◆「ハンバーグレストラン びっくりドンキー」【大宮】
◎「チーズバーグディッシュ(150g)」八六一円
…昨晩は上野での呑み会の後、独り、ふらふらっと大宮で途中下車し、
「天下一品」で仕上げの麦酒二杯と、ラーメンで〆、終電車で帰宅。
其の後は泥の様に、酒の酔いと、愉しかった呑み会の余韻に浸り乍ら、
気絶する様に眠り、久し振りの日曜日の朝を休日として迎える。
些か、酒が残って怠さは有るが、ストレス解消も出来たので清々しさは有る。
起きて風呂に入って身を清め、ちったぁ、真面な人間に戻る。
午前中は何もする気が起こらず、極めて自堕落に過ごす。
正午を過ぎ、漸く、重たい腰を起こし、行動を開始する。
家に食糧が何も無く、食事も儘成らないので、昼御飯は外で済まそう。
ラーメンでも良いのだが、此れと言うのが浮かばず、偶には趣きを変えよう。
軍配は、くりびつのキードンで。
此方の、挽き肉、玉葱、玉子、麺麭粉等を混ぜ合わせて捏ね、小判形に纏めて、
フライパンで焼いた料理、俗に言うハンバーグは、妙に旨くて好きだ。
自動車を走らせ、新大宮バイパス沿いの此方に到着すれば、待ちが有る。
当たり前だが、小賢しい餓鬼がうろちょろしていて目障りだ。
こう言う所に来てしまったのだから、グッと、目を瞑り、拳を握って我慢…。
一〇分程で席に案内され、無駄に大きいメニューを広げられ、其れに見入る。
まあ、此方で頂く物は決まっている、と言うか、此れしか食べたくないので。
挽き肉、玉葱、玉子、麺麭粉等を混ぜ合わせて捏ね、小判形に纏めて、
フライパンで焼いた料理の上に、牛の乳を乳酸菌や酵素を加えて凝固させ、
微生物の作用に依って発酵、熟成させた食品を乗せた此方。
後は一五〇グラムか三〇〇グラムだが、グッと堪え、一五〇グラムで我慢する。
折角、窶れて来ているのだしね…。
店内は混雑している様で、提供迄に随分と待たされる。
焦らしプレイかの様に、待たせて置いて、旨さを増幅させる作戦かの様に。
二〇分程で、気の容器に盛り付けられた此方の御出座しだ。
う~ん、三〇〇グラムと比べると、貧相で、心細さは否めないな…。
先ずは、余計な野菜から片付けちまうが、此のドレッシングが旨い。
マヨネーズ風なのだが、胡麻風味なのだろうか、コクが有ってもっと欲しい程。
さて、主役に取り掛かろう。
箸で頂けるのが助かるが、箸で簡単に千切れる軟らかさが素敵だ。
牛肉と豚肉の合挽き肉を使用していると言う事で、拘りとして、
自然に成長させ、飼料は牧草、干草、青刈り飼料をサイロ等に詰め、
乳酸発酵させて貯蔵した家畜飼料のみ。
屠畜、加工場の品質管理の徹底、追跡調査が可能な管理体制を整え、
牛海綿状脳症発生の可能性が最も低い新西蘭と濠太剌利産が原則と言う。
豚は生後九〇日以降、出荷迄三ヶ月余りの期間の無投薬飼育が基準と言い、 国内産、墨西哥産、加奈陀産を使用している様だ。
そして、何より、此方のはテレレの味が宜しいので、旨さが際立つ。
独自の和風味のテレレは、甘味と塩気の均整が取れ、何とも絶妙。
此れに、濃厚なズーチーが絡んで来るから、さあ大変。
此れ又、独自開発の特製配合のズーチーは、コクが増して最高だ。
御飯が進んで仕方無いが、米にも拘りが有る様で、最近の外食産業は凄いな。
原産地と生産者を指定し、生産者に依る出荷者証明が出来る事を基本とし、
病気や害虫駆除の為の農薬使用を禁止し、除草剤一回のみを許容し、
食味Aランク以上が目標と言い、確かに、米は旨い気がする。
個人的に、水気の多い米よりも、多少固目に方が好きなので合うな。
矢張り、久し振りに頂くと、旨さを再確認出来て良いな。
次に頂くのは何時に成るのかしら。
来世かな…。