続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「カラシビ味噌らー麺 鬼金棒」【池袋】

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◆「カラシビ味噌らー麺 鬼金棒」【池袋】

 ◎「カラシビ味噌らー麺」八〇〇円

 …四〇を前に、惑いっ放しだ。
  此の儘、生きていて良いのだろうか、果たして、此の先、生きて行けるのか。
  生きるのって、こんなに大変で、辛く、厳しく、苦しい事なんだと、
  痛切に感じ、毎日、溜息ばかりで、無駄に二酸化炭素を増やしている。
  京都議定書に違反してしまっているな…。
  そんな僕の地球に優しくない事情はさて置き、話は遡って木曜日。
  多分、木曜日だったと思う、木曜日だったんじゃないかな、
  まっ、一寸覚悟はしておいて、「関白宣言」からの抜粋も終わり、話は本題へ。
  此の日は独りで昼御飯を摂る事と成り、池袋の街を彷徨う。
  こう言う時の為に、何と無く目星は付けてある。
  ラーメン激戦区の池袋に於いて、常に行列を作っているのが此方。
  昨年七月三十一日に新規開店した様で、大人気店「麺処 花田」に近く、
  其れと張り合う様に、同じく味噌ラーメンが主力商品の様だ。
  「カラシビ」とは何ぞや。
  「カラシビ」と聞いて、誰もが最初に思い浮かぶ駄洒落と言えば、
  「カラシビ本線日本海」、若しくは、「カラシビにさよなら」、
  「カラシビは雪のように」、「カラシビがとまらない」でも可。
  と言う訳で、「♪カラシビ本線日本海~」と心で歌い乍ら店に到着。
  何時もより行列は少なく、先客は三名。
  先に店内で食券を購入する方式らしく、此処は矢張り、初めてなので無難に、
  「カラシビ味噌らー麺」の食券を購入し、行列の最後尾に接続。
  程無くして、店員が食券の改札に訪れ、「カラ」と「シビ」の量を訊かれる。
  「カラ」とは唐辛子、「シビ」とは山椒の様で、生来、辛いのが駄目なので、
  両方共、少な目で御願いし、一〇分弱で店内に通され、カウンター席に着席。
  冷水を汲み、冷水を呷り、花粉を洗い流し、午前中の疲労を癒す。
  さてさて、初めて頂くラーメンが目の前に差し出される。
  やや、橙色がかっているが、赤々としていないので、此れならば行けそうか。
  先ずは、蓮華で一口、プースーから啜ろう。
  粘度は余り高くなく、かと言って、サラッともしておらず、中粘度か。
  ん!?少し味付けは薄い印象を受けるが、ピリッとした辛味が先に感じられ、
  続いて、山椒の特有の痺れる様な辛味、スーッとした感覚が伝わる。
  唐辛子と山椒の辛味が同時に味わえるのは、何だか不思議な感じがする。
  マー油のコクは心地好さが有り、久し振りに味わったわぃ。
  麺は加水率高目のツルツルした物で、中太で緩やかな縮れが有る。
  適度なモッチリ感で、プースーの絡みも先ず先ずだ。
  上には炒めた萌やしが乗り、若い玉蜀黍が添えられるのが珍しい。
  もう少し、盛りが良くても良いのだが、増しは別料金の様だ…。
  味噌ラーメンには叉焼が入っていない事が多いのだが、此方のは確り入る。
  然も、角煮を思わせる様な厚味の有る物で、此れは有難い。
  箸で持ち上げればフルフルと揺れる程に軟らかく、口内で蕩けてしまう。
  此れは嬉しいな。
  結局、辛さも控え目なので、プースーを飲み干し、汗ばんで店を出る。
  今度は「カラ」普通、「シビ」普通、肉増しでの再訪も有り得るな。