続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「東池袋大勝軒 南池袋店」【池袋】

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◆「東池袋大勝軒 南池袋店」【池袋】

 ◎「濃厚魚介もりそば」八九〇円

 …昨日。
  日曜日から四連勤を終え、文化の日もへったくれも無く、即ち僕は、
  文化の日に休んで、文化的な事を出来ない、非文化的な人間と言う事か。
  世間様から蔑まれて、貶められて、石をぶつけられる様な存在なのだろうな。
  良いよな、ブルジョワジー様は。
  嗚呼、早く人間に成りたい…。
  すっかり、曜日感覚も崩壊しつつあり、休みが取れさえすれば良いよ、全く。
  既に、所定休日日数二日分が取れない事が確定し、今月も代休持ち越し決定。
  一体、幾日溜まっているのだろうか。
  確か、此れで四十六日か。
  四十九日溜まったら、法要でもしないと駄目だな…。
  さて、僕の四十九日法要が決まった所で、話は遡って昨日。
  一週間振りに池袋へと出勤し、溜まりに溜まった残務を熟す。
  何だろう、仕事、ストレス、疲労は溜まる一方なのに、金は溜まらない。
  生きている意味を見出せない…。
  残務の合間、十三時前に飛び出し、昼休憩を摂る事とする。
  普段は昼御飯なんて滅多に喰えず、春先に八十三キログラム有った体重も、
  遂に、七〇.六キログラムを記録し、痩せ衰えて行く一方だ。
  愈愈、厄年で死ぬと言うのが現実味を帯びて来たわぃ…。
  今日直ぐに死んでは困るので、栄養だけは摂って置こう。
  「麺処 花田」は店外迄伸びる行列は無く、店内に七、八人の待ち。
  「カラシビ味噌らー麺 鬼金棒」も行列が少な目だが、心が惹かれない。
  何と無く、「ラーメン 二郎」に行くと、此れ又、行列は少ないと来た。
  此れならば、一〇分も掛からずに座れるのは間違い無いが、
  仕事中に付き、大蒜が摂取出来ないのならば、頂く価値は無いなと判断。
  無難に、並びの「大勝軒」で妥協し、空腹を満たそう。
  四月十四日以来、六ヶ月半振りに入店し、券売機で食券を購入する。
  最近、同じく直営の「滝野川大勝軒」然り、ラーメンの方が専らお気に入り。
  然し、前回訪店時に気に成った、限定と言う「濃厚魚介もりそば」が有る。
  宿題を片付けようとばかりに、此の食券を購入し、直ぐに席に通される。
  最近、待つのが本当、億劫に成って来た…。
  食券を提示し、冷水を汲み、店内を観察し乍ら、出来上がりをヂッと待つ。
  一〇分一寸の後、御決まりの器に盛り付けられた盛り蕎麦が遣って来る。
  想像はしていたが、「大勝軒」系が「またおま」系に成り下がった感じか。
  こう考えると、昨今の濃厚魚介豚骨つけ麺は食傷気味で、寧ろ、
  「東池袋大勝軒」系の甘酸っぱいあの感じの方が、最近は貴重にさえ感じる。
  いざ、麺を手繰り、つけ汁に浸してみると、其の粘度の高さが窺える。
  此れをどっぷりと浸していては、最後迄持たないなと瞬時に判断出来る程。
  確り炊き込まれた正統派濃厚魚介豚骨に、「大勝軒」伝統のスープを合わせた、
  ダブルパンチスープで、「大勝軒」には必須の甘・辛・酸を加えたと言う。
  唇にべっとりとつけ汁が纏わり付く様で、心の中で、「又、御前か…」と呟く。
  個人的には、「大勝軒」らしさより、時代の流れに寄り添った感じに映るが、
  まあ、全く以って、至って美味しく頂けるので、何ら問題は無い。
  麺は、通常の「もりそば」、「ラーメン」であれば、中盛り迄が無料だが、
  此れに関しては並盛りのみで、其の辺りは残念か。
  麺は、断面が角切りっぽい感じで、ツルツルとした口当たりで、
  腰や弾力は及第点と言った感じだが、水切りが雑で、器に大量の茹で汁が残る。
  総帥が拵えた盛り蕎麦を頂いていないので何とも言えないが、
  此れが教え通りならば、何ら、文句を言うつもりは一切無い。
  叉焼は刻まれた物が入るが、確りと切られておらず、繋がった状態の物も。
  量は少な目で、赤身が中心で、物足り無さは否めないか。
  麺麻も随分と少なく、普通の「もりそば」にしておけば良かったかと些か後悔。
  とは言え、確りとつけ汁も飲み干し、久し振りに栄養分も昼間に摂取。
  午後からの流刑地での仕事の糧にするポンコツおぢさん…。