続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ステーキガスト」【北本】

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◆「ステーキガスト」【北本】

 ◎「熟成赤身ログステーキ(レギュラー/健康サラダバー付)」一六一九円

 …土日も出勤する事が頻繁に有る為、其の分の代休消化もせねば成らない。
  其れも出来ないとなると、自己管理が出来ないと言う烙印を押されるが、
  他が労働している平日に代休を取ると、又休んでるよと思われ兼ねない。
  小心者は本当、生き難い、生き辛い世の中で、社会と言うのは世知辛い…。
  本来であれば、金曜日代休を宛がい、四連休を目論んでいたが、
  そうは問屋が卸して呉れず、出勤せねば成らない状況に陥り、其の代わりに、
  今日、週の真ん中もっこり水曜日に已む無く、代休を宛がう駄目中年…。
  昨晩はBOOK厚木での仕事を二十一時過ぎに終え、休前日の気の緩みから、
  ロマンスの無いロマンス車に乗車し、缶麦酒一本を開けると言う豪気な暮らし。
  賤民の細やかな愉しみだ、勘弁してやって欲しい。
  今朝は休みと言えど、普段と同じ位に起き出し、ぼんやりとしてみる。
  相変わらず、肩凝りを伴う全身の怠さ、強張りは取れる気配は丸で無い。
  午前中は極めて自堕落に過ごし、昼を前に、如何しようかと悩み始める。
  休みの日だからと言って、家でヂッとしていると、終日寝て終わってしまう。
  其の為、最近は少しでも外に出て、何かをする様にしているのだが、
  此れと言う決め手が無い時の優柔不断さと来たら、参ってしまうわね。
  電車に乗って、湯島天神から神田明神迄を歩いて散策するのも良いし、
  川越観光がてら、「頑者」でつけ麺を啜るのも良かろうな。
  ギネスに認定されたと言う、行田の田圃の落書きをと言う手も有るな。
  何れも決め手に欠けるも、何と無くの気分で、行田方面へと行動を開始する。
  肝心の昼御飯の当てが決まらない儘…。
  ラーメンと決めているが、行きたいと言う店が無く、詳しく調べる気力も無い。
  国道十七号線を北上し、桶川市内に入った辺りで、三.八キロメートル先に、
  「ステーキガスト」が在ると言う看板を発見し、急遽、予定変更。
  普段は叉焼を始め、豚肉しか頂けないので、偶には牛肉を頂いてみよう。
  昼間っから、贅沢に喰らったって、晩に抑えりゃ良いわねと、言い訳しつつ。
  店に着き、自動車を停め、中に入ると、取り放題の食べ物に客が群がっている。
  何でも、野菜、果物、プースー、御飯、カレーが食べ放題と言うのが有る様だ。
  着席し、久し振りに来る家族的食事処のメニューに戸惑いつつ眺める。
  此処は矢張り、ビフテキ以外に考えられず、其の中から決定する。
  「熟成赤身ログステーキ」と言う物を発注し、御飯、カレー、プースー、麺麭、
  野菜、果物が食べ放題と言う、「健康サラダバー」なる六四七円も付けてみる。
  此の際、偶の贅沢だと割り切って、腹を括り、ストレス解消しよう。
  肉の焼き方は勿論、レアで御願いし、出来上がる迄、カレー等で空腹を凌ぐ。
  混雑の割りに早く、十五分程で、ヂウヂウ言っている鉄板が配膳される。
  二二五グラムと言う事も有り、存在感、食べ出も有りそうだ。
  さて、ビフテキにぶっ掛けるテレレも自分で取って来ないといけない。
  六種類が用意されており、其の中から、「和風たまねぎ」、「ガーリック」、
  「にんにく醤油」、「うま塩」の四種類を小皿に取って戻る。
  さて、早速、クーニーを切り分けると、中は赤々とした生状態で心躍る。
  此の肉は、肩ロースの中から芯、即ち、ログだけを切り取ったと言う。
  頬張ると、半生の肉肉しさが何とも言えず、適度な噛み締め甲斐の中に、
  軟らかさも兼ね備えており、野性味溢れる感覚を味わえる。
  妄想していた旨いビフテキ、食べたいビフテキの見本の様な肉だ。
  ビフテキと言えば、「ステーキ 宮」でインジェクション加工肉と言う、
  成型肉、人工肉で痛い目に遭って以来、メニューの注釈には注意している。
  テレレはと言うと、「すかいらーく」系列ではチキンステーキに使用される、
  「ガーリック」が好きだが、「宮のたれ」っぽい「和風たまねぎ」が出色。
  肉をギュッと噛み締めると、肉の旨味が溢れ出し、矢張り、肉は元気に成れる。
  ビフテキを御数に、白米には卓上の岩塩を振り掛け、塩分補給も怠らない。
  旨い肉、塩気の効いた米、何たる旨さだろうか。
  此れで麦酒が付けば言う事無いが、運転中なので我慢我慢…。

~御負け~
行田市古代蓮の里の田圃の落書き。
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