月必ず訪店していた此方。
先週、早々に訪店するも、限定メニューは一〇日からと言う貼り紙に、
敢え無く撃沈していたので、気を取り直し、改めての仕切り直し。
店に着けば、きちんと貼り紙も出ているが、先客五、六名の待ち。
う~ん、弱ったとばかりに悩むが、頂ける時に頂いておこうと、
待ちを覚悟し、券売機で「限定メニュー」の釦を押し、食券を購入する。
五分程、店外で待ち、中に入り、更に五分程待ち、漸く着席。
冷水を呷り、只管、ヂッと出来上がりを待つのみ。
其れにしても、「カリーぱみゅぱみゅ」って…。
駄洒落でも何でも、旨けりゃ良いがね。
其の、名前を口に出すのも憚られるラーメンの御出座しだ。
見た目、安心感は有る。
大概、カレー味で外れる事は先ず無く、味の想像も凡そ付くしね。
さて、先ずは蓮華でプースーから啜れば、カレーなのでとろみが有る。
勿論、此方の売り、基本である鶏白湯と合わせているのだろう。
カレーは香辛料の味わいが其れなりに確りと出ており、やや酸味が有る。
とは言え、鶏白湯が円やかさを演出して呉れ、角が取れた印象。
プースーを味わった後は、余計な物を先に遣っ付ける。
ブロッコリー、赤ピーマン、玉葱が相当量入っている。
宗教上の理由で野菜が駄目な人間にとっては酷だ…。
ブロッコリーは茹でられ、赤ピーマンと玉葱は炙られている。
さあ、邪魔物が居なくなった所で、麺に取り掛かろう。
能書きには中太麺と記されているが、余所で言えば、細麺。
縮れの無い真っ直ぐな麺は、噛むとプツッと千切れる食感で、
プースーが確りと纏わり付き、絡み合い、持ち上げも良い。
丼の中央には、鶏叉焼とズーチーが鎮座している。
鶏叉焼は味付けが確りしており、此れにチーズが濃厚に混ざり合う。
カレー×鶏肉×チーズ、此の組み合わせは鉄板だろう。
此れは、豚肉の叉焼では成立しないだろう。
嬉しく成って、プースーを全て飲み干す。
残ったプースーに白米を投入すると言う選択肢も有ったが、
旨いのは分かり切っているし、其れに、此れ以上肥えてもねぇ…。