◆「かしら屋 大宮西口店」【大宮】
…先週木曜日。
平日の隙間を縫って代休を宛がわざるを得ない状態に成ってから、
何ヶ月が経ったかを遡る事すら億劫だが、三ヶ月半だろうか。
草臥れて、痩せて、窶れ、犬と同じ速度で歳を取って来ている…。
痩せたのは良いが、皺も増えた気がする。
三十九とも成れば、もう人生も終盤なので、致し方無いか。
さて、そんな合間の平日に代休を捻じ込み、其の晩に憂さ晴らしを。
もう、カシラ肉を齧りたい禁断症状が止まらなかったので、此方に駆け込む。
十九時前だが、待ちが発生しており、相変わらず、煙と人熱れで噎せ返っている。
然し、五分程で案内され、カウンター席にヨッコイ、ショーイチ。
◎「サッポロ生ビール(中)」五〇〇円
…着席し、落ち着いた所で店員氏を取っ捕まえ、発注を済ませる。
此方は絶えず、店員氏が忙しく、慌ただしく動き回っているので、
積極的に呼び止めて捕まえないと、夜が明けてしまうのでね。
偶の休日の晩、明日からの仕事のサザエさん症候群の薬にと、麦酒を注入。
矢張り、外で呑むルービーは旨いわ。
◎「カシラ」一四〇円
…麦酒より先に配給されていた「カシラ」に漸く有り付く。
此方の秘伝の味噌だれが入った壺から、丁寧に刷毛で万遍無く塗りたくる。
左官職人宜しく、丹念に、斑無く塗る瞬間が愉しみでもある。
我慢出来ず、先ずは核弾頭のカシラに喰らい付く。
相も変わらず、軟らかさと弾力を兼ね備えた絶品の肉質だ。
何だろう、素敵過ぎる…。
次の葱も素晴らしく、瑞々しく、シャキシャキした歯触りと、甘味が秀逸。
深谷葱の旨さを痛感し、故郷の誇りだ。
真ん中に挟まれし、豚トロも最高だ。
香ばしく、ジューシーで、脂身の旨味が存分に堪能出来る。
味噌だれも大蒜が効いており、此れだけで栄養満点だろうな。
此れで歯磨きしたい程だ…。
◎「カシラ」一四〇円
◎「ツナとコーンサラダ」四〇〇円
…最近は此れも外せなくなって来ている。
普段、宗教上の理由で野菜は極力摂らないのだが、此れは別だ。
醤油ドレッシングとマヨネーズをぐちゃぐちゃにして食べるのが好きだが、
残念乍ら、此の日は醤油ドレッシングが殆ど入っておらず、味が薄目。
まあ、こんな日も有ろう、日頃の行いが悪いのだろう…。
◎「カシラ」一四〇円
◎「ホッピー」三六〇円
…何時もの様に、麦酒は一杯で止し、カクテルに移行。
自分で配合出来るカクテルは好きだ。
此れで三杯分取れるのは有難い。
其の分、効き目は凄いが…。
◎「カシラ」一四〇円
◎「にんにく焼(青森産)」三〇〇円
…焼き上がりに時間が掛かるので、冒頭に発注しておいた大蒜の御出座し。
最近は此れも必ず頂きたい。
ホクホクして、トロンとした食感が良い。
大蒜は率先して摂りたいわね。
◎「カシラ」一四〇円
◎「オニオンわかめ」三〇〇円
…偶には滅多に頂かない物を発注してみよう。
通称「オニわか」。
何だか、「鬼若」と言うと、幕下力士に居そうな感じだ…。
さっぱりとして、箸休めに最適だな。
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
◎「カシラ」一四〇円
麦酒一杯、ホッピー六杯、「カシラ」十三本を頂き、満足する駄目中年…。