…先週日曜日。
偶さか、暦通りに休日が取れた先週末。
気付けば、あっと言う間、一月も最終日で、月日の流れは早いものだ。
今年も残す所、十一ヶ月と成り、皆様、年越しの準備は大丈夫でしょうか…。
さて、二〇一七年迄、残り十一ヶ月と成った此の日は、表参道に散髪へ。
正午に原宿駅に降り立ち、腹拵えと、景気付けの一杯を飲りに、
「九州じゃんがら 原宿1F店」へ行けば、行列が発生しており、
階段を上がり、「九州じゃんがら 表参道じゃんがら2F」へ行けば、
此方も大行列で、辟易として、溜息を残し、困った時の此方へ。
昨年三月二十八日以来だが、生憎の満席で、一瞬、如何しようか迷うも、
直ぐに空くだろうと待ち、五分と掛からずに店内に案内され、着席。
◎「生ビール」五二〇円
…さて、直ぐに発注を済ませてしまおう。
勿論、生麦酒と、ラーメンは「特選とろ肉らーめん(しお)」で。
浅黒い東南亜細亜風の男性店員氏から、麦酒を受け取る。
今や、外食産業は外国人労働者に頼らざるを得ない程、人手不足なのだな。
原宿駅から早足で人混みを縫って歩いて来たので、先ずは喉湿し。
グイッと呷り、食中り気味の胃袋をアルコール消毒する。
◎「特選とろ肉らーめん(しお)」一二九〇円
…麦酒が三分の一も呑み切らない中、早々にラーメンの御出座し。
麦酒の摘みに、七二〇円の「とろ肉別皿盛り」を発注しようかと思ったが、
肉の枚数も同じで、此の方が値が張るので、「特選」を選択。
取り敢えず、別皿の具を一切合切、ラーメンに移し、プースーを吸わせよう。
さて、先ずは、取りも直さずプースーから啜る。
もう、勝手知ったる、御馴染みの安心、安定の味を堪能。
豚骨の円やかさと、塩ダレのコクと、大蒜の様な風味も遠くで感じられる。
豚骨、野菜、干魚を夫々に合った温度で煮出した後、混ぜ合わせ、
完成させていると言い、最後の一滴迄飲み干せる事を意識している為、
必要以上に塩分を加えていないと言うのが売りで、其れが甘味の所以だろう。
旭川の本店でも頂いた事が有るが、今や、都内でも定番店だ。
麺は細い縮れの効いた物で、加水率が低目で、ザラッとした口当たりが良い。
無論、茹で加減、シコシコとした腰も十分に感じられる。
スルスルっと入って来て、啜り心地が好きだ。
さあ、麦酒の摘みに、プースーに浸した「とろ肉」に取り掛かろう。
豚一頭から僅か二~三〇〇グラムしか取れないと言う貴重な頬肉で、
鮪のトロの様な軟らかさと深い味わいを兼ね備えていると言う通り、
ムチッとした赤身の弾力と、トロンと蕩ける脂身の軟らかさが最高だ。
プースーを吸い、余計に蕩けて、尚更旨い。
味付けも確りしており、延々と食べていたい程だ。
具は他に、麺麻、木耳、鳴門、葱、小梅。
プースーと麺も、麦酒の摘みにし乍ら、最後は全て飲み干すポンコツおぢさん。