続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん・つけめん いつ樹」【小作】

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◆「らーめん・つけめん いつ樹」【小作】

 ◎「全部入り海老つけ麺」一〇五〇円

 …昨日。
  前の晩、「かしら屋」でホッピー九杯、「カシラ」十三本を喰らい、
  〆に、ドロッドロの家系ラーメンを平らげ、帰宅して居間で轟沈…。
  此の週末は酒浸りで、肝臓が随分と悲鳴を上げているが、
  如何せん、呑まないと遣って居られないので仕方有るまい。
  さて、朝は八時に起床し、風呂で身を清め、身支度を整える。
  此の日は、天気も良さげなので、出掛ける事にしていた。
  目的地は東京都西多摩郡瑞穂町。
  言わずと知れた、今は亡き、大滝詠一師匠の聖地だ。
  其の瑞穂町郷土資料館「けやき館」に於いて、今月十七日から一月二十四日迄、
  特別展「GO!GO!NIAGARA―大瀧詠一の世界―」が開催中なので。
  まあ、折角なので、序に、青梅にも行ってみようと、東京環状から、
  青梅入間線に入り、青梅駅周辺に辿り着き、駐車場に停めて散策。
  「昭和レトロ商品博物館」、「青梅赤塚不二夫会館」、「昭和幻燈館」を見学、
  十一時半に迫り、そろそろ移動を開始し、昼御飯を食べようではないか。
  瑞穂町に近付くべく東に走り、ラーメン店が密集している小作地区で、
  旨そうな店を探すと、此方の評価が高いので、いざ出陣。
  羽村福生を経て、今は此方で営業し、大久保の「らーめん 五ノ神製作所」、
  西国立の「貝出汁しっぽりラーメン 純子」を輩出している有名店らしい。
  御案内迄に申し上げるが、僕はラーメンヲタクでも何でも無いので悪しからず。
  店に着けば、店外に六名の待ちで、先に店内で食券を購入して並ぶ様だ。
  券売機を見れば、売りは鯛で出汁を取った「鯛塩らーめん」と、
  海老を使用した「海老つけ麺」が有名の様で、限定メニューとして、
  「銀だら搾りらーめん テリヤキ味」と言うのも有り、悩んでしまう。
  初めてで、行き成り限定は無いなと消え、塩ラーメンは物足りないなと消え、
  消去法で「海老つけ麺」が残り、折角なので全部入りにしてしまう駄目中年。
  如何も、死ぬ迄、此の堪え性の無さは直らない様だな…。
  再度、店外の行列最後尾に接続してヂッと待つが、後続客も続々と詰め掛ける。
  中には、いちゃつく目障りなアベックに苛々が募るが、ヴスだから良いか…。
  とは言え、ラーメン店は断じて、ペッティングする所ではない!
  十五分程待ち、漸く暖かい店内に通され、カウンター席に着席。
  男性三人体制で、トリオ・ロス・パンチョスと同じ編成。
  最近は涼しいので、夜中にズリオロス・パンチョスに成る機会も減ったわ…。
  さて、其れから一〇分強で、待望の「海老つけ麺全部入り」が目の前に。
  つけ汁は赤味がかっており、海老の存在感が伝わって来る。
  早速、麺を手繰り、其の赤味の有るつけ汁にドヴンと浸して啜る。
  店外にも海老の香りが排出されている程に、海老が際立っている。
  此の匂いを嗅いだだけで、痛風を発症し、足の親指が疼きそう…。
  然し、実際に啜ってみると、海老の風味は存分に感じられるものの、
  強烈と言う感じは無いが、甲殻類の旨味が程好く堪能出来る。
  香ばしい甘海老の風味と、海老味噌の味わいが味覚、嗅覚を刺激する。
  つけ汁の粘度は高く、ドロッとしており、勢い良く麺を浸してしまうと、
  最後迄は持たなそうな気配で、加減し乍ら浸して啜る。
  麺は自家製の物らしく、全粒粉の様な茶色っぽい極太麺。
  腰、弾力、張り、艶、何れも素晴らしく、食感が心地好い。
  具の叉焼は三、四枚は入っていただろうか。
  赤身の部位は味が染みて、噛み応えが有り、脂身の部位はプルンとしている。
  麺麻が変わり種で、三角形に切られており、ポリンキーの様だ。
  ポリンキーポリンキー、三角形の秘密はね、教えてあげないよ、ジャン!
  懐かしいコマーシャルの脳内再生も終わった所で、味付け玉子に取り掛かる。
  黄身はねっとりとした物で、ピュッと飛び出たりはしないが、濃厚だな。
  最後はスープ割りなんぞ、軟弱な事はせず、原液の儘、グイッと飲み干す。
  「またおま」系に慣れてしまっていると、此の手の一手間加えた物も良いな。

~御負け~
昭和レトロ商品博物館」に展示のカルモチン錠と太宰 治の写真。
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「昭和幻燈館」に展示の昭和の街角の模型。
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