続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん つけめん 鶏の穴」【池袋】

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◆「らーめん つけめん 鶏の穴」【池袋】

 ◎「冷やしらーめん 夏、投入」八二〇円

 …昨日。
  世間様には、御盆休みと言う風習が有ると言うのは聞いた事が有る。
  驚いた事に、其れは全国的に有名な習わしらしい。
  然し、如何言う訳だか、僕には適用されない様で、日本人ではない様だ。
  朝の通勤電車が空いているのは有難いが、其れ以外に良い事は何一つ無い。
  夏休みに浮付いて、浮かれ狂い、遊び呆けている人々の多さが腹立たしい。
  こちとら、此れだけ、血尿が噴出しそうな程に労働していると言うのに…。
  御案内迄に申しておくが、今日、こうして休んでいるのは、
  決して夏休みでも、御盆休みでもなく、只単に、月度内の公休日に過ぎず、
  既に、公休日を二日間消化出来ない事が決定しているので悪しからず…。
  こう言う事を書くと、僻み、妬み、嫉みと言われるのだろうな。
  まあ、其れで結構だ。
  誰も理解しちゃ呉れないから…。
  さて、話は遡って昨日。
  何時もの様に、夜中に帰って来て、数時間寝て、家を出ると言う毎日。
  午前中は残務を熟し、午後から激務へと出征する。
  何時もは昼御飯を食べる余裕も暇も無く、此の数週間、昼御飯は抜きだが、
  今日は移動の合間を縫って、久し振りに胃袋に何か入れてみるか。
  御蔭で三、四キログラムは痩せたか…。
  こう言う隙を狙って、今月も是非とも食べて置かねば成るまい。
  恒例の此方の月替わりラーメンを。
  参考迄に、今月も過去を振り返ってみよう。
  一月は「カレーとチーズのらーめん(カリーぱみゅぱみゅ2015ver.)」、
  二月は「クロマニョン人ジャー」、三月は「鶏白湯の担々麺」、
  四月は「アサリとニンニクのらーめん ボンゴレチョップ」、
  五月は「バジルのらーめん 中華そバジル」、
  六月は「たらこの和えつけ麺 タラちゃん」、
  先月は「中細麺のあっさりつけ麺 ゆじゅ」と続き、今月で八食目だ。
  店頭の券売機で確認をすると、「冷やしらーめん 夏、投入」とな。
  何と、豆乳を使用した冷たいラーメンと言う事で、一瞬、固まる。
  乳臭い食事が余り好きではないので、今月は回避しようかと考えるも、
  折角、今年に入って毎月食べ続けているので、此方の味に賭けようと。
  然し、店内は忌々しい夏休みとあって待ちが発生している。
  諸々、グッと堪え、食券を購入して店内に入り、行列の最後尾に接続する。
  一〇分程の待ちの後、席に案内され、冷水を呷って出来上がりを待つ。
  其れにしても何だね。
  夏休みだからなのか知らないが、一人で丼一杯を食べられない子供二人を連れ、
  カウンター席しか無い、混雑している此方に来るのは、僕の常識では一寸…。
  貴重な二席を、無駄に占拠されてしまうのだから、店は堪ったもんじゃない。
  客だから偉い、何したって良いと言って、飲食店の立場を考えないんだろうな。
  如何言う思考で、そう言う事をするのか理解に苦しむんだよナァ~。
  「幸楽苑」とか「日高屋」とか有るのにね…。
  苛立ちつつも、ラーメンが配膳される。
  僕のどす黒い腹の中とは打って変わって、ロイシーで涼しげな佇まいだ。
  見た目は此方の売りである鶏白湯っぽさが漂うが、豆乳なので躊躇する。
  いざ、蓮華でプースーから啜ってみれば、確かに、乳臭さは感じられる。
  然し、牛乳ではないので、コクが有り、料理にも合うのだろうな。
  勿論、鶏白湯スープと配合されていよう。
  冷たいので油分が凝固してしまう事も無く、円やかで滑らか、舌触りも良い。
  何だろうな、大好きには成らないが、癖に成る味わいだ。
  麺はと言うと、中細麺で、冷水で〆られているので、腰と弾力が半端では無い。
  冷麺を食べているかの様で、噛むとポキポキ音がしそうな程。
  此の麺、噛み応えが有って好きだ。
  プースーには赤茄子のテレレが添えられており、徐々に溶かして頂けば、
  洋風な感じも加わり、若布も冷やし麺には良く合い、取り合わせが良い。
  叉焼は鶏胸肉で、むっちりとしつつも軟らかい。
  鶏胸肉は脂身が無く、パサパサなので、個人的には腿肉の方が好きなのだが、
  此れはしっとりとしていて、味わいが有って悪くない。
  何だかんだ言いつつも、プースーは全て飲み干してしまう。
  汗を掻かずに頂ける悦びを感じ、激務へと向かうポンコツ中年…。