◆「らぁめん ほりうち」【新橋】
◎「チャーシューざるらぁめん(大盛り)」一〇〇〇円
…先週金曜日。
激動の一年だったが、年末年始は何とか、緊急出動の心配も無く、
昨日、二十九日に仕事納めをし、休みに突入する。
今年は夏場以降、随分と休めなかったので、最後位は休みたいわね。
神様の御褒美かしら…。
さて、話は遡って、先週金曜日。
伴天連正月当日だわね。
朝一でお台場に向かい、用事も済み、十三時過ぎに流刑地を離れる。
バス電車に揺られ、内地へと戻る。
時間も時間なので、バシシンこと新橋で、昼御飯を済ませてから戻ろう。
新橋と言えば、「ラーメン 二郎」も在るし、選択肢も多い。
かと言って、大蒜摂取は拙いので、其れは回避し、肉を喰らおう。
新宿の「らぁめん 満来」の流れを汲む、此方の「新橋店」。
本店は何度も御邪魔しているが、支店は三月二十六日以来、二度目の訪店。
時間が少し外れたのか、空席が多く、空いていて助かる。
券売機で何時も通り、「チャーざる」、今回は「大盛り」にしてみよう。
前回、「並盛り」で少し物足りなかったのでね。
汚れたカウンター席を自分で拭き、ヨッコイ、ショーイチと着席。
食べ終わったら、ちゃんと拭いてから帰りなさいよ、全く…。
さて、一〇分強で、肉肉しいつけ汁と、麺の皿を受け取る。
いや~、見ているだけで元気に成れそうだわぃ。
麺を手繰り、肉の隙間に捻じ込む様にして浸し、一気に啜る。
店内に、麺を啜る音が響き渡る。
あっさりした動物系の清湯スープは、鶏ガラの旨味がじんわりと浮かび上がり、
酸味と仄かな辛味が追い掛けて来る感じで、毎度、堪らないな。
こんな、叉焼てんこ盛りの革新的な感じの中に、昭和の昔懐かしさが共存し、
古き良き時代を感じさせて呉れる、何とも味わい深い「ざるらぁめん」だ。
さっぱりとしているのだが、物足り無さは皆無で、一気に胃袋を掴まれる。
麺は大盛りと言う事で、三五〇グラム有ると言うが、多さは然程感じない。
前回頂いた並盛りは二五〇グラムと言い、流石に此れは物足りないな。
ピロピロした平打ちの麺は、艶々と光り輝き、目映い程だ。
ツルツルした口当たりで、いとも簡単に、するすると入って来る。
モチッとした弾力、腰が効いており、矢張り秀逸だ。
時折、刻み海苔の磯の香りが鼻腔を掠めて行く。
さあ、叉焼だ。
金額的にもそうだが、「らぁめん 満来」程の衝撃度は無いが素晴らしい。
以前、本店で頂いた折は、切り方が薄目で、ややパサつきが気に成ったが、
支店の此方では、前回頂いた時に、其の軟らかさと旨さに驚愕した。
今回も、其の旨さは健在で、豚肉の旨味を存分に堪能させて呉れる。
肉の繊維に沿って、ほろっと解れ、歯が無くても噛み千切れそうだ。
最後はつけ汁を原液の儘、グイッと飲み干し、池袋へと戻る駄目中年…。