続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「ジャンクガレッジ 大宮駅前店」【大宮】

イメージ 1

◆「ジャンクガレッジ 大宮駅前店」【大宮】

 ◎「ラーメン(並)」七〇〇円+「豚増し」二〇〇円

 …木曜日。
  今週末、日曜日が出勤に成る為、其の代休を宛がった此の日。
  晩は暫くは御邪魔出来ないと思われる「かしら屋」を訪れ、
  ホッピーを呑み乍ら、「カシラ」を存分に味わい、すっかりヘベのレケ。
  酔うと駄目で、てんでだらしなく成ってしまう。
  呑んで気が大きく成ったのか、将又、ストレス解消、翌日の仕事を前に、
  英気を養う為か、彼是と自分の中で言い訳を考えつつ、移動を開始。
  大宮駅の東口へと渡り、一瞬、聖地「ラーメン二郎 大宮店」とも思うも、
  こんな酔っ払った状態で御邪魔するのは、冒涜している様な気がして自重。
  亜流の此方で大蒜を摂取してみようと、悪さを思い付く。
  店に着き、硝子戸を開けて中に入り、先ずは、券売機で食券を購入。
  さんざっぱら呑み喰いした後にも拘わらず、ラーメンは「並」で堪えるも、
  「豚増し」の釦を押してしまっている堪え性の無さ…。
  此れは、死ぬ迄直らないな。
  自分の駄目さ加減を痛感した所で、空いた席に腰掛け、食券を提示する。
  冷水を呷り乍ら、十五分近くは待っただろうか。
  漸く、無料の乗せ物を訊かれる段に成り、「全増しを大蒜で」と告げる。
  生姜より、大蒜の方が断然旨いので、きちんと御願いしないと。
  丼を受け取り、二〇一五年七月二十二日以来、七ヶ月振りの御対面。
  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  豚骨、背脂、各種野菜を時間を掛けて入念に煮込んだと言う売りだが、
  とろみ、濃厚さは余り感じられず、サラッと、軽めの印象。
  昔の様に、ガツンとパンチの効いた、脳味噌を揺さ振られる様な力強さは無い。
  若干、化学的な味わいが強めに感じられるのが気には成るが。
  卓上の醤油ダレを野菜にぶっ掛け、先に片付ける。
  茹で加減は相変わらずに良く、シャキシャキとクタクタの中間。
  降り注がれた背脂の甘味も相俟って、至って美味しく頂ける。
  麺を引っ張り上げれば、言わずと知れた「ニッセーデリカ」の物。
  昔の「浅草開化楼」の麺が偲ばれるが、此の麺にも随分と慣れた。
  表面をツルっとしているが、縮れの効いた太麺で、腰、弾力共に悪くない。
  プースーに溶け出した刻み大蒜を絡ませ乍ら、麺をワッシワシと喰らう。
  嗚呼、久し振りの此の手のラーメンの旨さに、酔っているが感動する。
  豚はと言うと、もう数年来、此方の豚は駄目だ。
  白茶けて、豚臭さが出てしまって、現「ジャンプ」店主氏が居た頃の、
  最高で、身悶えする程に旨い豚の面影は丸で無く、別物だ。
  然し、来る度に、何時の日か、あの頃の豚に戻っていやしないかと、
  淡い期待を抱いて、「豚増し」釦を押し続けてしまう。
  もう諦めるかな…。
  酔っ払った後の〆のラーメンとしては最高に身体に悪い物を頂き、御満悦だ。
  前日、高血圧治療に掛かり始めたと言うのをすっかり忘れているが…。