続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「東池袋大勝軒」【東池袋】

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 ◎「もりなま」八〇〇円

 …昨日。
  色々有った二〇一五年も押し迫り、年の瀬を迎える。
  一年を振り返るだけの記憶力も無く、益々、認知症の様な症状が進行している。
  もう、脳味噌がトゥルットゥルで、凹凸の無くなった軟球の様な感じだろう。
  前日の記憶も怪しいので、早い所、昨日に遡ろう…。
  此の日、やっとこさっとこ、今年の仕事納め。
  三が日も出勤の予定が無く、実に穏やかな年末年始を迎えられそうだ。
  年明けに持ち越さなくて良い様に、残務を片付け、十三時前に外に飛び出す。
  さて、今年最後のラーメンは、何処で食べ納めをしようかしら。
  冬休み、年末休み真っ只中と言う事も有り、「麺処 花田」は大行列。
  「カラシビ味噌らー麺 鬼金棒」も中々に混雑を極めている。
  此りゃ駄目かなと諦めた所、今年を締め括るに最適な店を思い付く。
  東池袋迄歩き、「東池袋大勝軒」系列の総本山の此方へ向かう。
  今年、分裂騒動が大きな話題と成り、和解も不調に終わり、如何成るのか。
  二〇一二年九月二十七日以来、三年三ヶ月振りに御邪魔すれば、
  待ちが発生しているが、店外には溢れておらず、まあ、何とか成りそう。
  木戸を開けて店内に入り、券売機で食券を購入するが、何にしよう。
  元祖「もりそば」の店なので、「もりそば」に生玉子を付けた「もりなま」で。
  店内で一〇分程待ち、食券を手渡し、やっとの事で着席出来る。
  厨房内を見遣れば、おっ、話題の二代目がちゃんと居るな。
  如何して、あんなに頑なに全てを突っ撥ねて、聞く耳を持たないのだろうか。
  まあ、考えが有っての事だろうから、納得する迄、遣ったら良い。
  着席から更に十五分弱で、二代目が麺茹でした「もりなま」の御出座し。
  最近は「滝野川大勝軒」を見慣れている所為か、随分と薄そうに見える。
  早速、麺を手繰り、つけ汁に浸して啜ろう。
  つけ汁は、拳骨、豚足、鶏ガラを基本に、挽き肉や魚の風味を加え、
  すっきりとした旨味と深みの有るコクが組み合わされたと言うのが売り。
  味の印象は、甘酸っぱさが特徴だが、然程の味の衝撃は無い。
  見た目通り、少々薄味で、物足り無さは否めないかな。
  麺は軟らか目で、水切りは殆どされておらず、冷水で濯いで、
  其の儘に盛り付けた様な感じで、水が大量に残っており、丸で釜揚げの様。
  麺の水分で、余計につけ汁が薄まってしまうと言うのは大いに有るな。
  腰や弾力は無く、流動食の様な喉越しで、スルスルは頂ける。
  具の叉焼は、パサパサした硬い物で、他には麺麻、海苔、鳴門、茹で玉子半個。
  其れに生玉子が加わり、黄身を割らない様に口に入れ、つけ汁を飲み、
  口内で割って撹拌し、其の旨さを存分に味わい、満足感を得る。
  今年の話題の店で締め括れたのは良いが、僕は「滝野川大勝軒」で良いかな…。