◆「らーめん つけめん 鶏の穴」【池袋】
◎「トリミソラシド」八五〇円
…水曜日。
真ん中もっこり水曜日の此の日、世間様では節分らしい。
其の昔、大殺界に数年間突入していた時、此の節分が切り替わりらしく、
此の二月三日の到来に一喜一憂していたな。
今と成っては、もう気にしなくなったが。
其れより何より、前厄で厄年真っ只中なのでね…。
此の日は終日池袋での勤務の為、昼御飯は一応、きちんと摂れる。
月も改まったので、向かう先は一つ。
月替わりの限定ラーメンを提供する此方へ。
昨年の一月から、毎月欠かさず頂いており、すっかり月例行事だ。
一応、今月も過去を振り返って置こうかね。
一月「カレーとチーズのらーめん（カリーぱみゅぱみゅ2015ｖｅｒ.）」、
二月「生姜風味でぽっかぽか～ クロマニョン人ジャー」、
三月「鶏白湯の担々麺」、
四月「アサリとニンニクのらーめん ボンゴレチョップ」、
五月「バジルのらーめん 中華そバジル」、
六月「たらこの和えつけ麺 タラちゃん」、
七月「中細麺のあっさりつけ麺 ゆじゅ」、八月「冷やしラーメン 夏、投入」、
九月「酸味と辛味のハーモニー さんらーたん。」、
一〇月「ままま」、十一月「かぶりチキン」、
十二月「カキとほうれん草のらーめん ｔｈｅ オイスターズ」、
そして先月は「とろーりチーズのチゲらーめん」と来ている。
さて、今月はと言うと、出た！駄洒落メニュー。
其の名も「トリミソラシド」と、内容の察しが付き、分かり易いのは認めよう。
冬場は矢張り、味噌や、保温、発汗作用の有りそうな物に偏る。
店は行列が出来ており、五分程待ち、漸く着席出来る。
此方は毎回思うが、女性客が多く、コラーゲン摂取に来ているのだろうか。
程無くして、ラーメンが配膳され、期待が高まる。
早速、蓮華でプースーから啜れば、とろみが有り、此方の売りの鶏白湯だ。
其りゃ、コラーゲンが豊富だわね。
味はと言うと、甘味が強く感じられ、味としては薄味か。
味噌は白味噌と思われ、此れに鶏白湯が相俟って、更に甘く感じられるのか。
ほんのり魚介の味噌ラーメンと謳っているが、プースーに魚介は感じられず、
大根の上にあしらわれた魚粉が溶け出すと、微かに魚介風味が加わる。
麺は縮れの有る細麺で、プリプリした食感の物で、先月と同様か。
プースーに依って、確りと麺も変えて来る芸の細かさも好きだ。
具の鶏叉焼は、表面が軽く炙られており、皮目が香ばしい。
豚肉の叉焼を炙った物に関しては、僕は懐疑的に思っているが、鶏肉は良いな。
味付けも確りとしており、軟らかさと弾力を併せ持っている。
大根は軟らかく、御田の様な感じで煮込まれており、ホッと落ち着く。
他には萌やし、糸唐辛子、韮が入り、味噌ラーメンらしさが有る。
最後はプースーを全て飲み干し、汗を掻いて、小父さんは退店。
