続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「中華そば 麺や食堂」【本厚木】

イメージ 1

◆「中華そば 麺や食堂」【本厚木】

 ◎「ちゃーしゅーそば」一〇五八円+「味玉」一〇八円

 …昨日。
  先週末は何とか普通に土日に休みが確保出来、月曜日からは六連勤。
  土曜日と言えども、世間様が遊び呆けている間も、こちとら労働だ。
  朝から電車を乗り継ぎ、BOOK厚木に向かい、仕事へと雪崩れ込む。
  六日目とも成ると、肩凝りが尋常ではなく、身体の重たさも半端では無い。
  肩を金槌で殴って欲しい程で、何かしらの霊が憑りついていやしないかしら…。
  さて、十三時を廻り、BOOK厚木の街の観察がてら、昼御飯を摂ろう。
  こんな機会は滅多に無いので、十数年来の宿題店へ突撃しよう。
  昔は「麺や食堂 ブラジル」と名乗っており、今は「ブラジル」が取れている。
  店に着くと、流石は土曜日、ブルジョワジーで賑わっている。
  店頭に行列が形成され、暫し、ヂッと待つ事にしよう。
  十五分程で中に入る事が出来ると、店内は駄菓子屋の様な造りに成っており、
  実際に駄菓子も販売しており、七〇年代の歌謡曲が流れている。
  カウンター席に通され、発注をするが、折角なので、奮発してしまおう。
  「ちゃーしゅーそば」に「味玉」を付けてしまい、豪気に行こう。
  さて、其れから一〇分程でラーメンが運ばれて来るが、実に美しいな。
  キリっと凛々しい、淡麗なラーメンと言った佇まいだ。
  いざ、蓮華を手に取り、先ずはプースーからじっくりと味わおう。
  おっ、魚介の出汁が確りと効いていて、醤油ダレも切れとコクが有る。
  出汁は瀬戸内の「粟田水産」の上煮干しと、特殊製法で仕上げた鰹節を使用し、
  低温温風乾燥で自然の味を閉じ込め、酸化防止剤に天然ヴィタミンEを用いた
  煮干し、高イノシン酸保有する鰹だけを使用し、コクの有る出汁に仕上げた、
  そんな能書きが書かれているが、良く分からないが、旨い事には間違い無い。
  水は、出汁の味を最大限に引き出す為、一千万分の一と言う極小の濾過機で、
  不純物を極力取り除いた「RO水」と言う物を使用しているとの事。
  醤油は、料亭で使われるヒゲタの「本膳」で、醤油の旨味を表す窒素の数値が、
  通常一.五から一.八位に比べ、「本膳」は二.〇と言う事で、
  出汁に円やかさを加える唯一無二の醤油と本醸造濃口醤油を配合と言う。
  又、香り付けとして、香味油を使用している様だ。
  大和豚で抽出した上質な油で大蒜、生姜、葱をじっくりと炒め、
  臭味を取り除いた後、黴付け後に二年間熟成させて旨味を凝縮した鰹節を加え、
  風味を閉じ込めていると言い、鼻腔を擽るのは此れなのだな。
  そして、見るからに素晴らしいのが麺だ。
  吃驚する程の極細麺で、しなやかな口当たりで、此の食感は絶妙。
  小麦粉は北海道産「春よ恋」を主体に、強い腰を付加する為、
  亜米利加合衆国、加奈陀産の「ダークノーザンスプリング種」を配合し、
  添加麩質、酸化防止剤は一切不使用を謳い、身体にも良さげだ。
  製麺機は工場等で使用する大型の機械を使用しており、
  個人店等で所有する機械の圧は通常六寸だが、大型機械であれば、
  八寸の圧を掛ける事が出来、歯応えの有る程好い弾力を生み出せるらしい。
  蘊蓄は兎も角、此の麺は流麗で、啜り心地の良さは格別だ。
  具は茹でた萌やしが真ん中に乗るが、シャキシャキとクタクタの中間で良い。
  叉焼はと言うと、豚肉が四枚、鶏肉が二枚。
  豚叉焼高座豚との事で、肩ロースだろうか、赤身の部位が多目だが、
  適度な噛み応えが有りつつも、軟らかさも兼ね備えており、嫌いではない。
  鶏叉焼は胸肉で、しっとりとして、ムチッとした食感で、胸フェチには良い。
  麺麻は極太で、ポリポリ、シャキッとした物で、此れも高得点。
  味付け玉子は黄身がねっとりとして、トロトロと言う訳ではないが、
  濃厚さが感じられる出来栄えの物で、「味玉そば」が人気一位と言うのも納得。
  至って美味しく、満足行くラーメンに、久し振りに、此の手のあっさり目、
  さっぱり系のラーメンの旨さを思い知り、プースーも綺麗に飲み干す。
  此りゃ、再訪したいな。

~御負け~
木曜日に御邪魔した「横浜家系ラーメン 壱七家」の「ラーメン」。
此れから、毎週木曜日は此れかな…。
イメージ 2