続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけめん 中華そば 次念序」【鴻巣】

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◆「つけめん 中華そば 次念序」【鴻巣

 ◎「つけめん」七五〇円+「半肉盛り」一八〇円

 …昨晩は南越谷で数年振りにid190氏と酒を酌み交わし、
  地元に戻ってからは「Ken’s kitchen」に転がり込めば、
  先に来ていた御近所さんに絡まれ、くだを巻かれる…。
  救いは、マスターが爆音で「A面で恋をして」を流して呉れた事。
  すっかり酒浸りだが、其の日の内に帰宅し、寝床で気絶。
  失神していたので、睡眠時無呼吸症候群でも気付かない…。
  水分が奪われて乾涸び、酒の所為で重たい身体を擡げたのは八時過ぎ。
  金曜日からの三連休も今日で最後だと思うと切ない。
  起きて風呂に入り、身を清め、午前中は極めて自堕落に過ごす。
  腹も減り、天気も良いので、外に出よう。
  鴻巣市の荒川河川敷に雛罌粟が咲いていると言うので出掛けてみる。
  鴻巣と言えば、訪れるべきラーメン店が在る。
  「六厘舎」、「ジャンクガレッジ」、「舎鈴」、「トナリのタンメン」と同じ、
  「松富士」が経営する此方で、移転前の二〇〇七年一〇月二十七日以来、
  実に、七年七ヶ月振りの再訪を目指し、旧中山道を直走り、現場に到着。
  古い民家を改築して店舗にしている様で、決して綺麗とは言い難い。
  店外に二名の待ちで、此れならば大して待たずに済むと思ったのが間違い。
  屋内には十数人を収容する待合室が有り、更に其の先が店舗だ。
  ザッと勘定すると、先客二〇名程。
  まあ、鴻巣に来る機会も滅多に無いので、腰を据えて待つか…。
  行列が進み、屋内に入り、券売機で食券を購入する。
  昔の民家の玄関に券売機が設えられ、「つけめん」、「半肉盛り」の釦を押す。
  如何も、堪え性の無さは不治の病の様だ…。
  待合室に入っても、行列の進みは悪く、日が暮れてしまうのではと焦る。
  こんな混雑している大行列店にも拘わらず、一人で一杯食べられない、
  年端も行かない子供を連れた家族が居り、此れじゃ回転が余計に悪く成る。
  如何して、「幸楽苑」とか「くるまやラーメン」とかに行かないのだろう。
  其の方が明らかに、家族連れはゆったりと、ゆっくりと食事が出来るのに。
  店側からしたら、売上に成らないのに一席を占拠されてしまい、御愁傷様だ。
  こう言う回転率の悪化を齎すのは、明らかに癌だ…。
  そんな状況で、店着から五十五分で着席出来、冷水を呷る。
  其れから五分程でつけ麺が到着し、延べ六〇分で食事に有り付ける。
  其れにしても、麺が特徴的で、茶色を帯びた極太の物で、此れは凄い!
  早速、箸で手繰れば、ずしりと重さが伝わり、期待感が増す。
  つけ汁に浸して啜れば、濃厚な魚介系豚骨の強烈な味わい。
  今では、此の系統の味は珍しくなく、世間では「またおま」と言うらしい。
  「またお前か」の略らしく、其れ位、何処でも似た味に出会うと言う意味。
  個人的にも、数えられない程、此の系統のつけ麺を頂いて来て、
  飽きると言うより、面白味に欠ける、想像の出来る味と言う感は有るが、
  反面、外れの無い、安定的に美味しく頂ける味とでも言おうか。
  然し、此方のつけ汁は、其れ等とも一線を画し、図抜けて旨い。
  粘度は然程高くはなく、ドロッでもなく、サラッでもなく中粘度。
  魚粉が追加されており、魚介の風味も強く感じられるのだが、其れ以上に、
  動物系の出汁が確りと感じられ、陳腐な魚介系豚骨とは明らかに異なる。
  麺は、屋内の一画で打たれる自家製麺で、四角い断面の極太麺。
  全粒粉入りの為か、色は茶色がかっており、麺自体、風味が強い。
  無論、見た目通り、強靭な腰と弾力、張りと艶は言わずもがなだ。
  他でも有りそうな感じだが、僕の拙い文才では伝え切れないが、
  此の麺は力強く、逞しいが、しなやかさも兼ね備えている感じ。
  歯を押し返さんばかりの腰が凄く、口の中であうんあうん言ってしまう。
  さて、具は叉焼、麺麻、海苔、鳴門。
  叉焼は派手さは無く、驚く様な事は無いが、素材は良い物を使用していよう。
  臭味も全く無く、赤身と脂身の感じも悪くない。
  まあ、「半肉盛り」にする程でも無かったかと思うが…。
  三〇〇グラムの麺もあっと言う間に平らげ、最後はつけ汁を其の儘、飲み干す。
  ジャリっと言う魚粉の食感を味わいつつ、満腹で店を出る。
  後続客が途切れる事は無く、長い列を作っている。

~御負け~
鴻巣市の荒川河川敷の雛罌粟。
摘み取り禁止と書いてあるにも拘わらず、平気で摘む馬鹿が居るのには閉口。
大概、周りに迷惑を掛けてはいけないと育ったであろう、中高年が殆ど。
此の国も、中華人民共和国化して来ており、世も末、此の国は終わっているよ…。
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