続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺場 七人の侍」【池袋】

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◆「麺場 七人の侍」【池袋】

 ◎「つけそば(大)」七五〇円

 …月曜日。
  新たな一週間の始まりだが、気持ちの昂りは全く無い…。
  月曜日と言うのは、如何してこんなにも憂鬱なのだろうか。
  月曜日に自殺が多いと言うのは、こうした裏付けが有るのだろう。
  たった一日の休日で、心身の疲労が取れる訳が無く、肩凝りは相変わらず。
  バッキバキのゴッリゴリで、丸で痼りが有るかの様な感じ。
  金槌で叩いて解したい程で、嗚呼、按摩に掛かりたい…。
  そんな重たい身体を押して、今週も仕事と言う名の戦場へ行く。
  午前中は溜まった残務を遣っ付け、パーソナルなコンピューターと睨めっこで、
  此れで余計に眼精疲労にも成り、肩凝りに拍車が掛かる。
  十三時に成り、息抜き、休憩も兼ねて、昼御飯を摂りに出る。
  最近、昼時に池袋に居る事も減ったが、又、昼御飯自体を食べる暇が無いので、
  御蔭で、最重量だった今年初めと比べ、一〇キログラム弱は痩せたが、
  決して、健康的な減量方法ではないわね…。
  さて、久し振りの池袋、久し振りの昼御飯、何処で何を頂こうか。
  「らーめん つけめん 鶏の穴」の月替わり限定麺は既に頂いているので、
  選択肢が一つ消え、行く当てを無くす駄目中年。
  何と無く、「滝野川大勝軒」へと向かうと、何てこったい、月曜日定休。
  其の隣の「馳走麺 狸穴」も揃いも揃って定休日。
  手前に「俺の空」も在るが、何だか食指が動かず、六又陸橋へと出てしまう。
  此処迄来たら、其の昔、寄席通いの前に足繁く通った此方にしよう。
  二月十九日以来、七ヶ月振りに木戸を開けて中に入る。
  券売機を前に、前回は「肉つけそば」を頂いたので、普通に「つけそば」で。
  大盛り、特盛りが同一価格なので、特盛りに惹かれたが、グッと堪え、
  未だ、一応は減量中なので、大盛りで我慢する。
  「並盛りじゃないのかよ!」と言う突っ込みは受け付けない…。
  カウンター席に腰掛け、食券を提示し、冷茶を呷り、出来上がりを待とう。
  厨房内は男性三人体制で、うなづきトリオと同じ編成。
  さて、一〇分程で、どっしりとした器と丼が配膳される。
  麺を手繰り、つけ汁に浸して、勢い良く啜ろう。
  つけ汁はサラッとした粘度の無い物で、あっさり目に分類されよう。
  甘味は其れ程感じられず、醤油ダレの味わいと、酸味、仄かな辛味が有る。
  魚介系の出汁の風味も感じられ、軽い感じでさっぱりと頂ける。
  此の日の様な、湿度の低い、カラッとした陽気の日は、
  此の手のつけ麺をヅババババと啜るには適している気がした。
  麺は、最近の主流の極太麺に慣れてしまったので、随分と細く感じられる。
  中太と言った感じの自家製麺は、店内奥の製麺室で打たれており、
  店内には小麦粉の袋が堆く積み上げられている。
  其の麺は、ツルっとした喉越しの良い物で、スルスルと入って行く。
  冷水で確りと〆られ、腰とモッチリとした弾力が効いていて、
  粉の風味も香り、五〇〇グラムと言われる大盛りの麺量も、多くは感じない程。
  つけ汁に沈んだ刻み叉焼は、脂身が付着した蕩ける味わいの物で、
  厚味も其れなりに有り、満足度は高い。
  其の昔は、別皿で蒸し上げられた叉焼が付く「特つけそば」を頂いていたが、
  今や一〇〇〇円もする代物だし、高嶺のフラワーだ。
  「らあめん 満来」の「チャーシューざる」以外に一〇〇〇円は出し辛いので。
  最後はつけ汁をグイッと呷り、痩せた分を取り戻してしまう駄目中年…。