続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ジャンクガレッジ 大宮駅前店」【大宮】

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◆「ジャンクガレッジ 大宮駅前店」【大宮】

 ◎「ラーメン(並盛)」七〇〇円

 …昨晩。
  週末の休日前の花金。
  BOOK厚木での仕事を終え、大宮駅でぶらり途中下車をして、
  「立ち飲み日高」で一頻り酔い痴れ、ヘベのレケに成り、
  気持ちもどん底に落ち、情緒も不安定に成った所で、〆のラーメンに向かう。
  其の儘、大人しく家に帰れば、随分と金も溜まっただろうに…。
  酔っ払って、足取りも怪しく、前後不覚に近い状態だが、如何しても、
  ラーメンが食べたくなってしまう病は治りそうもない。
  店に着けば、店内は満席で、数名の待ちが発生しているが、直ぐに回転しそう。
  其れならばと店内に入り、券売機で食券を購入してしまおう。
  流石にこんな状態なので、「ラーメン(並盛)」のみで我慢しよう。
  間違っても「小豚増し」の釦は押さずに堪える…。
  程無くして席も空き、食券を提示し、膀胱を空っぽにしたり、
  冷水を呷ったりして出来上がりを待つ。
  一〇分程で無料の乗せ物を訊かれ、「全増し、大蒜で」とはっきり告げる。
  丼を受け取れば、野菜の山も控え目で、随分と大人しく成ったな。
  其れに、プースーの量も矢鱈と少なくなって、「まぜそば」かと見紛う程。
  昔は、プースーが零れない様に冷や冷やし乍ら丼を受け取ったものだが…。
  昔の「ジャンクガレッジ」の良さは、「ジャンプ」で脈々と受け継がれている。
  蓮華を丼の中程迄、深く捻じ込み、プースーを掬って啜る。
  化学調味料がヴィンヴィンと効いたプースーは、酔った身体でも十分分かる。
  二月二十五日以来、三ヶ月振りだが、偶には良いな。
  ゲンコツ、鶏ガラ、背ガラ、モミジ、香味野菜を八時間丹念に炊き込み、
  旨味だけを凝縮する為に余分な水分を飛ばした後、ゼラチン質が多い、
  トロトロした其の凝縮スープに背脂を投入すると、其の凝縮されたスープに、
  コクと旨味と甘味を与え、麺との絡みが格段に増すと言う謳い文句。
  無論、「ジャンプ」の御店主氏が切り盛りしていた時の味わいには程遠いが…。
  野菜の山には卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でぶっ掛ける。
  茹で加減はシャキシャキとクタクタの中間で、此れは好みだ。
  プルプルでゴロゴロの背脂も旨さを付加させ、シロコロホルモンの様。
  麺は、特注の強靭な腰を持つゴワゴワした極太麺。
  強力粉オーションだけで打たれた麺は、強い小麦の風味を持ち乍らも、
  独特の食感を持つ逸品と言う触れ込みの「ニッセーデリカ」の製品。
  「浅草開化楼」の頃の麺には遠く及ばないが、此の麺にも随分と慣れた。
  縮れの効いた麺に、刻み大蒜が纏わり付き、休日前の花金だからこそ許される。
  豚はと言うと、もう見るからに期待は持っていない。
  最早、此方に往時の豚の出来を求めるのは、無理と言うものだ。
  硬さが有り、パサつき、豚臭さも感じられ、がっかりな代物。
  矢張り、豚は「ジャンプ」で堪能するに限る。
  豚は残念でも、総じてラーメンは合格点と言える味わいなので、まあ良かろう。