◆「ラーメン青木亭 大宮店」【大宮】
◎「定番 ネギチャーシュー(小)醤油」九〇〇円
…木曜日深夜。
今週は日曜日から仕事に入る為、其の代休を金曜日に宛がい、
木曜日が一週間の終わりと成り、仕事終わりに「花木」を愉しむ。
先ずは戸田公園で途中下車し、其の昔、「かもん」と言う店で、
僕の舌を虜にしたマスターが現在勤める「中華旬彩酒家 ぼんぼん」を初訪問。
二十二時半過ぎに再訪を約束して御暇し、埼京線に乗車する。
何故か、上りの電車に乗り、赤羽駅へと向かう。
最近、何度か御邪魔した店で呑み直し、気付けば午前零時半過ぎ。
其の儘、慌てて飛び降り、改札口へ千鳥足で階段を上る。
ん!?何だか軽いな。
あっ!鞄が無い!
再度、電車に戻ると、乗務員が僕の鞄を持って走っているのを見付ける。
一寸待って、一寸待って、駅員さん!
急いで呼び止め、中身を告げて無事に取り返し、駅を出る。
危ない、危ない、i-PODが無くなったら大変だよ、全く…。
シータク乗り場は長蛇の列で、此れならば、テクシーの方が早かろう。
と言う訳で、千鳥足でふらふらと歩き出す。
何だか、腹が減ったナァと思っていると、普段は気にも留めない、
深夜営業をしている此方の赤い看板が目に入り、吸い寄せられる様に入る。
相変わらず、堪え性が無いな…。
ん!?此の光景、何処かで見たな。
先週と全く同じだ。
まあ良いか、馬鹿だから…。
先週訪れたのが七年七ヶ月半振りだったのに、二週連続で御邪魔するとは。
此の時間に此の通りを歩いてちゃいかんでしょ。
先週同様、吸い込まれる様に中に入り、券売機で食券を購入する。
「定番」と書かれた「ネギチャーシューメン」の醤油味の釦を押す。
席に座り、食券を提示し、酔い覚ましとばかりに冷水を一気飲み。
γーGTPが異常値だと言うのに、本当、呑み過ぎ…。
そして、出て来たラーメンに喰らい付く。
酔っ払って訳が分からなくなっている駄目中年の胃袋に襲い来る。
此の時間にラーメンを頂くなんて、旨いに決まってるじゃないか。
昼間、さんざっぱら「チャーシューざる」を頂こうとも…。
背脂のたっぷり浮いたプースーは、ギトギトだが、諄過ぎる感じは無い。
喉が渇き、身体に悪いのは重々承知だが、旨いんだな、此れが。
麺は如何だっただろうか。
思い出せる筈も無いのだが…。
胡麻油が効いたシャキシャキの葱は印象的で、仄かな辛味も心地好い。
叉焼はむっちりとした豚肩ロース肉で、癖に成る。
結局、ちゃんと平らげて店を出る。
其の後もふらふらと歩き、疲れて途中で寝てしまおうかと思うも、
一口ゲヴォを吐いたりし乍ら、午前二時半位には着いただろうか。
嗚呼、本当、駄目の極みだわ…。