続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺処 花田 となり」【池袋】

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◆「麺処 花田 となり」【池袋】

 ◎「油そば」六六〇円

 …月曜日。
  週の始まりと言うのは、此の上無く、気分が重たい。
  サザエさん症候群が悪化して、拗らせ、最早、不治の病と化している…。
  寝起きは頗る悪く、目は開いているものの、起き上がる事が出来ない。
  吐き気を催し、嘔吐き、涙目に成り、苦しさに悶絶する。
  起きてしまえば、幾分、身体は楽だが、仕事に向かう足取りは重い。
  月曜日の朝は、週末に溜まった業務を遣っ付け、時間の経過は早く感じる。
  十三時に昼御飯を摂りに、外へ出る。
  寒さは有るが、一時の解放とばかりに、気分は清々しい。
  さて、何を頂こうかと思案し、宿題に成っている此方を訪れる。
  言わずもがな、今や池袋で一二を争う人気店、「麺処 花田」の支店。
  本家は味噌ラーメンだが、此方は油蕎麦を出していると言う。
  場所も本家の直ぐ隣で、本店は相変わらずの行列で、店外迄、客が溢れている。
  然し、此方は待ちも無く、店内に空席も有り、直ぐに入店出来る。
  券売機で食券を購入するが、初めてなので、無難に「油そば」で。
  食券を手渡す際、大蒜と半ライスが無料で付くと言われ、
  仕事中なので大蒜は自重し、半ライスのみを御願いする。
  冷水をグイッと飲み、午前中の疲労を吹き飛ばす。
  一〇分強で、初対面と成る「油そば」が差し出される。
  随分と野菜がてんこ盛りだな…。
  気を取り直し、此の手の油蕎麦、混ぜ蕎麦、和え蕎麦の類を頂く手始めは、
  混ぜ合わせて、何が何だか分からない位に撹拌しないといけない。
  然し、個人的は、混ぜ過ぎて味が画一化してしまうよりは、
  ざっくりと混ぜ、所々で味が異なる方が、何と無く面白味が有って良いかなと。
  と言う訳で、或る程度を混ぜ合わせてから啜る。
  おっ、矢張り、味の基本は味噌なのだな。
  味噌味で其の名を馳せている店なのだから、至極当然の事だな。
  本家同様、白味噌を使用しているのか、甘味の有る、まったりとした味わい。
  そして、大蒜も最初から入っている様で、其れなりにパンチが有る。
  麺は本家同様に「三河製麺」の物で、ツルツルして、モッチリとした弾力。
  此の麺の旨さは、つけ麺で頂くと、もっと旨さが堪能出来よう。
  野菜は萌やし、キャベツ、葱、刻み玉葱、水菜。
  此れ等を、味噌ダレと絡み合わせる様にして頬張る。
  肉味噌が入っているが、叉焼は入っていないのが残念。
  中盤で飽きが一気に押し寄せる。
  其処で、卓上の調味料で味を変えよう。
  「自家製リンゴ酢」、「自家製焦がしにんにくラー油」、「魚魚粉」、
  「花山椒」、「一味唐辛子」と取り揃えられているが、
  魚粉、酢、辣油で様子を見てみる。
  「魚魚粉」は宗田節と室鯵節を混ぜ合わせた物で、風味が一気に和風に。
  辣油は辛味とパンチが増して良いが、個人的には、此の油蕎麦には、
  甘目の酢は無くても十分宜しいかなと言う印象。
  白米も平らげ、炭水化物祭りの様相で、些かの休息を満喫する駄目中年…。