◆「横浜らぁめん 桜花」【大宮】
…土曜日。
「かしら屋」でホッピー九杯、「カシラ」十三本を時間を掛けて頂く。
入店した時に居た客は全員帰り、此の日の最古参に成ると言う長尻…。
其の儘、大人しく帰れば良いものを、何でだか、悪さをしたく成ってしまう。
前日は麦酒一杯、ホッピー九杯、「カシラ」十八本を頂いた後、
如何しようかと思案した結果、此の日はメンラーに決定。
昼間、「麺屋 六文銭」でつけ麺を頂いたと言うのに…。
根っからの馬鹿だ。
大宮駅西口で家系ラーメンを頂こうと、二年八ヶ月半振りに此方へ。
◎「生ビール(ジョッキ)」五〇〇円
…此の日は、昼間に「麺屋 六文銭」で麦酒を頂いたが、夜は自重。
其の為、何だか物足り無さが有った為、堪え切れずに呑んでしまおう。
既に、ホッピー九杯を呷った後なので、ヘベのレケの良い所だが…。
矢張り、麦酒は何時頂いても、シュワっとして爽快で旨いな。
勿論、夏には夏の旨さが有るが、涼しく成って来た此の時期の旨さも有る。
御通しにと、刻み叉焼、麺麻、葱にテレレを掛けた物が付く。
◎「醤油ラーメン」六七〇円
…ラーメンはと言うと、少々悩んだが、普通に「醤油ラーメン」にしておく。
もう、酔っ払って、前後不覚に近い状態なので、味もへったくれも無いので…。
こんな状態の人間に食べられるラーメンの方が可哀想だが、勘弁して呉れ。
追い打ちの麦酒も半分以上を呑んだ所へ、ラーメンの御出座しだ。
プースーの表面には、黄金色の鶏油の油層が構築されている。
二年八ヶ月半振りに、先ずは蓮華で其のプースーから行ってみよう。
おっ、此れは可也の高粘度で、ドロッとしている。
何だか、此れは「家系」と括って良い物だろうか、と言う感じ。
まあ、入る具や、卓上の調味料の構成からして、家系ラーメンだな。
然し、何だかしっくりと来ない…。
動物系の出汁がふんだんに出ている感じのとろみだが、豚臭さは余り無い。
醤油ダレの味わいは然程でもなく、動物系のコクと円やかさに押されている。
麺は中太で、ツルツルした食感で、モチッとした弾力が有る様な、無い様な。
プースーとの絡みは良く、麦酒にちょいと気を取られていると、
プースーを吸って、重みを増して来る。
具は叉焼、菠薐草、海苔、麺麻、葱で、特筆すべき点は無い。
後半は卓上の卸大蒜、豆板醤を投入し、味を変えてみる。
酔っ払ってグデングデンの儘に食べ終え、痩せた分を取り返してしまう。
嗚呼、一寸、食べ過ぎだな…。