続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺屋 ORIGAMI」【浦和】

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◆「麺屋 ORIGAMI」【浦和】

 ◎「ORIGAMIつけ麺」七七〇円

 …休日も二日目にして最終日。
  明日からは、十三連勤に成るかも知れないと言う危機で、憂鬱しか無い。
  折角、昨晩は「鮨処 いっしん」の旨い寿司で癒されたと言うのに、
  重苦しくサザエさん症候群が圧し掛かって来て、陰鬱とした心持ちだ…。
  今朝は八時過ぎに寝床から這い出し、午前中は極めて自堕落に過ごす。
  夕方から呑み会の為、動き出しは早めに、十一時過ぎに外へ出る。
  昨日もつけ麺だが、今日も今日とてラーメン、つけ麺気分。
  偶には、浦和方面にでも行ってみようと、自動車を走らせる。
  何とは無しに目星を付けていたのが此方。
  国道十七号線を南下し、さいたま市役所を左折して辿り着く。
  以前に来た覚えが有る場所だなと思ったら、「羅麺家 匠」の跡地。
  近くの時間貸し駐車場に停め、店に着き、木戸を開けて店内へ。
  券売機が立ちはだかり、食券を購入する。
  天気も良く、暑い程で、僕からしたら夏日なので、つけ麺が良かろうな。
  腹も余り減っていない為、麺の量は其の儘、余分な乗せ物も付けず、
  「ORIGAMIつけ麺」の釦のみを押っぺし、食券を購入し、席に通される。
  冷水は檸檬味で酸っぱいが、個人的には普通の水が良いな…。
  さて、一〇分程でつけ麺が運ばれて来るが、随分と上品だな。
  つけ汁は煮干しが効いていそうな、ドヴの様な色をしていて蠱惑的だ。
  麺を手繰り、其の煮干しのドヴに浸して啜ろう。
  真っ先に、煮干しの蘞みがガツンと感じられ、心を掴まれる。
  自家製の煮干し油の風味の様だが、此のパンチは効いていて素敵だ。
  つけ汁は思った程に粘度は無く、寧ろ、サラッとした低粘度の物。
  大量の鶏ガラに、豚、鶏、野菜を加え、強火で一〇時間以上煮込み、
  旨味をギュッと凝縮させた濃厚スープのクリーミーなつけ麺と言う売りだが、
  意外とあっさり、さっぱりと頂ける仕上がりに成っている。
  鶏主体の無化調スープなので、優しい味わいが感じられるのかも知れないな。
  麺は、厨房に「三河製麺」の麺箱が置かれていたので、多分そうなのだろう。
  ピカピカと光り輝く麺は、平打ち麺で、ツルツルした口当たり。
  モチモチとした食感が心地好く、噛むと弾力が有って宜しい。
  具に目を転じれば、叉焼は短冊状の物で、麺麻は穂先麺麻で、何れも好印象。
  珍しい所では、石蓴が入る点で、磯の香りが加わる。
  最後は、スープ割り用のポットが置かれていたので、普段は絶対にしないが、
  つけ汁を割って飲み干せば、じんわりと汗が滲んで来る。
  もう、季節は夏だな…。